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Fenderの下位ブランド「スクワイア」

スクワイア/スクワイヤーのブランド名は、フェンダー社が1965年に買収した弦メーカーの「V.C. Squier Company」に由来する。

もともとはフェンダーとは違う会社。傘下に入り、その名は安価なフェンダーギターをリリースするブランド名として受け継がれました。

スクワイアのギターは質が悪い?

ネットでもリアルでも「スクワイアはやめておけ」「スクワイアは良くないよ」という助言を度々耳にします。

その一方で「スクワイアは値段以上」「初心者に最適」という評もあります。

主観評価とはいえ、これほどまでに評価が分かれる原因とは一体どこにあるのでしょうか。

スクワイアにはいくつもの「シリーズ」がある

他の大手ギターメーカーと同じく、スクワイアの製品も価格別・コンセプト別にシリーズ分けされています。

上位のシリーズと下位のシリーズでは品質に大きな差があります。前述のように評価が割れているのは

「全てのシリーズをひとつの"スクワイア"として見ている」

という人が多いからだと考えられます。USAカスタムショップとチャイナフェンダーを並べて評価しているような感じです。

最上位シリーズ「Classic Vibe」

スクワイア最上位のシリーズがこのクラシックヴァイブシリーズです。Fenderの代表的なモデルをリファインし、厳しいCC(クオリティコントロール:品質管理)を経てリリースされています。

海外のレビューサイトや雑誌でも高い評価を得ているシリーズで、安ければ市場価格3万円程度で購入できるにもかかわらずフェンダージャパンやフェンダーメキシコに勝るとも劣らない仕上がり。

輝くメーカーロゴやグロス塗装のネックなどルックスにも力が入れられており、ひと目見ただけでは10万円以下のギターには見えないほど。フレットエッジの成形、ナットの溝切りも他のシリーズとは一線を画します。

古き良きに一工夫「Vintage Modified」

ヴィンテージモデファイドは古き良きギターの仕様を継承しつつ「まるで改造したような」アレンジが加えられているシリーズです。

全体的な品質はクラシックヴァイブよりも低く、まさに値段相応。

しかしながらハムバッカーを積んだストラト・テレキャスなど現代のプレイヤーが好みやすい仕様が多く一定の評価を得ています。

大手ピックアップメーカー「セイモアダンカン」が設計した専用ピックアップを搭載しているモデルが多いことも特徴のひとつです。

標準的な「Standard」

その名の通り大きなアレンジがないスタンダードな仕様のシリーズです。

そこそこの品質、そこそこのお値段。とはいえ初心者用のギターとして十分な品質を持っているため、まずはこのシリーズを狙って購入してみても良いでしょう。

興味深いのはサドルがブロックタイプで、かつ他のシリーズでは使用されていないものであるという点。

丁寧に面取りされているのでブリッジミュートがとてもやりやすいんです。個人的にこのサドルだけ別売りして欲しいくらい。

段々安ギターっぽくなってきた「Affinity」

スタンダードに近い仕様で、さらにコストダウンされているシリーズです。

アフィニティあたりから安ギターらしい粗が目立ち始めます。

例を挙げると少し太めのネック(細さや形状にこだわると手間がかかる)、安っぽいパーツと塗装(単色ベタ塗りが大多数)、木が痩せる時期にアタリが強くなるフレットエッジ、など。

ギターとしての音は決して悪くありませんし、演奏性も他者の激安ギターと比べたらずっと良いのですが上位モデルほどの感動とお得感を得ることはできないかもしれません。

「とりあえずなんでもいいから買ってみたい」人におすすめ。

クオリティのレベルとしてはPhotogenicやSELDERの良個体程度です。

これぞ安ギター「Bullet」

アフィニティからさらにコストダウンされたのがバレットシリーズです。

ストラトなのにトレモロがついていなかったり(ハードテール)、ペグの品質が極端に低かったりと安ギターの特徴をたくさん持っています。

お店によっては1万円以下で買えるほど安いため、こちらも「とりあえず」な人に向いているギターですが、個体差が大きいので「今は"とりあえず"だけどある程度長期に渡ってギターを弾きたい」という人には向いていないかもしれません。

そんなバレットですが、最近になって多少の品質向上が見られるようになり、アフィニティに少し近いレベルの個体も増え始めました。

改造前提、パーツ交換の練習台としては十分でしょう。

さらにVMシリーズのようなアレンジ仕様のギターも現れ始めました。

上記画像はムスタングのボディにハムバッカーとトグルスイッチ、ハードテールのブリッジを載せたモデル。

初心者に嬉しい軽量&ショートスケール、ノイズに強く歪ませやすいハムバッカー、シンプルなスイッチ・ブリッジ構造。

オリジナルムスタングのファンには受け入れられない仕様かもしれませんが大変興味深いモデルです。実際に海外では人気商品となり、Youtubeに多数の演奏動画がUPされています。

忘れちゃいけない「公式品」

スクワイアはフェンダーの傘下にあるブランドです。

すなわち「ストラトキャスター」「テレキャスター」「ストラト」「テレ」「ジャズマスター」「ジャガー」「ムスタング」などのフェンダーネームを公式で名乗ることができるのです。

「ストラトタイプ」「ST」ではありません。「ストラトキャスター」なのです。

名前やブランドを重視する人、名前に愛着やあこがれを感じる人にはとても魅力的なポイントでしょう。

ここでは紹介していませんがエレキベースも同じように「ジャズベース」「プレシジョンベース」「ジャガーベース」「ムスタングベース」を名乗っています。

さらにギターによってはフェンダーのロゴが入ったパーツを搭載しています(サドルやトレモロなど)

その姿はまさにフェンダーギター。フェンダーに憧れる若者や第二第三の趣味としてフェンダーギターを持ちたいオトナには嬉しい仕様です。

一方で、公式品であってもヘッドのロゴがフェンダーでなければ認めないというファンも少なからず存在します。特に日本ではこのタイプの人が目立ちやすく、廉価ブランドの肩身が狭くなる一因となっています。

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