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詩の映画化!?絶賛公開中の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」がじわじわ来てる![最果タヒ]

現代詩人である最果タヒの詩が、石井裕也によって映画化!公開終了までに見に行くべき!

更新日: 2017年06月15日

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gorakumanさん

前書き(飛ばしても可)

現代に詩を読む人はどれだけいるだろうか。きっと小説を読む人よりも、映画を見る人よりもずっと少ないだろう。ただ、詩というのは、きっと力になる、その言葉の威力で私達をハッとさせてくれる。自分の好きな詩を一つ持つことは、それだけで何か生まれ変わったような心持にもなれる。
詩が映画となる、文字であったものが映像として上映される。きっと極細かいところにまで意識が向けられた映画になっているはずである。というよりなっているのだ。ただ見るだけでは色々なものを見逃してしまうかもしれない。映画は、ページをめくるのとは違い、勝手に進んでいってしまうから。集中すればするほど密度の高い時間を過ごすことができそうだ。
詩というものは割と即効性がある。其れ一つで大きく考え方が変わってしまうかもしれない。ただ単に心が豊かになるという言葉で言い表すのがもったいないほどに、一つの文字が、言葉が、その構成が、読む人の身体の中に手を伸ばしてくる。
導入はなんだっていい。この映画から、詩を傍らに置く人が増えたらいいなあと思う。

夜空はいつでも最高密度の青色だ

出典eiga.com

CAST
池松壮亮、石橋静河、松田龍平、市川実日子、田中哲司etc...

イントロダクション

インスタントな自分語りとコピペされた悪意が量産される世の中で、言葉の生命はすり減っていく。そんな時代に、最果タヒは詩を生んだ。
彼女は2008年当時、女性としては最年少の21歳で第13回中原中也賞を受賞するなど、「いま最も新しい表現者」として注目されている詩人だ。現代詩が持っていた“難解”なイメージを覆し、わかりやすく日常的な言葉の連なりで、小説やポップソングやマンガやアニメだけではつかみきれない、現代人の憂鬱と希望を浮き彫りにする。
16年5月の発売以来、現代詩集としては異例の累計27,000部の売上げを記録している最果タヒの「夜空はいつでも最高密度の青色だ」。世代や性別を超えて熱烈な支持を受けているこの傑作詩集が、誰も予想していなかったかたちで映画として生まれ変わった。
詩をドラマとして表現することに挑んだ脚本・監督は、33歳にして本作で12本目の長編映画となる石井裕也。

夜空はいつでも最高密度の青色だ。を見ました。起承転結の転、点、転、て感じで、ナルホド、渋谷感。本筋よりも、例えば背景の看板だったり、壁の落書きだったりに目が行った。セットとかじゃなくありのままなんだろうけど。ともかくミイラズがカッコよかった。

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』 やられました! この映画好きです。 美香の気持ち、痛いほどわかる。 音楽も映像も、モノローグも好き。 今年の邦画のベスト10入り決定。 内容は違うけれど『恋人たち』を観終わった時の静かな感動(こんな単語で言いたくないけど)に似てる。

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」のおかげで多少なりとも東京で生き易くなったのに、日本まるごと生き辛い感じになってる。

最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』買っちゃった。映画があまりにもよかったので。詩集買うなんて『きみを嫌いな奴はクズだよ』以来2冊目。あ、あれは歌集か。ほんと、小説以外の本買うことってないよなあ……。 pic.twitter.com/7Tlp5MMxBy

STORY

看護師として病院に勤務する美香(石橋静河)は女子寮で一人暮らし。日々患者の死に囲まれる仕事 と折り合いをつけながら、夜、街を自転車で駆け抜け向かうのはガールズバーのアルバイト。作り笑いとため息。美香の孤独と虚しさは簡単に埋まるものではない。
建設現場で日雇いとして働く慎二(池松壮亮)は古いアパートで一人暮らし。左目がほとんど見えない。年上の同僚・智之(松田龍平)や中年の岩下(田中哲司)、出稼ぎフィリピン人のアンドレス(ポー ル・マグサリン)と、何となくいつも一緒にいるが、漠然とした不安が慎二の胸から消えることはない。
ある日、慎二は智之たちと入ったガールズバーで、美香と出会った。美香から電話番号を聞き出そう とする智之。無意味な言葉を喋り続ける慎二。作り笑いの美香。 店を出た美香は、深夜の渋谷の雑踏の中で、歩いて帰る慎二を見つける。
「東京には1,000万人も人がいるのに、どうでもいい奇跡だね」。
路地裏のビルの隙間から見える青白い月。
「嫌な予感がするよ」。「わかる」。
二人の顔を照らす青く暗い光。

建設現場。突然智之が倒れ、そのまま帰らぬ人となった。葬儀場で二人は再会する。言葉にできない感情に黙る慎二と、沈黙に耐えられず喋り続ける美香。「俺にできることがあれば何でも言ってくれ」と慎二が言うと、美香は「死ねばいいのに」と悲しそうな顔をした。 過酷な労働を続ける慎二は、ある日建設現場で怪我をする。治療で病院に行くと、看護師として働く美香がいた。「また会えないか」と慎二が言うと、美香は「まぁ、メールアドレスだけなら教えてもいいけど」と答える。
夜、慎二は空を見上げる。
「携帯、9,700円。ガス代、3,261円。電気、2,386円。家賃 65,000円、シリア、テロリズム、
食費 25,000円、ガールズバー 18,000円、震災、トモユキが死んだ、イラクで56人死んだ、
薬害エイズ訴訟、制汗スプレー 750円、安保法案、少子高齢化......、会いたい」
新宿。二人は歩く。
「ねぇ、なんであの時、私達笑ったんだろう、お通夜の後」「分からない」
「ねぇ、 放射能ってどれぐらい漏れてると思う」「知らない」
「ねぇ、恋愛すると人間が凡庸になるって本当かな」「知らない」
不器用でぶっきらぼうな二人は、近づいては離れていく。

原作はこちらから↓

心の葉脈が透けて見えるのは、
最果タヒの瞳から放射される
光線のせいだ。
―― 松本隆(作詞家) オビコメントより

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都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋

現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。
他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなど
フィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、
渾身の詩集最新作!

現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。

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