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季節を楽しむ 和の世界・初夏の「生け花」✿

型どおりの格調高い生け花も素敵ですが、型どおりでなくても花を活けて楽しむことはできます。花を活ける楽しみは、今庭に咲いている花を楽しんだり、それを活ける器を選んだり、そういうところも楽しみにひとつだと思います。今の季節をお部屋に取り込んで、楽しんでみてはいかがでしょうか?

更新日: 2017年05月07日

koiyokooさん

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型どおりの格調高い生け花も素敵ですが、型どおりでなくても花を活けて楽しむことはできます。花を活ける楽しみは、今庭に咲いている花を楽しんだり、それを活ける器を選んだり、そういうところも楽しみにひとつだと思います。

今の季節をお部屋に取り込んで、楽しんでみてはいかがでしょうか?

「庭に咲いている花」(クレマチス)

クレマチスの花は、鉄線(鉄仙)とか風車と呼ばれたりしています。

クレマチスと鉄線は少し違うようで、本当の鉄線は白色の花で紫色の花はないようです。

画像出典:筆者撮影

「庭で花が咲き終わった木」(キバデマリ)

キバデマリ(黄葉手毬)は、キンバコデマリ(金葉小手毬)などとも呼ばれています。

花が咲き終わっても、枝ものとして親しまれている花材です。

初夏のやわらかい緑、黄色がかった緑が明るい感じです。

画像出典:筆者撮影

「庭から切ってきた花材」

こちらが庭で切ってきた花材です。

庭の花木ですので枝ぶりなどにクセがあったり、切っても良さそうな所を切ってくるので活けやすい長さでなかったりします。

それでも型にはめた生け方ではないので、充分だと思います。寸足らずもまた、花の個性が出るような気がします。

画像出典:筆者撮影

「常滑焼の花入れ」

花材が少ないので、細身の花入れを用意してみました。

蔓ものは、下に垂れる景で活けるのが似合います。クレマチスも蔓ものなので、垂れさせる花姿が似合います。他に釣り舟や壁掛け用の花入れもおすすめです。

画像出典:筆者撮影(筆者所蔵)

「花を活けていきます」!

庭の花木なので、やはりお花屋さんで売られている花材と違って少しクセがあります。

画像出典:筆者撮影

枝をためて、枝の曲がり具合を少し直してみたいと思います。

片手になっていますが、枝をためるときは両手を使った方がいいです。右手左手の親指をくっつけて枝に添え、少しずつ力を加えていきます。

親指を離して状態で枝を曲げますと、折れやすいです。また、力も強く加えますとポキッと折れやすいです。

枝をためるときは、十分ご注意ください!

画像出典:筆者撮影

枝を少しためてみましたが、もう少し直立した枝ぶりが良さそうです。

さらに力を加えて枝をためてみましたが……。

木瓜は枝を折って枝ぶりを形作ったり、折れやすい枝ものはワイヤー(針金)を使って枝を形作ったりしますが、なるべく自然な形で活けたいので、枝をためる程度にしています。

画像出典:筆者撮影

「クレマチスとキバデマリ」の生け花✿

長い枝は昨年の剪定の跡があり、その部分の枝をためるのが難しいそうだったので、思い切ってそこで切り分けました。

生け花は縦方向の空間ではなく、2番目に長い枝を使った横方向の空間を使ってみました。

画像出典:筆者撮影

いかでしょうか?

花を活けるときは、水に浸かる下葉は腐りやすいので、枝から取り除いて活けた方がいいです。

今回は、花留めは使用していません。

枝ものから活けた方がいいとは思いましたが、今回は先にクレマチスを活けその蔓を少し押し込み、それを花留め代わりにしました。

型にはめた活け方ではなく、花の性質を活かして活けるのも、また面白いと思います。

画像出典:筆者撮影

「1日経過した後の生け花」✿

花がきれいに開きました。昨日の花と違って、また違う表情を見せてくれます。

数日は持つお花ですので、一日だけ楽しむものではなく少しでも長く楽しみたいものです。

そのため、なるべくその花材が持つ自然な魅力を活かせたらと思っております。

画像出典:筆者撮影

おまけ

短すぎた花材や切り取った花材は捨てずに、別の花器に活けて楽しみたいものです。

クレマチスは蔓ものですので、どうしても水に切り口をつけたい時など、切り取らないといけない場合があります。

短すぎて一緒に活けられないものも、別の花器に活けてあげることで、また違った趣が楽しめます。

クレマチス一輪だけの生け花です。

画像出典:筆者撮影

最後までご覧くださり、ありがとうございます。ぜひ、庭の草木で季節を楽しんでみてはいかがでしょうか? 

少ない花材でも活けられるのが、日本の生け花・フラワーアレンジメントだと思います。ほんの少し、お庭から花を摘んで活けてみてください。潤いのある生活空間になるかもしれません。

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