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【日本編】ドストエフスキーについて

夏目漱石、高浜虚子、萩原朔太郎、和辻哲郎、芥川龍之介、三木清、岡潔、小林秀雄、黒澤明、三島由紀夫、谷岡俊一、田所浩二

更新日: 2017年07月12日

ポケナイさん

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夏目漱石

1867~1916 日本の作家『こころ』『明暗』
『明暗』にドストエフスキーについての記述がある。

同じドストエフスキーもまた死の門口まで引き摺られながら、辛うじて後戻りをする事のできた幸福な人である。けれども彼の命を危めにかかった災は、余の場合におけるがごとき悪辣な病気ではなかった。彼は人の手に作り上げられた法と云う器械の敵となって、どんと心臓を打ち貫かれようとしたのである。

出典『思い出す事など』夏目漱石

内田魯庵

1868~1929 日本の作家
『罪と罰』の前半部分を翻訳する。

北村透谷

1868~1894 日本の詩人

利欲の為ではなく、名誉の為ではなく、迷信の為ではなく、また他の誤謬がある為ではなく、この殺人の罪を犯す。世界に普通には存在せず、しかも普通の理由によってである。これを寫すのは極めて難しく、心して読むべきである。

出典『罪と罰の殺人罪』北村透谷

西田幾多郎

1870~1945 日本の哲学者『善の研究』

高浜虚子

1874~1959 日本の俳人

落花生喰ひつつ読むや罪と罰

高浜虚子の俳句

前田普羅

1884~1954 日本の俳人

人殺ろす我かも知らず飛ぶ螢

前田普羅の俳句
心の奥底を寫すような句である。
いつなん時も、殺される側から殺す側になるかもしれない。
殺ろすは、おそらく意図的に誤ったのではないかと、考えられる。

萩原朔太郎

1886~1942 日本の詩人『月に吠える』

僕はポーから「詩」を学び、ニーチェから「哲学」を学び、ドストエフスキーから「心理学」を学んだ

出典『初めてドストエフスキーを読んだ頃』萩原朔太郎

先生はどうにかして皆を救ってやりたいと考えて居られたのだ。ここが先生の皆と違うところだったのだ。

出典『散文詩 詩的散文』萩原朔太郎

和辻哲郎

1889~1960 日本の哲学者『古寺巡礼』『風土』

彼の描くのは「個人」とその歩んで行く「道」とである。彼の努力の焦点は自己の永遠の生を築くことである。それはただ愛によってのみなされる。そうしてそこに人類の救済がある。彼は悪を罵っているのみには堪えられない。悪のゆえに人間を憐れみ、自ら苦しむ。

出典『転向』和辻哲郎

カラマゾフ兄弟は我々の新しい聖書である。そこには「人間」の心がすみからすみまで書き現わされている。そして生の渦巻の内から一道の光明を我々に投げ掛ける。

出典『生きること作ること』和辻哲郎

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