1. まとめトップ

[閲覧注意]世界の殺人鬼 file.2

人間に最も多くの災禍をもたらすものは人間なり。byプリニウス一世 ……暫定的に公開中。随時追加します。

更新日: 2018年09月18日

3 お気に入り 6043 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

felethさん

オーウェン・オバースト

オーガスタ・フラム

オーガスタ・ナック

オーギュスト・サングレ

大久保清

大久保時三郎

大米龍雲

小口末吉

尾崎留吉

オマイマ・ネルソン

オマイマの身柄を確保し、そのアパートを捜索した警察は、夫の殺害が事実であることを確認した。床に置かれたいくつものゴミ袋には人体の様々な部品が入っていた。性器だけが入っているものもあった。洗濯かごの中のシーツは血みどろで、一見綺麗なベッドもマットレスを裏返すと血みどろだった。ベッドの上で解体し、浴室で血抜きしたらしい。
 冷蔵庫の中にはアルミホイルで包まれた頭部が入っていた。煮られており、顎は焦げつき、歯は剥き出しで笑っているように見える。頭髪は剥がされて、別のホイルに包まれていた。

また、その供述は二転、三転し、虚言癖があることも明らかになった。例えば、取り調べの当初は犯行を否定し、

「電話がかかってきて、知らない男の声で『お前の望み通りにしてやったぜ。ゴミ袋の中を見てごらん。ハンバーガーにしてみてはどうかね?』などと云うので、開けてみてビックリして、ジョンに助けを求めたんです」

 と弁明したかと思えば、

「夫は以前にも女性を殺してバラバラにしたことがあるんです。だから、死体は夫に殺された犠牲者だと思いました」

 などとも云い出す始末。彼女の車の中にあった袋詰めのはらわたを指摘されると、

「コインランドリーに行く男を乗せてあげたので、そいつの忘れ物かも知れません」

 その場当たり的な嘘の数々は畠山鈴香のそれによく似ている。結局、殺害自体は認めたが、あくまでも正当防衛だったと主張した。しかし、それでも鋏で刺しただの、アイロンで殴っただのと供述は転がった。おいおい、電気スタンドじゃなかったのかよ。

やがて、死体の指紋を消すために油で炒めていたことが判明し、計画的な犯行であった可能性が濃厚になった。すると、オマイマは一転して心神喪失を理由に無罪を主張し始めた。以下は鑑定に当たった精神科医に彼女が語った「事実」である。

「夫を解体する際、赤い口紅をつけ、赤い帽子を被り、赤いハイヒールを履きました。血の色に魅了されたのです」

「あばらの肉がおいしそうだったので、バーベキューにして食べました。とても柔らかでジューシーでしたわ」

 これもどこまで本当なのか判らない。精神異常を装おうための嘘であった可能性もあるのだ。
 陪審員もその辺りを苦慮したのだろう。評決に至るまで6日も費やした。結果、謀殺は否定されたものの故殺は認められて、オマイマは懲役27年の刑を云い渡されたのであった。

1 2 3 4 5 ... 11 12