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一巻完結とは思えない濃さで読ませる!壮大なストーリーの漫画7選

SF超大作に歴史スペクタクル、バネ足ジャック譚などなど――魅力的な世界観と壮大なストーリーで読ませる一巻完結のオススメ漫画!どの作品も一巻完結とはとても思えない内容の濃さです!

更新日: 2018年09月22日

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gesyutarutoさん

■ジュブナイルSFの超大作!空に憧れを抱く少年たちの物語

原作:あさりよしとお 漫画:カサハラテツロー

「空を見たい」と願う少年ヴァイスはネロと共に空を見るためのアイテムを作っていた。そんなある日、ネロを探す少女ノワールと出会い、「空なんてない」と告げられる。世界に隠された謎に挑む本格的SF漫画。

天空まで続く建物の中、空を見たいと願った少年が悪戦苦闘するうちに世界の秘密を知るという王道ジュブナイルSFの良作

理想の管理社会は欺瞞に満ちた虚構であった、というベタ〜なストーリーだが、ありきたり、と言う無かれ!!これを『王道』と言うのです。学習誌のマンガだから単純明快なストーリーって事もあるんでしょうが、それだけに単純に分かり易くて面白かった

■19世紀のロンドンを震撼させた『バネ足ジャック』の物語

作者:藤田和日郎

19世紀のロンドンに現れた怪人「バネ足ジャック」。ロンドンの街を恐怖に陥れる怪人の正体とはいかに?
あの「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎が描くゴシックアクション!

19世紀イギリスに現れたバネ足ジャック譚。おどろおどろしさや、人間の狂気を書かせたら一級品の藤田和日郎ワールド。魅力的なキャラ満載。後日譚もいい出来

からくりサーカスと月光条例の間に描かれた傑作。手足がバネの怪人と刑事の戦いを描いた中篇に、その後日談がプラスされている。非常にパワフルで読み応えがあり、まとまりも良く楽しく読める

■一匹の梟を巡る壮大な物語

作者:藤田和日郎

この世には恐ろしい梟がおったそうな。その名は「ミネルヴァ」。何でも目をあわすだけで死んでしまうらしい。そんな怪物じみた梟に挑むのは年老いたマタギじゃった。これはミネルヴァと人間たちの壮大な戦いの記録である。

決着の銃撃、気迫の大ゴマ1ページはペン入れとベタ塗りのみ。ここは作者の意図に反してアシスタントの面々が異口同音に「トーン・黒プー・白プー全て不要」を主張したとか。いや確かにですね、読むと分かります。そりゃここに余計な飾りは要らんて

1巻完結で、まるで一本の映画のような構成となっていて、読みやすく綺麗に終わり、そして面白い。ジジイとオッサン中心のお話であり、色々藤田節が炸裂していて、楽しんで描いてるなあって感じである

■ダミッポスの逸話を題材にした物語

作者:岩明均

紀元前二百余年、一人の天才数学者アルキメデスはローマ軍を震え上がらせる軍事プロジェクトを思いつく。古代シチリアを舞台に壮大な歴史スペクタクルが幕を開ける!

まず凄く良かった着眼点。ヘウレーカは、失われたアルキメデスの偉業を作者ならではの味付けで大胆に見せているのだけど、ああいう見せ方って普通考えつく?失われてしまって、今では詳細がわからないギリシャ文明を逆手にまさかああいう大胆な見せ方を!うーん、シビれるなー…

この話を長編にせずにここで終わらせるんだ〜と言う新しい驚き。歴史小説も漫画も読まない自分だけど、これはこれで切り取り方としてアリかなと思った

■圧倒的画力で描かれる少女と老人の戦いの物語

作者:大友克洋

マンモス団地内で発生した連続変死事件。捜査が難航する中、担当の刑事部長が謎の死を遂げる。
そんなある日、マンモス団地にとある家族が引っ越してきた。娘の名は悦子。超能力者である。事件の裏にはもう一人の超能力者の影。超能力者同士の戦いは思いも寄らぬ惨劇を呼ぶ!

この一冊だけで大友は、日本の漫画とアニメ(さらにゲーム)に大きな影響を与えたと思う。絵的な表現が凄いし、全一巻の中で世界をしっかりと作り上げ、明確に終わらせている。だから何度読んでも面白いし、スッキリする

多くの超能力ものマンガが存在するが、本作はまちがいなくそのベストである。セリフではなく、描写で超能力を、ここまで現実味をもって表現できるのは、著者だけである

■一度呼んだだけでは理解できない奥深い物語

作者・浅野いにお

虹ヶ原の町を舞台に過去と現在が交差する。トンネルの怪物、蝶の異常発生、様々な出来事が絡み合う先に待ち受ける真実とは?

何度読んでも全てを理解できない。が、その都度圧倒される。全てのキャラクターに感情移入出来ないほど歪な人達ばかりでてくるが物語には入り込んでいける。しかし把握はできない

過去と今を交錯させていくストーリー展開は上手いとしか言えない内容でした。小学校時代の思い出とそこに繋がる今という図が時系列的に分かりにくいながらも、やっぱり浅野いにおは凄いなーと感心させられました

■密室の中で繰り広げられる壮絶な攻防戦を描いた物語

原作:福本伸行 絵:かわぐちかいじ

大学山岳部OBの石倉と浅井は雪山で遭難してしまう。死を覚悟した石倉は過去の殺人を告白するが、運良く山小屋を発見し一命を取り留める。罪を告白した男と懺悔を聞いた男、山小屋の中で繰り広げられる攻防戦。究極の密室サスペンス!

度肝を抜くような、ハラハラドキドキのストーリー展開には定評のあるの福本伸行、人物の表情やしぐさの表現では味のあるかわぐちかいじの見事なコラボ

雪山で遭難する二人、死を覚悟して過去の罪を告白するも山小屋へ辿り着き、犯した罪を告白した者とされた者とが夜明けまで口封じの攻防を始める。生きてその場にいるのはたった二人なのに恐ろしい緊張感のある一冊でした

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