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現金5万円が5万9500円で出品?次は特殊景品…メルカリで起きた「現金出品」は何が問題?

フリーマーケットアプリ「メルカリ」上では5万円が5万9500円で、20万円が24万円で出品されていましたが、貨幣が額面以上の価格で取引されていた理由のひとつがクレジットカードの現金化。多重債務者など現金が必要な人たちにとってメルカリは都合の良い手段だったようです。

更新日: 2017年04月27日

egawomsieteさん

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■メルカリ、現金・交通系ICカード・特殊景品の出品を禁止

インターネット上のフリーマーケットアプリで、現金(現行流通紙幣)などクレジットカード枠の現金化を主な目的とした「商品」が多数出品されていたことが発覚した問題。先に現金の出品を規制したメルカリが、さらにSuicaなどの交通系ICカード(キャッシュをチャージすることができる)、そしてパチンコ店などで換金に用いられる特殊景品の取引を、資金洗浄を目的とした取引にあたるとする内規をもって禁止し、出品の削除に乗り出していることが、ねとらぼの調査で明らかになった。

ことの発端は数日前である。フリマアプリ「メルカリ」において、現行の日本銀行券、つまり一万円札などが額面以上の金額で売られていることが広く周知されるようになった。22日、メルカリは「当初予測していなかった」としてこれらの出品を禁止。すると今度は、Suicaなどの交通系ICカードに高額のチャージを行ったものが出品されるようになった。

そしてさらにパチンコ店などが換金用に交換している特殊景品までが槍玉に上がったわけだが、現状、いたちごっこが続いている状況があるわけであり、つまりはもしかしたらまた新たなる手口が出現してくるかもしれず、これで抜本的な事態の解決につながるのかはまだ分からない。

 これらの問題について、政府も事態を憂慮しており、詐欺罪などに当たる可能性もあるとして、消費者庁からは警告が発せられている。また、クレジットカード会社は、カード枠現金化と呼ばれる取引を禁止していることが普通である。

 なお、同様の問題はメルカリだけでなくヤフオク等同じ運営構造を持つ別のフリマアプリでも起こっており、社会全体での対策が待たれるところであるが、こういった問題に対処するサプライヤー側のコストは馬鹿になるものではなく、また、あまり過度の締め付けを行うと市場そのものが委縮してしまうのではないかと指摘する向きもあり、対応には大胆さと慎重さが併せ求められる難しさがある。

■メルカリで今度はパチンコの「特殊景品」が出品される ユーザーとの激しいイタチごっこが発生中

現金が出品され物議を醸していたフリマアプリ「メルカリ」で、今度は換金できるパチンコの特殊景品が出品されていることが発覚した。ネット上では、メルカリ側と出品者側の「イタチごっこ」だとして話題になっている。

Suicaのチャージ金額はそのまま買い物に使えるだけでなく、手数料220円を払えば、払い戻しをして現金に換えることもできる。しかし、こちらもメルカリによって即座に出品が削除された。

次に登場したのが、紙幣でできた「魚のオブジェ」だ。1万円札を折って、魚の形にしたものをで、アート作品だと強弁できなくもなさそうだが、こちらもすぐに削除された。

続いて登場したのが、パチンコの特殊景品だ。パチンコでは、出玉を特殊景品と交換し、さらにそれを景品交換所で換金する「三店方式」というシステムがある。今回メルカリには、特殊景品の一つ「金景品」としてプラスチックケースに入った純金計1.0グラムが7800円で売られていた。キャリコネニュースが都内の景品交換所に聞いたところ、5500円で換金できるという。

メルカリでは、現在使われている紙幣や硬貨の出品は元々禁止されていた。しかし現行の通貨でも希少価値の高いものを取引したいというユーザーからの要望があり、今年の2月に出品を解禁したところだった。同社の広報担当者は次のように語った。


「2000円札や穴の位置のずれた5円玉など現行の貨幣でも希少価値の高いものはあります。こうした商品を売買したいというコレクターからの要望があり、出品を解禁しました」

しかし希少価値があるとは思えないただの紙幣が出品されたため、「不正な取引につながる恐れがある」として方針を変更。4月22日には現金の出品が再度、禁止された。

それ以降、Suicaや紙幣でできた「魚のオブジェ」が出品され、イタチごっこになってしまったのはすでに述べた通り。パチンコの特殊景品については、まだ確認中だという。


「パチンコの特殊景品については、現在確認中ですが、近いうちに削除されると思います。現在、出品されている商品については目視で確認しており、不正な取引につながりそうなものは削除しています」

不正な出品かどうか判断するのが難しい場合もあるが、「出品者の他の商品も確認し、個々に判断をする」という。

現金に換えられる商品を出品する人と購入する人、そして同社の間でイタチごっこが繰り返されているのが現状だ。次は一体どんな商品が出品されるのだろうか。

■ネット上に現金出品 違法のおそれあり 金融庁が対応検討

インターネット上でさまざまな物が売買できる場に、現金の出品が相次いだことについて、金融庁は、貸金業法違反に当たるおそれもあるとして事実関係を確認するとともに対応を検討する考えを示しました。

フリーマーケットのように利用者どうしが手軽にさまざまな物を売買できるスマートフォンアプリの「メルカリ」や、インターネットのオークションサイト「ヤフオク!」では、現金が出品されるケースが相次ぎ、運営会社がマネーロンダリング行為にあたるおそれがあるなどとして、現金などの出品を禁止し削除する措置を取っています。

これについて25日の衆議院の財務金融委員会で、金融庁の遠藤監督局長は「現金をオークションなどに出して取り引きすることは、出品者が貸金業に、ネットオークションの事業者は貸金業の媒介にあたるおそれがある。貸金業の登録を取っていない場合は法律違反で刑事罰の対象となる」と述べ、今後、事実関係を確認したうえで、ほかの省庁とも協力して対応を検討する考えを示しました。

また、運営会社が現金の出品を禁止したあと、出品が相次いでいる高額なチャージをしたとするIC乗車券についても、「貸金業法上どうなるのか、さらに検討させていただきたい」と述べました。

■ネットに「現金」出品相次ぐ 資金洗浄に利用の恐れ

中古品をはじめとしたさまざまな商品を個人間で売買するインターネットのサービス上で、1万円札などの現金が相次いで商品として出品されていることが24日、関係者への取材で分かった。

 急に現金が必要になったもののキャッシングサービスなどを利用できない人が、クレジットカードで決済することにより現金を手にしているとみられ、事実上の借金の手段になっている可能性があるという。

フリーマーケット(フリマ)アプリ「メルカリ」では、先週後半から「福沢諭吉 旧一万円札」などとして現行の紙幣や貨幣が額面以上の価格で出品され、実際に売買されていたことが判明。運営事業者は、マネーロンダリング(資金洗浄)に利用されている可能性もあるなどとして、22日から現行紙幣や貨幣の売買を例外なく禁止した。

 オークションサイト「ヤフオク」を運営するヤフーも24日、紙幣の番号が珍しいものなどコレクション価値の高い紙幣などを除いて売買を原則禁止する方針を発表。出品された商品の削除を始めた。楽天のフリマアプリ「ラクマ」「フリル」は、現行紙幣などの取引を禁止している。

 金融庁は「貸金業法に違反する可能性もある」として注視していくという。

■1万円札20枚が24万円で出品 その後禁止に

「現金が買われている」。そんなやり取りがネット上で話題になったのは、4月22日ごろ。フリーマーケットアプリ「メルカリ」上では5万円が5万9500円で、20万円が24万円で出品されていました。

 メルカリ広報によると、同社では元々貨幣の出品が禁止されていました。ところが利用者から「希少価値の高い貨幣の出品を認めてほしい」との要望を受け、今年2月中旬ごろ、現行貨幣の出品を許可。「ゾロ目の1万円札」や「穴の位置がずれた5円玉」などが売りに出されていたそうです。

発覚後、メルカリは「利用規約で禁じているマネーロンダリングにつながる可能性がある」とのことから、再び全ての貨幣の出品を禁じました。

 同社の広報担当者は「利用者の期待に応えようと貨幣のやり取りを解禁したが、想定外だった」としています。その後、JR東日本の電子マネー「Suica」が、内蔵された額以上の金額で売られるケースも増えたため、メルカリではサイト内の監視を強化。見つけ次第、削除する方針だといいます。

 最大手のオークションサイト「ヤフオク!」も同様に、貨幣の出品を禁じています。ところが「コレクター商品となり得る貨幣」については「全てを禁止するのは難しい」として、現時点では出品を認めています。

■現金の次は電子マネー

現金がチャージされた電子マネーのSuicaが数多く出品され始めたのだ。いずれもチャージ金額より高い販売価格が設定されている。Suicaは窓口で手数料を差し引いた額を現金に払い戻すことができるためこれも現金化のひとつとみられ、メルカリでは25日から新たに削除する対応を始めた。

■クレカの現金化 一時的に手に入るお金

クレジットカードには「キャッシング枠」と「ショッピング枠」がありますが、メルカリで現金を購入してクレジットカードで支払った場合、ショッピング枠で現金を手に入れることができることになります。

 これが「クレジットカードの現金化」であり、ほとんどのカード会社の規約違反にもなります。

クレジットカードを現金化したい人の中には、借金に苦しむ人が多くいる、という指摘もあります。借金問題や多重債務に詳しい、全国クレサラ・生活再建問題被害者連絡協議会の事務局長、秋山淳さんに話を聞きました。

 すぐに現金が必要になる場面はどのような事態なのか。秋山さんは、個人の場合は「生活費」「医療費の支払い」「ギャンブル代」などが考えられるといいます。

 貸金業法では消費者金融会社による「年収の3分の1超」の現金の貸し付けは禁じられています。そのために消費者金融から追加で借りることができない人が、「クレジットカードの現金化」に手を出している可能性があるそうです。

秋山さんによると、そこには何カ所もの消費者金融からお金を借りる多重債務の問題があると言います。

 消費者金融から借金をして、それを返すために別の消費者金融から別のお金を借りる。その自転車操業が「年収の3分の1超」ルールで行き詰まると、消費者金融が使えなくなります。

 とはいえ何らかの形で借金は返済しなければいけない。ケースバイケースですが、借金の返済が二度滞るといわゆる「ブラックリスト」入りすると、クレジットカードの更新などにも支障が出る恐れがあります。秋山さんは、そのような事態を避けるため、「クレジットカードの現金化」に手を出す人がいると見ています。

■高い金額で現金を購入する人の事情

では、どういう人が実際の価値より高額にもかかわらず購入しているのだろうか?クレジットカードには、買い物に利用できる「ショッピング枠」と現金を借りることができる「キャッシング枠」がある。例えば、クレジットカードのキャッシング枠が上限に達したため、金を借りることができない人などが、ショッピング枠を利用して現金を購入することで現金を手に入れることができるのだ。借金の返済など、急に現金が必要になった人が購入しているとも考えられる。

 この行為について、現金化の問題に詳しい弁護士は「現行の法律で何か規制されているわけではなく、限りなくブラックに近いかもしれないが、現行法上はグレーと言わざるを得ない」と話す。

結局債務が増えるだけ

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