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ソフトバンク孫社長が買ったイギリスのアーム社とは?工場を持たない半導体チップ会社

ソフトバンクが買収したARMホールディングス (ARM Holdings plc) は、世界の大半のスマートフォンに装着されているとされています。工場を持っておらず、半導体の開発に特化しています。

更新日: 2017年07月21日

misukiruさん

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ソフトバンクがARMホールディングスを買収し、その買収額がおよそ3.3兆円ということでかなり話題

◆ソフトバンクによるARM買収

ケンブリッジ周辺のハイテク企業集積地(シリコンフェン)内では良く知られた企業である。現在はソフトバンクグループ傘下である。

ARM社からライセンス供与を受け実際にプロセッサを製造している企業は数十社に及び、インテル社、フリースケール社、ルネサス テクノロジ社などが挙げられる。

◆ARMの消費電力が特徴

ARMアーキテクチャを採用したプロセッサは携帯機器への組み込みに適した低消費電力が特徴である。32ビット組み込みCPUの75%以上がARMアーキテクチャに基づいたCPUが採用

スマホ・IoT(組み込み型)という今後に伸びが期待されるCPUをほぼ独占でライセンス提供できる

◆世界の携帯の大半がARM

昨年1年間で、アーム社は、150億のマイクロチップを販売したという。この数は、ライバルとなる米インテル社がこれまでに販売したマイクロチップの数を超える

1980年代にイギリス国内のほとんどの学校で導入された「BBCマイクロ」コンピュータを開発したことで知られるコンピュータ会社である。

◆工場を持たないARM

年間出荷数は約40億個。1日平均1100万個ものCPUコアを売りさばくARM社。個数ベースではダントツで世界一だ。しかし、ARM社は工場を一つも持たない。

例えばiPhoneにはARMのコアが採用されているが、委託先はサムスンやTSMCなど複数のファブで製造されている。たとえ同じ型番のiPhoneであっても半々の確率でサムスンかTSMCということもある。

エイコーン社のスピンオフとして生まれたのが半導体設計を主力とするアーム社だ。アップルのPDAとして知られる「ニュートン」の共同開発プロジェクトがきっかけとなった。

◆売り上げ1500億円ほど

売上高は日本円換算で約1500億円程度と意外と小規模だ。一方でファブレスのため営業利益率はとても高く、50%を超えている。ARMファミリによって単価は異なるが、ARM社は1コアあたり4.7円が目安であると公表している。

クアッドコアでも30円から35円といったところだ。つまり10万円するiPhone6でもARM社の売上は高くてもせいぜい35円といったところだ。良心的すぎる値段

◆英国として歓迎の姿勢

英国では1000社を超える日本企業が約14万人を雇用している。英国としては日本に出ていかれては困る。

◆今後のソフトバンクの将来像

3兆3000億円強で買収した英半導体設計アーム・ホールディングスとサウジアラビアと設立した10兆円ファンド。孫氏が描くIoTビジネスの輪郭が見えてきた。

孫氏はアームの技術を搭載した半導体が「今後20年で1兆個、世界中にばらまかれる」とも述べる。IoTが普及すれば、半導体が搭載されるモノはスマートフォン(スマホ)やクルマから身の回りの日用品に広がるからだ。

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misukiruさん