1. まとめトップ

海外で爆発的流行、匿名メッセージアプリ『Sarahah』が抱える光と闇

いま、海外で爆発的な人気を集めるSNSアプリ『Sarahah(サラハ)』。相手に匿名でメッセージを送れるというシンプルなコンセプトが受け、欧米・中東各国でランキング1位になっています。匿名という性質上、今後のコミュニケーションのあり方を根本的に変えるかもしれない要注目のアプリです。

更新日: 2017年07月31日

3 お気に入り 313880 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

海外で今、とあるアプリが爆発的な流行を見せている

今、海外で社会現象となっているSNS系アプリがあります。

あなたが18歳以上で、最近AppleのApp Storeで「トップダウンロード」チャートを閲覧した場合、「Sarahah」が何であるか、iPhoneでどのように人気のアプリになったのか、疑問に思うかもしれません。

突然App StoreやGoogle Playのランキングを駆け上がってきたアプリがあります。

App Storeのトップには、YouTube、Instagram、Snapchatという新しいアプリがありますが、これは米国のほとんどの人はこれまで聞いたことがないでしょう。

ほんとに、急に人気になったアプリ…。

これはSarahahと呼ばれ、友人や同僚から匿名でフィードバックを送受信するためのアプリです。

そのアプリの名はちょっと変わっていて、『Sarahah』(サラハ)といいます。

サウジ生まれのアプリ『Sarahah』とは?

アプリ名のSarahahとは、アラビア語で「正直」の意。

SarahahはApp Storeのダウンロードチャートで爆発する最新の匿名メッセージングアプリです。

『Sarahah』は一言でいうと、匿名のメッセージアプリ。

アラビア語で「正直」を意味するサラハは、開発者Zain al-Abidin Tawfiqによって昨年、従業員が上司に匿名のフィードバックを与えるためのウェブサイトとして立ち上げられました。

もともとはビジネスシーンで上司や同僚に匿名のフィードバックを与えることが目的のアプリでした。

アプリケーションは、今年2月にリリースされて以来、中東と北アフリカで大きな成功を収めてきました。

2017年2月のリリース当初は、アラビア語にのみ対応。
エジプトで250万ダウンロード、チュニジアで170万ダウンロード、サウジアラビアで120万ダウンロードを記録するなど、中東で大ヒット。

6月13日に英語に対応した。それ以来、過去6週間で10代の多くの人々からの支持を得た。

その後6月にアプリが英語に対応すると、欧米各国でランキングを駆け上がり、7月28日現在で米国、イギリス、オーストラリア、ブラジルなど多くの国で無料アプリランキングの1位になっています。

Sarahahについては、2つの珍しいことがあります。最初は、アプリのタイトルがアラビア語表記になっていること - それはサウジアラビアで作られました。第二は、小さなチームと低い開発コストの組み合わせにより、資金調達でペニーを上げる必要なくそこに着いたことです。

世界的な人気となったアプリにしては珍しく、英語圏以外から火がつき、さらに資金調達もしていないとのこと。

アプリの特徴は「匿名性」

Sarahahで受け取ったメッセージは、その送信者が誰であるか知ることはできません。

アプリをダウンロードすると、他のユーザーのページに匿名の「フィードバック」を投稿できるようになり、人々が自分の秘密のメッセージをあなたに送信できるようになります。

メッセージが送られた相手は、そのメッセージがあなたからのものだとは分かりません。

シンプルなアプリSarahahでは、誰でもテキストベースのメッセージを匿名で送ることができ、受信者が会話に応答したり、会話を続けることはできません。

メッセージは匿名で相手に送られます。
相手は誰から送られてきたかは一切わからず、そのメッセージに返信することもできません。

サラハは、同僚や友人からの正直なフィードバックを秘密の方法で受け取って、あなたの強みと改善すべき点を発見するのに役立ちます。

その人にとって有益と思っていても、なかなか面と向かっては言えないことが「匿名」なら言える…
これは世界共通の悩みなのかもしれません。

#Sarahah 3人と…言えるか不安になるほどそこまでの付き合いでもなかった((((やめ pic.twitter.com/t78d13dXi9

Sarahahで匿名の人から寄せられた質問を、SNSにシェアして回答するといった使い方が流行っているようです。

一方、その匿名性に懸念の声も…

匿名というと、やはり気になるのがその「負の側面」。

一部のユーザーやレビュワーによると、このアプリには暗い側面があります。
それは弱い立場の人々を匿名で罵倒するために使用されており、「憎悪の繁栄の場」とも言われています。

匿名性はアプリの中核であり、ユーザーは友人、同僚、または上司に対しても、自分が本当にどのように感じているかについて残忍な正直なメッセージを送ることができます。

この指摘される懸念について、運営は監視体制を強めたり、特定のNGワードを送信できないようにするなどの対策をとっているようです。

同じような匿名性を持ったアプリには『Secret』というものがありましたが、ネットいじめを助長するとして2015年にサービスが終了しています。

もし歴史が教訓であれば、それはサラハの爆発的流行が持続不可能であることを示唆しているかもしれない。Yik Yak、Whisper、そしてSecretのような匿名のメッセージング・プラットフォームは、悪意のあるユーザーの制御に苦労し、不名誉のサービス終了を経験している。

開発者の思い

アプリの初回起動時に表示される画面。
「そのメッセージはあなたを幸せにしていますか?」
「(メッセージを受け取る)相手は選ぶことができます」
といった文言が表示される。

Zain al-Abidin Tawfiq氏は、当初、彼らの上司からの報復を恐れることなく、人々が職場で匿名のフィードバックを与えることができるようにアプリを開発したと語った。

開発者は、匿名である時のメッセージは、そうでない時と比べてより正直なものだと考えています。

1 2