1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

荒波を乗り越えたからこそ続く!老舗企業を舞台にした小説まとめ

創業してから、長い歴史を持つ老舗企業。様々な危機を乗り越えてきたからこそ、現在まで続いているんです。(リベンジ・ホテル、陸王、デパートへ行こう! 、上流階級 富久丸百貨店外商部、書店ガール、風味さんじゅうまる)

更新日: 2017年08月25日

sryamaさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
37 お気に入り 7864 view
お気に入り追加

★『リベンジ・ホテル』 江上剛

大学卒業目前になっても就職が決まらない「ゆとり世代」の花森心平。そんな心平が入社したのは、破綻寸前の老舗ホテル。「俺が立て直す!」と啖呵を切った新入社員に奇跡は起こせるのか。

【江上剛「リベンジ・ホテル」講談社文庫】江上さんの小説は、銀行内部のドロドロとした人間ドラマを描いた作品が多くて、それはそれで楽しめるのですが、本書のようなライト感覚な作品もたまにはいいですね。わが社にも、主人公・心平のような失敗を恐れず無鉄砲な若者がいてくれたらなぁ。

江上 剛『リベンジ・ホテル』読了。現実、こうは上手くいかないけど、常に前向きに考えることは大切だな、と。章ごとの題名がすごく良いなぁ

リベンジ・ホテル 江上剛 就活生及び、新入社員にオススメ。 就活生には仕事に対する希望。 新入社員には仕事を楽しくする方法。 環境じゃない、自分の行動がすべて。 pic.twitter.com/cv3VFd7wxz

★『陸王』 池井戸潤

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は零細企業で、業績はジリ貧。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。

「陸王」池井戸潤 創業100年の足袋の老舗「こはぜ屋」。ジリ貧からの脱却を目指し、新規事業としてランニングシューズ"陸王"の開発を目指す。大企業に立ち向かう零細企業。社長をはじめ社員たちの奮闘ぶりは応援せずにいられない。走った後の爽快感のような読後感がきもちよかった。

「陸王」(池井戸潤) 読了 疾走感。疾走感。疾走感。池井戸さんの作品からは働くオトコの匂いがする。取材するときの視線が想像できる。陸上やってるし尚更面白いと感じてしまった。 -風車に立ち向かう愚かな騎士 このフレーズが残る。

『陸王』(池井戸潤/集英社)読了。今回の池井戸作品も面白かったわ~。小さな老舗足袋業者が業績拡大を図って乗り出したランニングシューズ作りの顛末。いや、もう、展開はだいたい予想できるんだけど(大企業の妨害とか銀行の不親切とか)、それでもこれだけ面白いってやっぱりすごいことよね。

★『デパートへ行こう! 』 真保裕一

明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男……

新保裕一のデパートへ行こうを読んだ。日本橋にある老舗のデパートの100周年記念の最終日の閉店後に繰り広げられる出来事。事情を抱えた人々が助け合って旅立っていく。相手を思いやるセリフが多く感動的だ。中でもベテラン警備員のデパートへの熱い想いは涙が出そうだった。ラストが特にいいね。

真保裕一「デパートへ行こう!」読了。閉店後、深夜の老舗デパートで繰り広げられるドタバタ劇。警備員以外無人のはずの売り場に、次々登場する侵入者たち。伝説の警備員に社長まで加わって、コメディの舞台劇を見ているように物語は進む。明日はデパートへ行こうかな(^O^)

「デパートへ行こう!」読了。ラスト、感涙。設定としてはでき過ぎだが、物語としては最高に面白い。これ、映画化して欲しい。

★『上流階級 富久丸百貨店外商部』 高殿円

お客様からのあらゆる要望に応える百貨店の外商部に、バイトからのたたき上げである鮫島静緒が配属された。洋菓子部門などで成果を出してきた彼女だが、これまでとは違う世界に戸惑う。

『上流階級 富久丸百貨店外商部』(高殿円/光文社)読了。楽しかった!関西の老舗百貨店の外商部に異動になったアラフォー女子が慣れない仕事を持ち前のガッツとアイデアで乗り切っていく。前向きで小気味よくてこちらまで元気になれます。そして、こんな上流階級の世界もあるのね、という楽しみも。

高殿円「上流階級 富久丸百貨店外商部」面白い。出会うことのない外商の人・上流階級の方。営業はお客様に育ててもらうを垣間見れて読む手が止まらない。百貨店は昔出かけていくの楽しみだったのを思い出した。

高殿円『上流階級 富久丸百貨店外商部Ⅱ』読了。顧客の問題とその解決の仕方もよかったけど、静緒の考えに思い当たる節がありすぎて抉られる。高殿作品の女子は根が潔くて清々しいので、悩んだり間違ったりしてもどこか安心して成り行きを見ていられて好き。そして枡家…やはり乙女かわいい…

★『書店ガール』 碧野圭

吉祥寺にある書店の副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が……

碧野圭「書店ガール」読了。ある老舗大型書店に勤める社員やバイトの人間模様に、現代の書店が抱える問題、紙媒体からデジタル化へ移行していきたい経営者との確執も盛り込まれていて、面白かった。私も紙媒体でこその本だと思う。書店で手にとりながらどれを買うか悩むひと時は至福の時間だもんね。

「書店ガール」読了。古ビルに入るチェーン一号店、老舗店、電子書籍モールの3つをうまく織り交ぜて書店の良さを引き立てて描いているのが書店好きをくすぐるのかもしれない。とはいえ私もネット書店で買うことが多く実店舗になかなか足を運べないのだが。そういう時代だからこその小説かもしれない。

碧野圭「書店ガール」(2012) 書店員の理子と亜紀の物語。社会で女性が遭遇する出来事が二人にふりかかる。女性は家庭に入るべきで、男性が女性を見下す、社会の縮図。この偏見はいつなくなるのか。他にも面白い見所が沢山! pic.twitter.com/M8IQgNt73r

1 2





sryamaさん

漫画や小説、映画など「エンタメ・カルチャー」をメインにまとめています。