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話題の「成功者K」。羽田圭介の最新作は自身がモデル?!みんなの感想は?

成功者Kを読みました。なんて俗っぽい、やらしい小説だろうと思い、しかもどう考えてもご自身の事をかなり参考にしている風がありました。読めなくはない小説だったけれど、下品なので、これを読んで羽田圭介が嫌いになりました。でも、野次馬根性から読み進めてしまった。

更新日: 2017年05月11日

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ties.miraiさん

ある朝目覚めると、Kは有名人になっていた。
ー中略ー
これは実話か、フィクションか!?

小説を読むことの1番の楽しさは、「他人になれる事」だと思う。

小説という仮想空間内で、その主人公と一体化し、様々な経験をする。あまりにも無理な設定でも、主人公というキャラクターに成り切り、その物語を体験する事が出来る。そこが小説の楽しさだ。



しかし、この【成功者K】は仮想空間ではなく、限りなく現実に近い。

羽田圭介氏自身に成り切り、彼が体験してきた事を追従する事が出来るのだ。

芥川賞の「選考結果待ち」で、「D閣下メイク」をしてカラオケで熱唱している写真が拡散されたこともあり、一気に「時の人」となった作家・K。
 それまでは「売れない純文学作家」だったのに、「芥川賞特需」の際に、バラエティ番組にも積極的に出演したことによって(著書をアピールするため、ということと、もともと、目立つのが嫌いじゃなかったんでしょうね)、知名度はうなぎ上りです。
 そのなかで、「なぜ、有名人は傍からみると『調子に乗っている』ようにみえるのか?」「女性にモテるのか?」という疑問について、「K」は自らを実験台のようにして謎解きをしていくのです。

羽田は「芥川賞受賞後、TV出演190本。すべては、この作品のためだった」とコメント。又吉直樹は「マスメディアが恐ろしい怪物のように見えた。それに翻弄される姿は他人事ではない。面白かったです!」とコメントを寄せている。

なお書店に掲示されるポスターは中原昌也が制作。

感想

6割事実、と仰っている通り、かなり身を削っているせいだと思いますが
ラストの濁し方はスッキリしませんでした。
思い切った結末を書くのを筆者が恐れたようにも取れます。

「成功者K」は文化人枠としてテレビに出たい人にはかなり参考になる本だと思います。番組のギャラがいくらで、ギャラ交渉でどれくらいまで引っ張れるとか、雑誌インタビューはいくら、講演料はいくら、ウェブサイトの記事はいくらとか具体的な数字は書いていませんが、大体分かります。そういった情報暴露系の需要といのが存在するという計算もあるのでしょう。

ただ、モテるのは確かだと思いますが、この本の売りになっている女性関係は妄想ではないかなと。

TVでの活躍、確かに不自然に感じていましたが、まさかこんな作品に仕立てあげてしまうとは。有名税の代わりに失うものはたくさんありそう。ドッキリ企画がもっとスパイスを効かせてくるかと身構えていたので、さいごは少し拍子抜け。どうせならもっと虚構と現実が入混ざったぞくぞく展開が読みたかったような···。そしてKさんごめんなさい。買わずに図書館本で読ませていただきました。

あの頃テレビに出まくってた著者が好きで観てた者として楽しく読みつつ、途中から流石にこれは創作かな、という雰囲気が漂って来ながらラストはえ、え?え!?と思わされたまま終わってしまった。世にも奇妙な物語的な!?具体的な金額が明示されながら描かれる芸能界は単純に面白かったのでそれだけでも読み物として人に勧められる。著者は自分を面白おかしく扱うTV業界をひたすら冷めた目で批判的に語っていたけど、いやあ、あなたは面白かったですよ…と言いたい。でも何が面白かったかはよくわからない。

羽田圭介より

2015年の芥川賞受賞後、テレビに出演し続けた経験を元に執筆した小説で、「6割5分くらいは本当の話です」。

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