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今だからこそ読んでほしい!原発をテーマにした小説まとめ

福島原発事故の前に書かれた作品も多数あります。(天空の蜂、象は忘れない、スピカ―原発占拠、原発ホワイトアウト、神の火、タッチ)

更新日: 2017年07月05日

sryamaさん

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★『天空の蜂』 東野圭吾

奪取されたヘリコプターには爆薬が満載されていた。ホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。

天空の蜂。1995年。原発など全く話題になっていない時代にこれを書いた東野圭吾は凄すぎる。。。

東野圭吾『天空の蜂』読了。いわゆる高速増殖炉に爆弾を搭載したヘリコプターを自動操縦で墜落させようという犯罪の始終を描いた作品。1995年において原発問題でこれだけの大作を書いてらしたとは驚きだ。東野作品はかなり久しぶりに読んだけどやっぱり面白いな。

『天空の蜂』は原子炉そのものよりも燃料プールが危険とか、日本中の原発を停止したため冷房が使えなくなるとか、原発関係者の子供が反対派の子供にいじめられてたりとか、色々と先取りしていた面がかなりある。

★『象は忘れない』 柳広司

「なかったことには、ならない。」「福島」が「フクシマ」になったあの日、原発に人生を奪われた。だが、何としてでも生き抜いてやるーー。

柳広司「象は忘れない」読了。 福島の原発事故後に、東電、自治体、政府が行った余りにも理不尽かつ無責任な対応を決して忘れない、という著者の強い意志の表明であり、告発の書である。 ジョーカーゲーム以来のファンであるが、本書を読んで更に好感を持った。

柳広司「象は忘れない」読了 読後は鉛を飲み込んだような重い気分になった。 でも読んで良かった。 ジョーカーゲームのようにスタイリッシュでもドラマティックはなく、今この時に地に足つけた内容。 震災と原発事故、日々に追われ忘れがちだが忘れちゃいけない。

『象は忘れない 』( 柳広司著 文藝春秋刊)を読了。原発被害者の短編小説。放射能による被害ばかりでなく、人的にもダメージを受ける主人公たちの物語に新たな衝撃を覚えました。 持って行き場のないやるせなさや怒りを、ヘイトスピーチに心地良さを覚える主人公に恐ろしさを感じました。

★『スピカ―原発占拠』 高嶋哲夫

舞台は、運転開始を間近に控えた日本最大の原子力発電所。科学技術の粋を集めたこの原発が武装集団に襲われた。世界が認める最新鋭の原発が、テロリストによって脅威の「原爆」と化したのだ。

「スピカ―原発占拠ー」高嶋哲夫・著、読了。フィクションだが、作者が「元・日本原子力研究所研究員」だから、妙なリアリティがある。「世界の原発事故の大半は、人為的事故」という記述があるけど、これきっと事実だね。2001年の時点で、9・11の前にこういう作品があったんだなあ・・。

中学の図書館に「スピカ」という原発をテロリストが占拠する小説が面白かったけど、ピンクなシーンも多々あって当時中学生の僕には刺激が強すぎた

やっぱり、「スピカ」をもう一度手に入れたいなぁ。原発ジャックの話。

★『原発ホワイトアウト』 若杉冽

多くの政治家を抱き込み、マスコミを操作し、意にそわない知事を陥れるほどの強権を持つ関東電力。フクシマの事故後、政官電は、その安全性に欠陥があることを無視して原発を再稼働させた―

2014-9 原発ホワイトアウト :若杉 冽 どこまでノンフィクションでどこからフィクションがわからないが、最高に面白い。一気に完読。原子力問題に一石を投じる、超大作。

原発ホワイトアウトをぼちぼち読んでいる。 匿名官僚の筆によると聞くが、文学として面白い。原子力発電に関わる男性らがことごとく醜状を呈する様が描かれる。山崎豊子の雰囲気に近い。 ハニートラップの章を読み、女流と思った。

「原発ホワイトアウト」を読んでいるのだが、マジで面白い。原発に関わる人間の「事情」をここまでリアルに書いてある本は無いだろう。ツイッターで原発について呟くあの人やあの人はこうやって懐柔されてんんだって裏が理解出来る本w

★『神の火』 高村薫

原発技術者だったかつて、極秘情報をソヴィエトに流していた島田。己れをスパイに仕立てた男と再会した時から、謎に包まれた原発襲撃プランを巡る、苛烈な諜報戦に巻き込まれることになった……

帰ってきてから活字に没頭してて頭がぼやぼや。高村薫の神の火は凄かった…是非万人に読んでいただきたい作品。国家バランスの話は抜きとしても、原発に対するスタンスをここまで明確に糾弾した作品はないんじゃないかと思う。

原発テロを描いたミステリーとして、高村薫の「神の火」はマジ面白いです。

高村薫「神の火」読了。たまらなくおもしろい。黄金、リヴィエラの流れのスパイ小説。原発が舞台だがメインはそれぞれの登場人物のハードボイルドさとやおい的な高潔な愛情だと。江口、ハロルド、ボリスかっこいい。

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sryamaさん

漫画や小説、映画など「エンタメ・カルチャー」をメインにまとめています。

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