1. まとめトップ

こんなにある赤潮青潮のような〇潮という名称

有名なところで赤潮や青潮のような潮流の現象名の数々をご説明。日常よく聞く名称から、珍しい慣用名なども。

更新日: 2017年06月24日

1 お気に入り 4945 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

moepapaさん

赤潮(あかしお)

赤潮(あかしお)は、プランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象である。水が赤く染まることが多いため「赤潮」と呼ばれるが、水の色は原因となるプランクトンの色素によって異なり、オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色等を呈する。赤潮を引き起こす生物は、色素としてクロロフィルの他に種々のカロテノイドを持つ場合が多く、細胞がオレンジ色や赤色を呈する為にこう見える。

水系の富栄養化が主な原因とされる(→栄養塩)。従来、合成洗剤に含まれているリン酸塩(リン)が問題視されたが、近年では栄養塩の供給側の問題に加えて、塩に対する浄化側の作用低下の一因として、護岸工事による干潟の減少が問題視されている。また、養殖業の発達により、養殖生命体の老廃物、死骸による塩の過剰供給を指摘する研究者も多い。

青潮(あおしお)

青潮(あおしお)とは、海水に含まれる硫黄がコロイド化し、海水が白濁する現象である。これが発生している海は薄い青色に見えるので、赤潮と対比して青潮と呼ばれているが、実際に青い色をしているわけではない。夏~秋に東京湾で多く発生することが知られている。赤潮と同様に魚介類の大量死を引き起こす事がある。

赤潮の発生で異常に増殖した植物性プランクトンは、ほとんどの場合底層に沈んで堆積し、バクテリアによって分解されます。この時に周りの酸素が消費され、底層の海水中の酸素が減少します。この酸素の少ない底層の海水が湧き上がって海の色が青色や緑白色に見える現象を青潮といいます。青潮の中では、魚や貝は酸素が足りないため生きることができません。

白潮(しろしお)

赤潮に似た現象で、おもに夏季に海水が異常に乳白色になる状態である。しばしば、東京湾の千葉沖で発生し、地元の漁業者は"しろっちお"とよんでいる。原因はプランクトンである珪藻類の1種ユウカンピア・ズーディアクス(Eucampia zoodiacus)が大発生して、それが死滅すると乳白色になるからである。また、相模湾の沿岸では珪藻の発生による黄褐色の海水を"なっぱ水"とよんでいる。これらの現象が発生すると漁業に悪影響をおよぼす。

緑潮(みどりしお)

緑潮(みどりしお)とは、おもに五島列島の漁業者によってよばれている赤潮に似た海水の異常現象である。原因はの1種、ユレモ科のトリコデスミウム(Trichodesmium)が大発生して、その死骸の色が暗緑色になるからである。この現象が発生すると地元の漁業に悪影響をおよぼす。

高潮(たかしお)

高潮(たかしお)は、台風や発達した低気圧が海岸部を通過する際に生じる海面の高まりを言う。地震によって発生する津波とは異なる。

高潮の原因は主として、気圧の低下による海面の上昇と、向岸風による海水の吹き寄せである。これらを「気象潮」と呼び、「天文潮」すなわち満潮が重なるといっそう潮位が高くなる。これらの効果は湾のように遠浅の海が陸地に入り込んでいる地形で最も顕著に現れるので、東京湾・伊勢湾・大阪湾・有明海などでは過去に大きな高潮災害が繰り返されている。これらの湾では、湾内の海水の固有振動が潮位を更に上げているとの説もある。

ちょっとここから海の状態を表す名称ではなくなっていきます。

黒潮(くろしお)

黒潮(くろしお、Kuroshio Current)は、東シナ海を北上してトカラ海峡から太平洋に入り、日本列島の南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる海流である。日本近海を流れる代表的な暖流で、日本では日本海流(にほんかいりゅう)とも呼ぶ。
貧栄養であるためプランクトンの生息数が少なく、透明度は高い。このため、海色は青黒色となり、これが黒潮の名前の由来となっている。南極環流やメキシコ湾流と並んで世界最大規模の海流である。

黒潮は、赤道の北側を西向きに流れる北赤道海流に起源を持ち、これがフィリピン諸島の東で、北に向かった流れがコリオリ力の緯度変化の影響であるベータ効果を受けて強化される。その後、黒潮は台湾と石垣島の間を抜け、東シナ海の陸棚斜面上を流れ、九州の南西で方向を東向きに転じ、大隅諸島とトカラ列島の間のトカラ海峡を通って日本南岸に流れ込む。日本南岸を流れる黒潮は、四国・本州の海岸線にほぼ平行に流れる場合と、南に大きく蛇行する大蛇行流路をとる場合の2パターンが存在することが知られている。

親潮(おやしお)

親潮(おやしお、Oyashio Current)とは千島列島に沿って南下して日本の東まで達する海流である。北太平洋亜寒帯循環の西岸沿いに南下する部分を構成する。千島海流(ちしまかいりゅう、Kuril Current)とも呼ばれ、黒潮とならび日本近海を流れる代表的な海流である。

この流れは日本列島の東岸で黒潮とぶつかり北太平洋海流(北太平洋ドリフト)となって東方へ向かう流れとなる。栄養塩に富んでおり、親潮という名は「魚類を育てる親となる潮」という意味でつけられた。また北海道東方や釧路沖、三陸沖などに存在する低温・低塩分で溶在酸素量が多く、栄養塩に富んだ水塊のことを親潮という場合もある。

1