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自営業14年…会社員から事業主への厳しさ・覚悟。

筆者、奥村裕二は、会社員から独立起業し、14年間港区新橋で洋楽バーを営んでいます。よく自営業と会社員を比較する人がいますが、両方やった身からすると、全く違うものだと感じています。起業を目指す会社員の方には特に読んで頂きたいコラムにしましたので、宜しくどうぞお読みください。

更新日: 2017年05月19日

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yuujiokumuraさん

筆者、自営業を14年間やっております。

弊店指定写真家「サワ」氏撮影

今回は、出合うお客様等でも多い、「俺、会社員向いてないんだよ、お店でもやりたいんだけどなぁ~」と言っている方々に、二度と甘い気持ちで軽く言わせないための(笑)

事業主・自営業・経営者・社長という世界の厳しさや、雇用されることとの違いについて触れていこうと思います。

起業志向の方向きの書き方にはなりますので、そうでない方も経営者寄りの文章で多少不快かもしれませんが、コラムとして読めるように書いていくつもりですので、是非お付き合いください。

どうして会社勤めを辞めて起業したいんですか?

弊店経営コンサルタント内海透氏撮影

会社に勤めているほうが、仕事を獲得する苦労もありません。自分の手柄ではなくても、誰かの手柄で毎月の生活も安定します。福利厚生もどこであろうと個人事業よりは充実しています。働かない日の有給休暇もあります。本当の意味での責任を取るなんて殆どありません。

診断書を出せば給料を貰いながら会社に行かなくてもいいこともあります。納税や保険料の支払いも会社が折半で半分出してくれる上に手続きも代行してくれます。従って殆どのケースで年末調整をしてくれて、確定申告も必要ありません。仮に失業しても雇用保険もある場合が多いです。

「会社って良くありませんか?どうして起業するんですか?」

「どうして安定した生活を捨ててまで起業したいんですか?」

「会社員も大変なんだよ」は分かります。筆者は経験者です。

これを言うと、会社員の方は不思議な顔をしますが、リスクが少なく無料で仕事ができる幸せって分かりますか?

事業の場合は支払うことが仕事ですよ!仕事というのは、お金を貰うことではなく、お金を払うことですよ!

今一度その部分を考えてください。会社のビルの家賃払ってますか?会社のエレベーターに無料で乗ってますよね?税金や社会保険の手続きを自分でやってるんですか?通勤交通費を会社に出してもらってますよね?

もしかして、自営業の方が自由で格好いい感じがしますか?

弊店指定写真家「サワ」氏撮影

我々起業家は、確かに法人化せぬとも世の中では社長と呼ばれることもあります。ある一定の敬意を払われる場合もあります。

マスコミもサラリーマンよりは起業家に注目するでしょう。

それは格好良いですか?お洒落ですか?羨ましいですか?なんて意地悪なこと書いていますが、起業すると自分を取り巻く状況が激変します。

何の保障も無い、安定性も無い、仕事も獲らなければ無い、騙そうとする人々が寄って来る、家族の心配事を増やしてしまう、資金繰りで常に悩む、24時間仕事のことを考えざるを得ない、傷を舐め合える同僚はいない、納税や保険・年金などの手続きも全て自分でこなす、診断書を出して休むなんて?、有給?労災?何それ?、という状況です。

仮に起業したい理由が、威張りたいからとか、社長になりたいからという気持ちがあるなら、止めた方が良いでしょう。格好良いからとか、お洒落だからと思うなら、止めた方が良いでしょう。

経営に見栄は禁物です。格好から入りたい方には厳しい仕事です。

弊店指定写真家「サワ」氏撮影

じゃ、どうして筆者は起業したかと言うと、「決めたいから」です。筆者は自分の責任で仕事がしたいのです。人の指示を待っている時間が馬鹿らしいと思っています。だから起業しかないと思っていました。

サラリーマンだった頃、サラリーマン同士の会話は実に不毛でした。

あるアポがあり、商談(厳密に言うと「商談ごっこ」)をしていました。筆者は某企業の営業所長です。相手は運送会社の課長です。会話の内容はこうです。

相手:「弊社の上司がこう申していまして…」

筆者:「手前どもの方針としては…」

相手:「これでは我々としても上司に報告できませんし…」

筆者:「我々も、そこは無理を承知でお願いしたいと考えておりまして…」

相手:「それでは、一度社に持ち帰りまして、検討するということで…」

筆者:「そうですね…私ももう一度上司に相談して、なるべく良い回答を…」

上記のようなやり取り。会った意味がありません。

筆者はサラリーマンのそこが苦手です。そんな話しは、経営者同士ならば一発で決まります。「YES」か「NO」かです。

そういう馬鹿らしい調整に翻弄されて、一日を無駄に使うことがサラリーマンには多すぎます。

起業した筆者からすると、そんなのは仕事のうちに入りませんが、サラリーマンは時間で働いています。

そんな無駄な何も決まらない話しをしている時間も給与の対象になります。頑張っていればいいのです。

起業する方には分かって欲しいのですが、「頑張っています」とか、「前向きに検討します」とか、そういう言葉や時間稼ぎは経営者には出来ないということです。

弊店指定写真家「サワ」氏撮影

一つ一つを早く決めるのです。だから経営者はサラリーマンより圧倒的に沢山の仕事が早くこなせるのです。

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