1. まとめトップ

【滅びの美】太宰治おすすめ作品

1909~1948 日本の作家『走れメロス』『斜陽』『人間失格』

更新日: 2019年05月10日

3 お気に入り 4642 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

そう・・・。そのまま飲み込んで。僕のダモクレスの剣・・・

ポケナイさん

太宰治

かれは、人を喜ばせるのが、何よりも好きであった!

出典『正義と微笑』太宰治

恥の多い生涯を送って来ました。

出典『人間失格』太宰治

日本の有名作家。無頼派四天王の一人。
青森県北津軽郡の大地主の6男として生まれる。
幾度も自殺未遂をし、39歳で情死する。
ひょうきんな方、まぁ実際にはひょうきんでないと思います。
彼は、非常に礼儀正しい一面もありました。
横浜DENAベイスターズの、元監督中畑清氏を思い浮かべます。

太宰治の作品は多数ありますが、どの作品も比較的読みやすいです。
個人的には、『駈込み訴え』『走れメロス』『きりぎりす』をおすすめします。

太宰治の主な作品

1934年 ロマネスク
1938年 満願、姥捨
1939年 富嶽百景、女生徒、八十八夜、畜犬談
1940年 駈込み訴え、走れメロス、きりぎりす
1941年 みみずく通信、佐渡、新ハムレット
1942年 律子と貞子、正義と微笑
1944年 散華、津軽
1945年 竹青、惜別、お伽草子、パンドラの匣
1946年 冬の花火、親友交歓
1947年 トカトントン、メリイクリスマス、ヴィヨンの妻、女神、フォスフォレッスセンス、斜陽
1948年 如是我聞、人間失格、グッド・バイ

満願

ふと顔をあげると、すぐ眼のまえの小道を、簡単服を着た清潔な姿が、さっさっと飛ぶようにして歩いていった。白いパラソルをくるくるっとまわした。

出典『満願』太宰治

日本文学には、好色な本が多数あります。
南原兼『ナイトは妖しいのがお好き♥』、谷岡俊一『吾輩は犬である』のように、直接的で破廉恥な本もあります。
川端康成『雪国』、三島由紀夫『憂国』のように、間接的で耽美な本もあります。

太宰治の『満願』は、綺麗で美しく、それでいて好色な本です。理想とする下ネタです。
(『満願』を読むと、ゴシックは魔法乙女のプルメリアを思い浮かべる)

姥捨

死のうか。一緒に死のう。神さまだってゆるして呉れる。

出典『姥捨』太宰治

死ぬる場所を語り合っていた。

出典『姥捨』太宰治

太宰治の初期の作品です。すでに情死について書かれています。
彼の人生は、自殺しようとして死にきれなかった、ただそれだけなのでしょうか。

畜犬談

私は、犬に就いては自信がある。いつの日か、必ず喰いつかれるであろうという自信である。

出典『畜犬談』太宰治

試合を終えて家路へ向かうサッカー部員達。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。
後輩をかばいすべての責任を負った津島に対し、車の主、右翼団員平岡が言い渡した示談の条件とは・・・。

後輩は中島と檀ですね。

駈込み訴え

いずれは殺されるお方にちがいない。またあの人だって、無理に自分を殺させるように仕向けているみたいな様子が、ちらちら見える。私の手で殺してあげる。他人の手で殺させたくはない。あの人を殺して私も死ぬ。

出典『駆込み訴え』太宰治

キリスト教のユダのお話です。
彼の裏切りについて、真面目とユーモアを重ね合わせて執筆しています。
愛情の為か、嫉妬の為か、イエスの為か、金の為か、世界の為か、のんけの為か。

走れメロス

私を殴れ。ちから一杯に頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若し私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。

出典『走れメロス』太宰治

私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れてはじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。

出典『走れメロス』太宰治

何も説明する必要はないかと。
大人になってから、もう一度読み返して欲しい作品です。

きりぎりす

私は、あなたを、この世で立身なさるおかたとは思わなかったのです。死ぬまで貧乏で、わがまま勝手な画ばかり描いて、世の中の人みんなに嘲笑せられて、けれども平気で誰にも頭を下げず、たまには好きなお酒を飲んで一生、俗世間に汚されずに過して行くお方だとばかり思って居りました。私は、ばかだったのでしょうか。でも、ひとりくらいは、この世に、そんな美しい人がいる筈だ、と私は、あの頃も、いまもなお信じて居ります。その人の額の月桂樹の冠は、他の誰にも見えないので、きっと馬鹿扱いを受けるでしょうし、誰もお嫁に行ってあげてお世話しようともしないでしょうから、私が行って一生お仕えしようと思っていました。私は、あなたこそ、その天使だと思っていました。私でなければ、わからないのだと思っていました。それが、まあ、どうでしょう。急に、何だか、お偉くなってしまって。私は、どういうわけだか、恥ずかしくてたまりません。

出典『きりぎりす』太宰治

1 2 3 4 5