1. まとめトップ

Vaporwave A to Z:蒸気波歴史大百科全書

インターネット集団知性によって作られた音楽ジャンルのVaporwaveに関する要約。それは世界の誰もが理解していないVaporwaveの歴史、人、宗教に従い、その出生、死、復活を描写する要約。このジャンルを知らない人に優れた入門ガイド、体系的な視点を提供する全能の要約をある程度知っている人にとって。

更新日: 2017年06月19日

4 お気に入り 18698 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

q_mookさん

この記事はVaporwaveを研究している学生の要約です。 この「蒸気波歴史百科事典」は、日本人がこれまでにほとんど語らなかったVaporwaveの歴史について、調査、咀嚼、注ぎ込み、偏見、愛情を感じた結果です。
この音楽ジャンルでは、線形の歴史などはなく、横向きと横向きに広がり続けているので、それを記述することは難しかったです。 しかし、このように行われているものの、幼稚だが私たちの国ではVaporwaveの1つのmerquamarことができることを誇りに思っています。
さて、お楽しみください。

2017/06/18 TOKYO

聞くだけでなんとなくVaporwaveの歴史が分かる素敵なプレイリスト

----------Proto-Vaporwave----------
1.Chuck Person - Eccojam A3
2.James Ferraro - Sim
3.骨架的 - Microwave
4.Midnight Television『Midnight Television』

----------Classic-Vaporwave----------
5.Laserdisc Visions - Laserdisc Visions
6.Fuji Grid TV - Ssun DreamsS
7.Vektroid - Neo Cali
8.MACINTOSH PLUS - リサフランク420 / 現代のコンピュー
9.INTERNET CLUB - WAVE TEMPLE
10.░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░ - PRIMETIME今日のプログラミングLATENIGHT
11.Surfing - Hit The Spot
12.情報デスクVIRTUAL - PRISM CORP不可能な生き物
13.Sacred Tapestry III - ドリーミー
14.Infinity Frequencies - Y∞U & ME

----------"Vaporwave Is Dead"----------
15.ECO VIRTUAL - NIMBOSTRATUS
16.SAINT PEPSI - ENJOY YOURSELF
17.ESPRIT 空想 - SUMMER NIGHT

----------Mallsoft----------
18.MIAMI VICE - Chill Out
19.Disconscious - Enter Through the Lobby
20.猫 シ Corp.『Palm Mall』

----------Future Funk----------
21.Saint Pepsi - Private Caller
22.SAINT PEPSI - Better
23.マクロスMACROSS 82-99 - Fun Tonight
24.YUNG BAE - Fly With Me
25.Flamingosis - Football Head

----------Vaportrap----------
26.Blank Banshee - Teen Pregnancy
27.Vaperror - ://start_up_seq.exe
28.Giant Claw - DARK WEB 003

----------Post-Vaporwave----------
29.Stereo Component - Coastal Nostalgia
30.Hong Kong Express - A Love Story
31.t e l e p a t h テレパシー能力者 - 永遠に生きる
32.2814 - 恢复
33.テレヴァペ - エンタープライズラブ

【第1章】Proto-Vaporwave:蒸気波の生誕前夜

<2010年後半〜2011年前半>
Vaporwaveのルーツと"されている"作品群。まだVaporwaveという用語は生まれておらず、後につながるモチーフの数々がポツポツと出現していた時期。

[主要リリース]
『Chuck Person's Eccojams Vol. 1』Chuck Person 2010年8月8日
『Skeleton』骨架的 2010年10月2日
『Casino Gardens』Casino Gardens 2011年4月15日 (Beer On The Rug)
『Midnight Television』Midnight Television 2011年5月14日 (Beer On The Rug)
『Far Side Virtual』James Ferraro 2011年10月25日
[主要レーベル]
Beer On The Rug
------------------------------------------------------------------------------------------------------

Vaporwaveのゴッドファーザー的存在①
チョップドスクリューと呼ばれる手法を用いて、サンプリング音源のピッチを極端なまでに落とし、リバーブをかけてループさせる。サンプリング元に80s~90sのポップソングを取り上げたほか、ノスタルジーを感じさせるような作風は、後のVektroidに引き継がれてゆく。

Vaporwaveのゴッドファーザー的存在②
ラウンジミュージック、エレベーターミュージック、ミューザックと呼ばれる環境音楽を主にサンプリングする。消費社会批判、大衆文化批判というVaporwaveの”パンク精神”のルーツのようにも思える。サウンドトラック的なコンセプトアルバムは、INTERNET CLUBの作品に影響を与えたものと見られる。

Vaporwaveのゴッドファーザー的存在③
Vaporwaveという用語の生まれる以前から、似たような作品を発表していた謎の覆面アーティスト。オカルト要素を加えたアンビエントを中心に作っている。ドリーミーなサウンドは、Luxury Eliteらの「Fortune 500」を経由して、HKEらの「Dream Catalogue」にも影響を与えている。

【第2章】Classic-Vaporwave:蒸気波の爆誕と全盛期/VektroidとINTERNET CLUB

<2011年後半〜2012年8月ごろ>
VektroidのMACINTOSH PLUS名義による『Floral Shoppe』リリースとともに、Vaporwave爆誕。数ヶ月遅れで合流したINTERNET CLUBと合わせて、初期Vaporwave二大巨塔となる。

[主要リリース]
2011年
『Floral Shoppe』MACINTOSH PLUS 12月9日 (Beer On The Rug)
『Modern Business Collection』INTERNET CLUB 7月27日

2012年
『▣世界から解放され▣』░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░ 1月1日
『Deep Fantasy』S U R F I N G 4月2日
『札幌コンテンポラリー』情報デスクVIRTUAL 7月26日 (Beer On The Rug)
『Vanishing Vision』INTERNET CLUB 7月27日
『Shader』Sacred Tapestry 8月30日
------------------------------------------------------------------------------------------------------

そう、ヴェイパーウェイヴとは、Vektroidを名乗る、アメリカ在住と思しき謎の人物による自作自演行為である。

ブラウン管のテレビやVHSを思わせる映像。VektroidはVaporwaveにローファイの美学を持ち込んだと言っても過言ではない。

Vektroid名義ではチルウェイブ的作品を発表している。2011年10月の『Neo Cali』などが有名。

名前からも分かる通り、日本カルチャーへの興味が伺える。日本のCMやアニメから音声をサンプリングするのは、後にVaporwaveの主流となり、やがてサブジャンル・Future Funkへとつながる。

Vaporwaveの歴史は金字塔的アルバム『Floral Shoppe』から始まった。その国家とも言える一曲が「リサフランク420 / 現代のコンピュー」。
Diana Rossの曲をチョップドスクリューにかけ、グロテスクなまでにループさせたサイケデリックなサウンドは、Vaporwaveの方向性を確かに定めた。

情報デスクVIRTUAL名義での『札幌コンテンポラリー』はVaporwave全盛期を象徴するような大作となった。スムース・ジャズ、フュージョンといったジャンルをVaporwaveに取り入れた点でも重要。

ノスタルジックな記憶とヴァーチャル・リアリティの邂逅。Vektroidの音楽は、現実世界とは別のレイヤーにある異世界を垣間見せてくれる。

80s~90sのポップソングを中心にサンプリングしたVektroidに対して、INTERNET CLUBは環境音楽を主に取り上げた。
エレベーターミュージックを意識したサウンドのみならず、ショッピングモールやデパートといった映像的モチーフは、後のサブジャンルMallsoft形成にも大きく寄与したと見られる。

INTERNET CLUBの別名義にして、Vaporwave史上最も呪われていると言っても過言でないのが、░▒▓新しいデラックスライフ▓▒░だ。
本来、聞く者を無意識にリラックスさせることを目指すラウンジミュージックも、彼の手にかかるとここまで破壊的なものとなる。

-------------------------------------------------
--------------------その他--------------------
-------------------------------------------------

なぜかVaporwaveだということにされ、カルト的人気を誇るオーストラリアのユニット、S U R F I N G。『Deep Fantasy』(2012)はローファイなサウンドが心地よい名盤。

自称京都在住のヴェイパーウェイバー、Infinity Frequencies。Vektroid系のチョップドスクリューからINTERNET CLUB系のラウンジミュージックまで幅広く手がける。2013年からの『Computer Death』『Computer Decay』『Computer Afterlife』三部作が有名。

1 2 3 4