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シンギュラリティとは?AIが進歩した未来社会を考える

ここ最近「シンギュラリティ」(技術的特異点)という言葉が流行ってきました。このまとめではシンギュラリティについての簡単な説明とそれが起きた際の未来社会の考察をしたいと思います。

更新日: 2017年10月04日

TOKYOPMさん

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シンギュラリティ(技術的特異点)とは何?

シンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事。人類が人工知能と融合し、人類の進化が特異点(成長曲線が無限大になる点)に到達すること

アメリカの有名な発明家、レイ・カーツワイル氏によると・・・

レイ・カーツワイルは、歴史研究の結果、技術的進歩が指数関数的成長パターンにしたがっていると結論付け、特異点が迫っているという説の根拠としている。

未来学者であり、発明家でもあるレイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)氏が、「2029年ごろにコンピュータが人間の知性レベルに達する、もしくは凌駕する」との見通しを示した。

2029年頃にAIが一人の人間の知性レベルに追いつくと彼は推定しています。

コンピューター・人工知能の能力が、全人類を合わせた位の知能をもつようになる時期を2045年と予測。

2045年には全人類の知能の総和をひとつのAIが超えてしまうとカーツワイル氏は主張します。この時点になると、AIの進歩は我々人類には到底理解の及ぶものではなくなり、未来予測ができなくなります。これをシンギュラリティ(技術的特異点)と呼ぶことが多いようです。

シンギュラリティの根拠となる「ムーアの法則」とは?

シンギュラリティ(技術的特異点)は「ムーアの法則」というものが基になっています。

“コンピュータの性能は、18~24ヵ月ごとに倍になる”というものです。2045年問題とも呼ばれているこの問題は、コンピュータ技術や生命科学を合わせた驚異的な進歩や発展が指数関数的に起こります。つまり、人類が経験したことのない、人工知能の世界の幕開けが予想されます。

このペースをもとに推定された結果がカーツワイル氏が主張する2045年のシンギュラリティです。

2030年頃登場?「汎用型AI」について

「汎用人工知能」はまだこの世には存在していません。一昨年頃から世界中のさまざまな機関が研究開発をスタートさせたばかり。何か一つの役割に特化するのではなく、囲碁を指すことも、会話も、事務作業だってできる。人間はいわば汎用型の頭脳、知能をもっていますが、そんな人間と同じ振る舞いができるものを作ろうというコンセプトです。

2016年にDeepMind社のAI、AlphaGoが世界トップクラスの囲碁棋士を破ったことは大きなニュースになりました。
しかし、AlphaGoは囲碁に特化した特化型人工知能に過ぎません。特化型人工知能のみであれば、当然人間の失業は起きますが部分的なもので済みます。
ところが、あらゆる物事に対応できる汎用型人工知能が登場すると話はそれだけでは済まなくなります。

天才ではない普通の人にとって、人工知能に対する最大の強みは総合力でした。特化型人工知能は果たせる役割は何か一つにかぎられ、人間がある程度命令しないと動くことができなかったからです。
しかし、人間と似たような知性をもつ汎用人工知能は、総合力さえも兼ね備えるかもしれません。

日本で汎用人工知能の開発をリードしているのは、代表をドワンゴ人工知能研究所の山川宏さん、副代表を東京大学の松尾豊先生らが務める「全脳アーキテクチャ・イニシアティブ」。彼らによると、2030年には汎用人工知能開発の目処が立つと言われています。

汎用型人工知能の登場は2030年頃との推測があります。カーツワイル氏は2029年に人工知能が一人の人間の能力を超えると推測しましたが、これとも近似しますね。

AIに労働が奪われる?

人工知能(AI)技術が社会に普及すると、日本の国内総生産(GDP)が平成42年に50兆円増える一方で、雇用者数は240万人減るとの試算を三菱総合研究所がまとめた。人間に代わって機械が工場での作業や一般事務をこなすようになるのが原因。

AIの進歩は経済成長を促進する一方で多くの失業者を生みます。
「持つ者と持たざる者」の格差社会は深刻化するかもしれません。

2013年にオックスフォード大学のオズボーン氏等が発表した論文『雇用の未来 ( THE FUTURE OF EMPLOYMENT:HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION ? )』によると、今後10~20年程度で、アメリカの雇用者の約半分は、人工知能 (AI) やコンピューターによって仕事が代替されるリスクが高いという。

では、AIの進歩で大量に失業者が出る社会にどう対応したら良いのでしょうか?

AIによる失業問題を解決?「ベーシックインカム」とは?

政府がすべての国民に最低限の生活(衣・食・住)保障を定期的に与えてくれるというもので、国民の誰もが一律の現金を、無条件で得られるというシステムのことです。

ベーシックインカムとは、保有資産や所得の高低にかかわらず、全国民に最低限の生活が可能になる金額の現金を、毎月配布する制度です。

失業者が増えるのなら、働かずとも生きていける社会にしてしまえ!ということですね。
AIが進歩した未来では不可欠の制度になるでしょう。

AIやロボットが人々の雇用を奪うといわれるなか、すべての人々に生活費を供給する「ユニヴァーサル・ベーシックインカム」の導入を検討する地域も出始めている。

2017年1月1日、フィンランドが国家レベルでは欧州ではじめて試験的なベーシックインカムの導入を開始した。このプロジェクトでは、1月から2018年12月まで、無作為に選出された2000人の失業者に対して月に560€(日本円にして約6万8000円)を支払うというもの。

実験結果が楽しみですね。

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TOKYOPMさん