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リアルな内容で読み応え十分!企業の不正を描いた小説まとめ

実際に起こった事件をモチーフとした作品もあり、リアルな内容となっています。(空飛ぶタイヤ、ニッチを探して、不発弾、巨額粉飾、隠蔽指令、青い蜃気楼―小説エンロン)

更新日: 2017年09月12日

sryamaさん

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★『空飛ぶタイヤ』 池井戸潤

走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……

池井戸潤の空飛ぶタイヤを読み終わりました。 うん、面白いね。涙アリ、熱くなるシーンもあるしで感情移入がしやすい良作。 500pはあったけど3日程で読めた。

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」読了。めっちゃ面白いですわ。中小企業が巨大企業に立ち向かう構図は下町ロケットと同じ。何度も何度も絶体絶命に追い込まれながらも切り抜けていく。上下2巻久し振りの一気読みでした。

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」上下巻。死亡事故を起こした運送業者社長が苦労の末、財閥系自動車会社の不正を暴く話。最初はつらいけど後半が超気持ちいい!面白い!作者が元銀行マンだったそうで大企業の組織内政治の書き方がすごくリアル。中小企業の平社員で良かった。

★『ニッチを探して』 島田雅彦

背任の疑いをかけられた大手銀行員・藤原道長は、妻と娘を置いて失踪した。一方、横領の真の首謀者たる銀行幹部たちは、事件の露見を怖れ、冷酷な刺客を放つ――。

『ニッチを探して』読了。 銀行員の副支店長が銀行の不正な金を暴きその金を震災復興先に融資して、逃亡しながら日常生活から離脱し関東近郊の最適な居場所を探しながらサバイバルして行く中編。 島田雅彦の去年出た話で、文体が警戒でユーモアに溢れていて面白かった。

島田雅彦「ニッチを探して」読み終わった。表向きの善を欺きながら、裏側の悪の中の善を信じて成功する爽快さは半沢直樹的でもあって面白かった!!!夢と現実の境目が曖昧になるあたりの描写は毎度のことながら興奮。これ読んでホームレスの人たちを見る目が変わりました。わたしもサバイブしてやる!

島田雅彦の『ニッチを探して』読んだ。主人公は半沢直樹のようであり実は半沢のような俗物ではななくはるかに崇高なヒーローであった。

★『不発弾』 相場英雄

大手電機企業・三田電機が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、事件の背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。

相場英雄さんの"不発弾"発売日頃に買っていたものの漸く読了。警視庁捜査二課の小堀管理官が目を付けた大手電機会社の不正経理問題。その背後にいる男の生き様と小堀の正義を貫かんとする執念が克明に描かれる社会派ミステリー。世間を今昔賑わした某企業等を髣髴とさせる物語は実に読み応えあった。

相場英雄『不発弾』読了。ある電機メーカーの、1500億円の限りなく粉飾決算な「不適切会計」という会見に納得出来ない知能犯捜査係の警視が裏で暗躍している男を追うという話。現在と過去の話が交互に進行して、どのようにバブルが始まり、終わり、何が残ったかが描かれる。

相場英雄さんの「不発弾」読了。 バブルが弾けた時、なんであんなにバタバタと証券会社やら銀行やらが倒産したのかわからなかったけど、これを読んでちびっとだけど理解できた。 んー。怖い世界だ

★『巨額粉飾』 嶋田賢三郎

名門トウボウは紡績から身を起こし、化粧品事業で世に知られる。だが長年にわたる粉飾決算のため、その屋台骨は蝕まれていた。常務取締役の孤軍奮闘も虚しく、トウボウはその両翼をもがれてしまう。

巨額粉飾(嶋田賢三郎)をようやく読んだ。元カネボウCFOが、自身の体験に基いて老舗繊維企業の粉飾と崩壊に至る過程を書いた私小説的な経済小説。不正決算を行い、それを許容するに至る企業内の生々しいやりとりが大変興味深い。当事者でなければここまで書き込めはしないだろう。

嶋田賢三郎著、巨額粉飾 読了。名門と言われる一流企業も経営者次第で、傾くのも早いのだと実感。なんだか、すごく臨場感があった。

元カネボウCFOが書いた小説「巨額粉飾」(嶋田賢三郎/新潮文庫)を読んでいる。「最高責任者を除いては誰も望まない。それが粉飾決算の本質なのだ。」という一節が重かった。安易な一般化は禁物と思うけど、カネボウの実態を知り尽くした方の言葉はやはり重い。

★『隠蔽指令』 江上剛

「僕は君に信頼を置いているからね。うまくやってくれ」頭取の言葉に、行員天野の体は熱くなった。かつてのトップが愛人絡みで行った7億円もの不正融資が、いまメガバンクを脅かしつつあった。

江上 剛『隠蔽指令』読了。バブリーな時代の後始末。不正融資を隠蔽する銀行側と政治家、暴力団との攻防を描いた小説。主人公だけはまともな人であってほしかったが、環境が人間性を破壊するのか。あとがきにも読みごたえあり。 pic.twitter.com/gFZkZXbwKs

「官僚というのは、景気の悪化や庶民の苦しみは関係ない。法の強化、自分たちの権力強化だけが望みなのだ。国が疲弊すればするほど官僚統制が強化されるのはそういうことだ」江上剛、隠蔽指令にでて来た台詞。

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sryamaさん

漫画や小説、映画など「エンタメ・カルチャー」をメインにまとめています。