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西部劇 悪役スター・ベスト10

人間が新天地への移動した出来事として人類史的にはかなり新しい部類に入る一方で、現代から見たらそれなりに昔の出来事である西部開拓時代を描いた映画作品は「西部劇」という1ジャンルを確立し、数々の名作を生みだしました。そんな「西部劇」に絶妙なエッセンスとなったのが悪役達の存在です。

更新日: 2018年01月31日

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来栖崇良さん

1.ジャック・パランス(Jack Palance)

アメリカ・ペンシルベニア州ラティマー出身

1952年、不朽の名作「シェーン」で演じた、上から下まで黒ずくめ、黒い手袋をはめた薄気味悪い殺し屋は、まさに当たり役だった。
1992年には、純粋西部劇ではないが、「シティスリッカーズ」で老カウボーイを演じアカデミー助演男優賞を受賞。

その他の西部劇の代表作は「ロンリーマン」「アロウヘッド」「ならず者たち」「モンテウオルシュ」など。

2.リー・マーヴィン(Lee Marvin)

アメリカ・ニューヨーク出身

見るからに底意地の悪そうな風貌に、優れた性格演技が加わって、異常な凄みをきかす。
キャリア前半は脇役だったが、1965年、コミカルな西部劇「キャット・バルー」で殺し屋とガンマンの二役を演じ、アカデミー主演男優賞を獲得、一躍主役級の役者となった。
その他の西部劇の代表作は「ネバダ決死隊」「七人の無頼漢」「コマンチェロ」「リバティバランスを射った男」など。

3.アーネスト・ボーグナイン(Ernest Borgnine)

アメリカ・コネチカット州ハムデン出身

太い眉にぎょろ目、がっしりした体格、一目で粗暴な悪党とわかる。
西部劇出演は10本程度だが、その存在感はすさまじい。
一方で、演劇学校仕込みの優れた性格演技によって、1955年「マーティ」でアカデミー主演男優賞を獲得している。
その他の西部劇の代表作は「大砂塵」「ヴェラクルス」「追われる男」「去り行く男」「悪人の土地」「アラモの砦」「ワイルドバンチ」など。

4.リー・ヴァン・クリーフ(Lee Van Cleef)

アメリカ・ニュージャージー州サマービル出身

鷹のような鋭い目、頬にさすニヒルな影。
生涯に90本の映画に出演したが、そのうち40本は西部劇、それもほとんどが悪役だ。
イタリアのセルジオ・レオーネ監督に招かれて「夕陽のガンマン」に出演、クリント・イーストウッドと張り合う敵役でマカロニ・ウェスタンのスターとなる。

その他の西部劇の代表作は「ОK牧場の決闘」「続・夕陽のガンマン」「無頼の群」など。

5.ダン・デュエリ(Dan Duryea)

アメリカ・ニューヨーク州ホワイトブレインズ出身

凄みのある、それでいて、どこか憎めない敵役。
西部劇には15本近く出ていて、そのほとんどが悪役だ。
アンソニー・マン監督の「ウィンチェスター銃73」では、ちょっと頭のいかれたガンマンを不気味に演じていた。

その他の西部劇の代表作には「逮捕命令」「夜の道」「六頭の黒馬」「縄張りを荒らすな」「荒野の追跡」などがある。

6.ジョン・アイアランド(John Ireland)

カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州出身

背が高く、がっしりした体格、つぶれた鼻、粗暴で陰険な悪党というのが役どころで、20本近い西部劇に出演。「ОK牧場の決闘」ではジョニー・リンゴーに扮して、カーク・ダグラス演じるドク・ホリディと対立した。

その他の西部劇の代表作には「赤い河」「オクラホマ無宿」「地獄の待ち伏せ」「情け無用のガンファイター」「復讐のガンマン」などがある。

7.ヘンリー・シルヴァ(Henry Silva)

アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン出身

主人公に対立する悪役と言うより、その手下の悪党といった役が多い。
「ゴーストタウンの決闘」では、ロバート・テーラーと敵対するリチャード・ウィドマークの子分で、親分以上の凶悪さを漂わせていた。
白蛇の執念を思わせる目の怖いこと!

その他の西部劇の代表作は「無頼の群」「赤い砂塵「帰ってきたガンマン」「シャイアン砦」など。

8.リー・J・コッブ(Lee J.Cobb)

アメリカ・ニューヨーク市出身

単なる悪役ではない。「波止場」や「12人の怒れる男」などで名演技を見せた、舞台出身の性格俳優だ。
西部劇には10本ほど出て、銀行強盗のボス、悪徳牧場主など、迫力あるぎょろ目を剥きだした、貫禄たっぷりの悪党ぶりを見せてくれた。

西部劇の代表作は「デンヴァーの狼」「西部の人」「西部開拓史」「マッケンナの黄金」「西部番外地」「追跡者」などである。

9.イーライ・ウォラック(Eli Wallach)

アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン出身

西部劇への出演は5本と少ない。にもかかわらず、「西部劇の悪役」という印象が強いのは、何と言っても「荒野の七人」での盗賊の頭目役が大きい。
ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンなどのそうそうたる顔ぶれに、一歩も引かない悪党ぶりは見事だった。

その他の西部劇では「マッケンナの黄金」「続夕陽のガンマン」などがある。

10.アンソニー・クイン(Anthony Quinn)

メキシコ・チワワ出身

キャリア前半はB級西部劇のインディアン役やアクション映画のギャング役などが多かったが、後半は「炎の人ゴッホ」でアカデミー助演男優賞を受賞、「道」「アラビアのロレンス」「その男ゾルバ」など名作に出演した。
それでも西部劇では「ガンヒルの決闘」の大牧場主、「ワーロック」の名保安官の相棒など、陰影に富んだ役を演じた。
その他の西部劇は「西部の王者」「壮烈第7騎兵隊」など多数。

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