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集団心理学のまとめ

集団心理学のまとめです。

更新日: 2017年07月01日

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この記事は私がまとめました

karupinnさん

人がたくさん集まるような場所での、人の心理はどうなのかでしょうか?

道徳性の低下

群衆に混ざると個人のモラルは最低レベルにまで低下し、無責任になり衝動的に行動しやすくなる。ある人が石を投げたり、物を壊したりすると多くの人が同調し、止められなくなる。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というギャグは群衆心理における道徳性の低下を表している一言といえるかもしれない。

暗示にかかりやすくなる

群衆になると暗示にかかりやすくなり、正確な判断力が失われてしまう上に心理的な感染が顕著になってくる。たくさんの人が集まる場所で火事などがおきると、一斉にパニック状態になって非常口がいくつかあるにも関わらず、同じ出口にみんなが殺到したりするケースなどがこれに該当する。

思考が単純になる

個人では思慮深い人であっても群衆にまぎれることによって、無意識のうちに個人としてのアイデンティティが低下してしまい、モノの見方や考え方が単純になる。そのことで結果的に感情的な考え方や行動が顕著になってくる。

感情的な動揺が激しくなる

感情の動揺が強くなり、興奮状態に陥りやすくなる。音楽ライブなどはこのような群衆の興奮しやすい性質を上手く利用している好例と考えられる。

ルシファー効果

「ルシファー効果」とは、『es』という映画にもなった「スタンフォード監獄実験」を行ったアメリカの心理学者「フィリップ・ジンバルドー」が提唱した概念で、どんな人間でも周囲の同調圧力によって善人から悪人に変わってしまう可能性を孕んでいるというもの。

人間には「善と悪」という対極した2つの面が、「陰と陽」の関係のように刻み込まれている。ジンバルド教授は善良な人が悪人(怪物)に変貌することはとても簡単で、また悪人が善良な人(英雄)に変貌することも可能であるということを、映像で分かりやすく説明している。

彼は、素質に関わりなく、おかれている状況や、環境、集団心理によって簡単に善人から悪人へと変貌するこのメカニズムに「ルシファー効果」という言葉を名づけた。ルシファーとは、天国から追い落とされて、やがてサタンと結託して神に反逆を企てる堕天使の名前のことである。

また、ジンバルド教授は1969年、人が匿名状態にある時の行動特性を実験により検証した人物でもある。「人は匿名性が保証されている・責任が分散されているといった状態におかれると、自己規制意識が低下し、『没個性化』が生じる。その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、また周囲の人の行動に感染しやすくなる」というもの。

匿名性が強まる

匿名性とは、自己の言動に対する責任感と個性がなくなることをいいます。TVやネットでの匿名希望とは「責任を持ちたくありません」と、言っているようなものです。
 
通常、人は単体行動をしている場合、「個人=私」という意識(理性とも言う)が働いており、悪い事や無責任な事、恥ずかしい事などは出来ないと感じているのですが、それが群集の中の一人となってしまうと、「個人=私」という意識が弱くなってしまいます。
 
例えば一人で裸踊りをやっていればとても恥ずかしいと感じる事でも、大勢で裸踊りをやっていれば自分を特定されにくくなるので、その恥ずかしさは軽減もしくは無くなります。簡単に言うと、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という心理です。

大きな力を持っているという錯覚

人は大勢で集まると自分達が強くなったような錯覚を起こします。スポーツの応援や決起集会など、みんな同じ意志で集まっているので、興奮度も高まり更に強くなったという錯覚が高まります。理性の弱い人はこの錯覚をそのまま受け取り、間違った方向へ進んでいきます。

集団心理のメリット

集団心理が良い方向で作用すると、一つの事に一致団結し協力が生まれていきます。また一人一人の力が弱くても、大勢集まる事で大きな力になります。安心感や爽快感、達成感などといった感覚も一際大きく味わえます。

集団心理のデメリット

集団心理が悪く作用してしまうと、興奮状態で善悪を判断する思考が出来なくなり、間違った方向であろうと修正することなく、そのまま突き進んでいってしまいます。
災害・戦争時に起きる集団パニックや暴徒化、集団リンチといった事に発展します。

自ら意図的に行動を起こし、相手の行動を操る

人間の行動や動作は、他人の行動や動作によってコントロールされていることが多いもの。客寄せの「サクラ」は、こういった心理を突いたものといえるでしょう。これは、人間関係にも当てはまります。たとえば、助けを求めている人がいても、誰も動かないと動きにくいのに、誰かが動いた後だと、それにつられるかのように皆が動くというケースがそうです。そのため、他人の行動をコントロールするなら、相手にしてほしい行動を意図的に自分がすることが大切なのです。

集団の団結力を高めるには共通の敵を作るだけでいい

学生時代、普段は一体感のないクラスが、体育祭になると一致団結したという経験はありますよね。これは、「共通の敵」がいることで、団結力が強くなる傾向があるから。「負けたくない」という意識を集団が共有することは、組織のモチベーションを高め、能力を向上させる原動力になるのです。何にどう勝ちたいのか、この部分だけは負けない、というように明確化することで、さらに効果は上がるはず。

自分の組織のPRをさせれば、新人は組織の信者になる

タレントやミュージシャンなどの熱狂的なファンは、その人と同じ格好や話し方をすることを好みますよね。これを「同一視」といいます。これが組織的になると、ある集団の一員であることに高い価値を認め、誇りを持つ「集団同一視」となります。そうすると、集団に対しての親愛の情や依存感情が生まれ、ルールや考え方を自分の価値基準として積極的に受け入れるようになるのです。そのため、自分の組織のPRをさせることで、集団同一視を促すことができるのです。

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