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残虐すぎる・・・2007年に愛知県名古屋市で発生した【闇サイト殺人事件】とは・・・

2007年に愛知県名古屋市内で当時31歳の女性が連れ去られたあげくに殺害された愛知女性拉致殺害事件。インターネットの闇サイトで見ず知らずの者たちが犯行グループを結成し殺害を実行したことから「闇サイト殺人事件」と言われている。

更新日: 2017年10月09日

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abanakbさん

2007年に愛知県で発生した“闇サイト殺人事件”とは・・・

2007年(平成19年)8月24日に愛知県名古屋市千種区内で発生した強盗殺人事件。

その犯行の残虐性や犯人たちの反省のない態度から、殺害された被害者が1人でありながら第一審では実行犯3人全員に死刑が求刑され、うち2人に求刑通り死刑判決、もう1人に無期懲役判決が言い渡された。
そのうちの1人は自ら控訴を取り下げ死刑が確定し、死刑執行されるに至っている。
死刑判決を受けたもう1人は控訴審で、第一審では無期懲役判決だった残りの1人(無期懲役確定)同様無期懲役に減軽され最高裁で検察側の上告棄却により確定したが、その直後に強盗殺人の余罪があることが判明し、同事件の裁判で改めて死刑判決を受け、2017年現在、最高裁に上告中である。

犯人グループの3人は赤の他人同士だった・・・

行グループ3人は日常生活で面識はなく、知り合って犯行を行うきっかけとなったのは携帯電話サイト「闇の職業安定所」という犯罪者を募集する闇サイトであり、初めて顔を合わせてからわずか3日後の犯行であった。

犯人の3人は日常では全く面識がなかったという。

この闇サイトで無職の川岸健治(犯行当時40歳)が8月17日に「派遣社員やってます。何かやりませんか。組みませんか」と投稿。

その投稿に対して、朝日新聞の新聞拡張員だった神田司(当時36歳)は「以前はオレオレ詐欺をメーンにしていたのですが、貧乏すぎて強盗でもしたいくらい」とメールを返信。

さらに川岸とは神田が加わる以前の8月上旬から闇サイトで金目当ての犯罪仲間を募集する書き込みをきっかけに連絡を取り合っており、また過去に碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件など2つの強盗殺人・同未遂事件を起こし逃亡中であった堀慶末(当時32歳)も川岸の投稿にメールを返信し神田も含めて3人で連絡を取り合うようになった。

当初は強盗が目的だった

当初は「民家や店を狙った強盗をやろう」という話であり、パチンコ店の常連客や行きつけだったダーツカフェを襲う計画だった。

しかし防犯カメラが多いため断念、その後女性を拉致する計画に変わったという。


その後、メールのやり取りや実際に顔を合わせるうちに「金を持っている女を拉致し、カードを奪って引き出そう」と、話がエスカレートし、若いOLを拉致して口座の暗証番号を聞き出し、預金を引き出した上で殺害することにし、8月24日に決行するに至った。

被害者の女性は偶然見かけただけという通り魔的犯行であった。

被害者の磯谷利恵さん(当時31歳)

磯谷利恵さんは2歳の頃父親を病気で失い、母一人子一人、助け合って暮らしてきた。

早くに他界した父のかわりに、母の為にマイホームを買いたいという願望があったという。

残虐すぎる手口

3人は8月24日の午後7時過ぎから「金持ちが住んでいそう」という理由で名古屋市千種区内で車を使って女性を物色。

午後10時頃、千種区で帰宅途中の自宅から僅か100m近くの路上をひとりで歩く女性を見つけ、数十m尾行した後、「すみません」と声をかけ、いきなり口をふさいで車に連れ込み、手錠をかけて拉致して約6万2000円とキャッシュカード2枚などを奪った。

その後、包丁で被害者を脅してキャッシュカードの暗証番号を聞き出し、暗証番号をなかなか言わない被害者に対しは、5分間のカウントダウンをして脅していたという。

監禁中、3人は被害者に対し足に包丁を突き刺す真似をしながら「この包丁は100円ショップの包丁で切れ味が悪いんだよ。死ぬまでに最低5、6回は刺さないと死ねないかな」と執拗に脅迫。

その後、被害者から暗証番号を聞き出した。

犯人たちは「生かして帰すと顔を見られるし、車のナンバープレートからも足がつく」という理由で、犯行が露見するのを恐れて愛西市佐屋町の駐車場で被害者を殺害。

殺害方法はまさに「惨殺」というもので、顔にガムテープを巻いて顔を覆い、ハンマーで頭部をめった打ちにし、頭にビニール袋をかぶせたうえで首を絞めて殺害した。

死因は窒息死だったという。

殺害後、被害者の遺体を岐阜県瑞浪市の山林に遺棄したが、結局は遺体の下半身に少し土をかけただけで放置した。

暗証番号はウソだった

殺害後に、教えられたカードの暗証番号で現金を引き出そうとした。しかしその番号はウソで、引き出すことはできなかった。

その番号は「2960(ニクムワ)」としており、数字の語呂合わせが昔から好きだった利恵さんが死を覚悟した最後の抵抗としてのウソだった。

「まさか、あの状況でウソをつくとは」と、3人はあぜんとしたという。

被害者の利恵さんの母親・富美子さんは「殺されると覚悟していたから。むざむざお金までとられたくないと思ったのでしょう」と話している。

死刑を恐れた犯人の一人・川岸の自首で事件が発覚

殺害を決行した翌日の8月25日午後1時になり、仲間を集めた張本人である川岸が、第2の犯行を計画していた2人を裏切るような形で愛知県警本部に犯行をほのめかす電話をしたために事件が発覚し、逮捕。

その後携帯電話の通信記録などから神田・堀の両名が割り出され2人とも逮捕されるに至った。

事件の発端となった闇サイト「闇の職業安定所」は8月27日に閉鎖された。

闇サイトで仲間を集めた張本人である川岸被告

警察に事件に関与したことを話した理由は、金欲しさに無辜なる女性を拉致・惨殺しておきながら「死刑になりたくないから」という、あまりにも身勝手なものだった。

裁判では“被害者が1人の事件”で死刑を選択すべきなのかが焦点に

裁判では、面識のない3人がインターネットを通じて知り合い重大犯罪に及んだという特異な犯行形態や、被害者が1人の事件で死刑を選択すべきかなどが焦点になった。

被害者の母親はマスコミあてに「もう少しで自宅に着けたのに」「犯人を絶対に許せない」という趣旨の手記を寄せ、後に姉とともに容疑者らを極刑にするために陳情書の署名を集めるホームページを設立。
2007年10月1日に10万人、2008年12月18日に目標の30万人を超える署名を集め、最終的に33万2806人の署名が集まった。

犯人グループの3人は容疑を認める一方、「反省はしていない」「謝罪するつもりはない」などと、逮捕された時点で反省の色を全く見せていなかったという。
被害者女性を狙った理由については「真面目で金を持っていそうだったから」と供述している。

名古屋地方裁判所は「闇サイトを使って知らない人間どうしが集まって起こした犯行で、模倣性も高く、命乞いをする被害者に耳を貸さずに殺害したことは無慈悲としか言いようがない。被害者が1人だとしても極刑はやむをえない」として、神田被告、堀被告に対し死刑、川岸被告に対し無期懲役を言い渡した。

神田被告はいったん控訴したものの、翌月に取り下げて死刑が確定。
2015年(平成27年)6月25日に名古屋拘置所で死刑が執行された。

神田被告は逮捕後に新聞記者の取材に対し「罪悪感を感じない」と発言し、本事件の裁判では無期懲役が確定した他2名を「言い逃ればかりしている」と批判する一方で、自らも遺族への謝罪について問われると「人を殺すことや泥棒、詐欺をすることは悪いこととは思わない」などと述べており、全く反省の色を見せていなかったという。

死刑判決を受けた堀被告は控訴審で減刑、無期懲役判決が確定していたが他の殺人事件にも関与していることが発覚。

神田被告と共に死刑判決を受けた堀被告は控訴審で、無期懲役に減軽され、最高裁で検察側の上告棄却により確定したが、その直後に強盗殺人の余罪があることが判明し、同事件の裁判で改めて死刑判決が下されたが最高裁に上告中である。

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