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「儲かるの?」「経費使い放題?」自営業者が言われたくないことを解説します。

個人事業や零細経営で商売をしていると、まぁ簡単に人々に「儲かるの?」とか、「経費使い放題」とか、「領収証切り放題」とか言われますが、一寸見くびってないですか?士業や大企業の人に言えます?同じノリで…。なんて考えて、自営業者の本音と思われることを書きました。

更新日: 2017年06月20日

yuujiokumuraさん

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その言い方から入られると…

筆者は起業志向の方と、お話しをする機会が度々ありますが、言われて嫌な事があります。それは、「自営業って、儲かるんでしょう?」とか、「自営業って経費使い放題でしょう?」というものです。

起業志向じゃない人が、明らかに世間知らずで言っている場合があります。それに関しては、気分は良くありませんが流せる場合もあります。

しかし、これからその仕事をしようとして、筆者の話を聞こうとする人としては、首をかしげてしまう発言・態度な気がします。

今回は、そういったことについて解説していきます。自営業者全員の気持ちを代弁できるかは自信がありませんが、少なくとも筆者は自営業を営みながら思うことをがありますので、それをお伝えできると思います。

人の仕事に「儲かる」のかという問いはないでしょう?

先ずは「儲かる」という言葉が困ります。ビジネス書にも「…で儲ける」とか、「儲けるための…」みたいなタイトルで、そういう人達を煽る見出しを付けてきますが、その「儲かる」という曖昧な表現には、いまひとつ基準が見えません。

例えばサラリーマンで500万の年収があったとします。これを高いとか安いと言うことは簡単ですが、それと比べてどうなれば「儲かる」なのでしょうか…自分でサラリーマン並みに稼ぐ事ができる事を「儲かる」とするのか、サラリーマンより圧倒的に稼がないと「儲かる」にならないのか…何となく「儲かる」という言葉には、「楽に稼ぐ」という裏の意味がありそうで、自営業の仕事の評価を低く見た言い方に聞えてきます。

そして「経費使い放題」とは、失礼極まりない!

そして、「経費使い放題」…その通りです。筆者が筆者の仕事をする上で、筆者が必要だと思った物や接待の為に、筆者の売上を自由に使う事ができます。

ただ、これが会社員発想。会社員の方が言う「経費」というのは、会社が給与とは別に出してくれる会社のお金の事ですよね?だから経費は沢山使いたいですよね?

しかし我々自営業者は、自分で稼いだ売上から経費を引いていくという考え方なのです。つまり自分のお金なので使いたくないものなのです。「使い放題」なのは税制上で、ある程度合っていますが、誰かが出してくれる会社の経費とは全く異なったものなので、それも軽く言われたくない事のひとつです。経営の支払いの痛みを知らない人に「いいよなぁ、自営業の奴は何でも領収証だもんな…。」は馬鹿にされた気がするものです。

起業志望ならばなおさら、甘い考えを自営業者に見せるのは避けるべきでしょう!

起業をしようと決意したのであれば、考え方も起業モードに。「儲かる」とか、「経費使い放題」とか、そんな甘い発想を前面に出して相談に来られても、本気さが伝わりません。

筆者は起業すると相談に来てくれる方全員に失敗して欲しくないと本当に思っています。せめて、「会社員の年収と比べて、独立すると所得面ではどうなるのでしょうか?」とか、「自営業の方って、経費はどの程度認められるものなんですか?」等、そういう聞き方をするべきだと思います。きっと、そういう口の利き方が出来る方と出来ない方の間に、何となく商売が失敗するしないといった岐路があるのかなと思うことがあります。

最後までお読み頂き有り難う御座います。

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洋楽バーSTAY UP LATE店主。1971年東京都大森生まれ。尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部卒業。講演業・司会業・執筆業も少々。江戸川区在住、一児の父、愛猫家。