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西部劇女優ベスト10

西部劇と言えば、男性中心の活劇。ところが、そういう男世界で、けなげに頑張ってくれる女優さんたちがいるのだ。彼女たちは、鉄火の姉御、純情な娘、誇り高き未亡人、インディアン娘など、様々な役柄で荒っぽい西部劇に花を添えてくれた。

更新日: 2018年01月31日

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来栖崇良さん

1.ヴァージニア・メイヨ(Virginia Mayo)

アメリカ・ミズーリ州セントルイス出身

ダンサー、コーラスガールなどを経て映画界入り。
脚線美を活かしたセクシー女優として人気を博す。
1950年、ラオール・ウオルシュ監督の傑作西部劇「死の谷」に出演、恋人のお尋ね者と抱き合いながらシェリフの銃弾に倒れるあばずれ女役で、強烈な印象を残した。以後、10本以上の西部劇に出演。

その他の西部劇には「死の砂塵」「誇り高き男」「大荒原」などがある。

2.キャサリン・ロス(Katharine Ross)

アメリカ・カリフォルニア州ハリウッド出身

黒くつややかな髪、愁いを含んだ大きな目、「卒業」のエレイン役で一気にブレークしたため、ラブ・ロマンスのヒロインのイメージが強いが、何と言っても映画史に残る名作西部劇「明日に向かって撃て」のエッタ役が永遠のヒロイン像だ。

映画デビューした「シェナンドー河」も西部劇だし、「夕陽に向かって走れ」「夕陽のストレンジャー」などの西部劇でも好演している。

3.モーリン・オハラ(Maureen O'Hara)

アイルランド・ダブリン出身

透き通るような白い肌に燃えるような赤い髪と緑の目、ちょうどモノクロからカラーへの移行期にあったハリウッドで、〝テクニカラーの女王〟と呼ばれた。
ジョン・フォード作品に多く出演、ジョン・ウェインと共演した西部劇は、タフガイと気の強い女性というコンビで評判だった。

西部劇には10本近く出演、代表作は「西部の王者」「リオグランデの砦」「マクリントック」など。

4.ジョアン・ドルー(Joanne Dru)

アメリカ・ウェストバージニア州ローガン出身

ブロードウェイのショーガールから映画界入り、2年間のブランクを経てつかんだ大役がハワード・ホークス監督の傑作「赤い河」だった。続いて出演したジョン・フォード監督の名作「黄色いリボン」では、騎兵隊服に身を包み、軍帽を被ったお茶目な白人娘。
この2本で、愛すべき西部娘のイメージが定着した。

その他の西部劇は「開拓者の血」「復讐の谷」「幌馬車」など。

5.ドロシー・マローン(Dorothy Malone)

アメリカ・イリノイ州シカゴ出身

ハンフリー・ボガード主演の「三つ数えろ」で映画初出演。地味な女書店員が眼鏡を外した途端美人に変身、という役どころ。以後美人女優として売り出す。
一方で演技力もあり、「風と共に散る」でアカデミー助演女優賞を獲得。
西部劇の代表作は「ワーロック」。フォンダ、クイーン、ウィドマークという名優相手に熱演を見せた。
その他の西部劇は「ガンファイター」「地獄への待ち伏せ」など。

6.ヴェラ・マイルズ(Vera Miles)

アメリカ・オクラホマ州ボイジーシティ出身

ブロンドと青い目が特徴の気品ある美人。
ジョン・フォード、アルフレッド・ヒチコックなど一流監督に起用されたが、花開くまでには至らなかった。
ただ、その控えめな美しさが、男性中心の西部劇に潤いを与えて、「リバティー・バランスを射った男」の人妻、「捜索者」の心優しい娘など、いい味を出していた。

その他の西部劇には「法律なき町」「ワイルド・カントリー」などがある。

7.クレア・トレヴァー(Claire Trevor)

アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン出身

西部劇やハードボイルドなどB級映画のヒロインを多く務めた。それでも、1948年に「キーラーゴ」でアカデミー助演女優賞を獲得しており、演技力はしっかりしている。西部劇では、何と言ってもジョン・フォード監督の傑作「駅馬車」に出演、酒場女ダラスの役で圧倒的な存在感を示して見せた。

その他の西部劇には「掠奪の町」「無頼漢」「荒野の三悪人」「星のない男」などがある。

8.ジュリー・アダムス(Julie Adams)

アメリカ・アイオワ州ウォータールー出身

1954年、モンスター映画「アマゾンの半魚人」のヒロインで名が知られるようになる。
エリザベス・ティーラー似の美人だが出演作のほとんどはB級娯楽作。それでも西部劇では、「ダッジ・シティ」でジョエル・マクリーと、「怒りの河」でジェームス・スチュアートと共演、健闘している。

その他の西部劇には、「征服されざる西部」「決闘!1対3」「平原の待ち伏せ」などがある。

9.アンジー・ディッキンソン(Angie Dickinson)

アメリカ・ノースダコタ州出身

大学卒業後、地方テレビ局主催の美人コンテストで優勝したのがきっかけで映画界入り。
10本以上脇役を務めて、1959年にハワード・ホークス監督の快作西部劇「リオ・ブラボー」に、ジョン・ウェインの恋人役で出演。お色気たっぷりの肢体で映画ファンを悩殺した。その後はぱっとしないが、この一作で十分ベスト10入りの資格あり。
その他の西部劇は「モホーク討伐隊」「必殺の銃口」など。

10.ジーン・シモンズ(Jean Simmons)

イギリス・ロンドン出身

「黒水仙」「ハムレット」「野郎どもと女たち」「スパルタカス」など、女優としてのキャリアは申し分ない。
1950~60年代を代表する美貌の大スターだ。

しかし、西部劇への出演はわずかに2本、これで西部劇女優と言えるかどうか。とは言え、1958年のウィリアム・ワイラー監督の傑作「大いなる西部」での、美しく聡明な女教師役は素晴らしかった。思い切ってベスト10に入れる。

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