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二人に一人はがんにかかるは本当なの!?計算方法のからくりとは

二人に一人はかかると言われているがん。実はこの統計の計算方法は実にいい加減なもの。実際はがんにかかる確率はかなり低いものなのです。

更新日: 2017年06月29日

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tamamirutanさん

病院による がん検診でがんが見つかる確率のデータを見ると、実際がんだった人はかなり少ない。

年齢に寄る確率も、決して二人に一人とは言えない。

国立がん研究センターがん対策情報センターのデータによれば、たとえば30歳男性なら、10年後の40歳までにガンと診断される確率は0.5%だ。この確率は20年後の50歳で2%、30年後の60歳でも7%にとどまる。あくまでも統計的にみれば、60歳までの現役世代のうちにガンになる確率は10人に1人以下に過ぎない。

現役世代の平均でがんになる人は10人に1人。10%と思うと確率的には多いように思える。やはりがんは現代病とは言えそうだが、二人に一人、五割とは言い難い。

ガンの罹患率については、国立がん研究センターの調査結果(2012年データ)がある。

それによると、男性の生涯ガン罹患リスクは63%、女性が47%となっている 。男女合わせると55%がガンに罹患することになるので「2人に1人はガンになる」というのも間違いはない。

この結果から「やっぱり数字は正しいのか」ということになるが、実は統計的な数字にはレトリックがある。

それは何かというと、ガンに罹患する年齢については何も言及していないということだ。「ガンに罹患するのは2人に1人」であることは事実だが、罹患する時期は高齢になってからがほとんどだという点が抜けている。

高齢になってからの死因がのデータで、全体の年齢を考慮した数字ではない。異常=がんの確率が50%ということではない。

一方、障害がん罹患リスクという数字は、どうやって算出しているのだろうか?

がんになるのはその多くが、かなりの高齢になってからだ。
60歳でも男性7%女性10%、70歳で男性19%女性16%、80歳でもまだ男性37%
女性25%である。

平均寿命が長くなっているから、がんになる人が増えているのだ。

若・中年層のがんは非常に少なく、10歳0.1%、20歳0.2%、30歳で約0.5%、
40歳で男1%女2%、50歳でも男2%女5%である。

各年齢別に罹患確率を見ると、80代になっても5割に満たないことがわかる。生涯罹患率とはどうやって計算しているのだろうか?

生涯罹患率の計算方法

では、生涯のうちに癌になる確率、男性55.7%女性41.3%(約二人に一人)というのはどうだろうか?

18の癌の生涯リスクの%が記載されているが、一つ一つの確率は数パーセント。
一番多い男性の胃癌ですら11%である。
人は生涯で癌と診断され手術され闘病生活を送るのは一度か二度程度であろう。
その一度か二度ガンと診断されるかされないかの確率が「癌になる確率」である。

ここに提示してあるのは、食道癌になる確率、胃癌になる確率、結腸癌になる確率・・・と、部位ごとの確率であり、それを何故か合計して男性54%女性41%としてしまっているのである。

生涯罹患率は、体の各部位の罹患率の合計に過ぎなかった。

分かりやすく言うと「一生涯のうち、一度か二度、11%の胃癌になるか、1%の胆のう・胆管癌になるか」という選択をしてしまうという事であって、その「一度か二度癌になる」確率は別である。一人がこれらのリスク全てを負う訳ではないのだ。
単純に考えれば、一番多い胃癌の男性11%+α、大腸の女性7%+α程度が癌になる確率としても良いのではないか?
実際、周りを見ても二人に一人など癌患者はいないのだ。

がんにかかる人は周りにいても、二人に一人という確率は大げさかもしれません。

3人に1人ががんで亡くなってるのは事実だが・・・

2015年の調査結果によると、日本全体の死亡者数は129万444人で、その内ガンによる死亡者数は37万346人となっている 。割合でいうと28.7%になる 。この結果からすると「3人に1人はガンで死亡する」というのは、概ね当たっているといえる。

死亡率についても、国立がん研究センターの2014年のデータによると、現在40歳の男性が20年後(60歳)までにガンで死亡する確率はわずか2%にすぎない。これが30年後(70歳)までにガンで死亡する確率になると7%に上昇する。女性については40歳で20年後(60歳)までにガンで死亡する確率は男性と同じで2%であるが、これが30年後(70歳)までにガンで死亡する確率は4%と男性より低い 。

あくまで、生涯罹患率は各部位の罹患率の合計であり、また、高齢になれば当然病気時代になる確率が上がることを考えると、不必要にがんを恐れることはないと言える。

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