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時代の変化を感じる!三世代にわたる物語を描いた小説まとめ

時代の移り変わりを感じることができる作品です。(みかづき、ラブレス、ツリーハウス、抱擁、あるいはライスには塩を、花の鎖、警官の血、赤朽葉家の伝説)

更新日: 2017年12月28日

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sryamaさん

★『みかづき』 森絵都

用務員の大島吾郎は、児童の母親、赤坂千明に誘われ、学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚した吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが――。

森絵都『みかづき』読了。昭和時代の塾講師の話だと思っていたら、全然違った。戦後から現代までの教育の流れと均衡、そして三世代にわたる家族の物語だった。経済発展も描かれていて、家族旅行が谷津遊園からディズニーランドへ。NHKの朝ドラにぴったりな物語!

『みかづき』(森絵都/集英社)読了。昭和36年、新たな教育機関を作りたい千明と勉強を教えることに長けていた吾郎が出会い、塾を作り家族を作るところから始まる三世代の物語。教育について、子どもを取り巻く社会状況について、そして家族について。読み応えがあってとても面白かった!

『みかづき』読了。まず骨格である大島家の家族史が素直に気持ちよく面白い。また戦後教育の変遷を軽快に辿るので、自然と教育の不易と流行を読者の俎上に載せることができる良い本(官側の目線は足りないが)。「日本は国民的了解を得ている教育観学力観が存在しない」という尾木ママの指摘を思いした

★『ラブレス』 桜木紫乃

謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた――。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。一方、妹の里実は道東に残り、理容師の道を歩み始めた……

桜木紫乃「ラブレス」を読了。三世代にわたる母娘の壮大な物語。これはスゴい!人生の厳しさと悲哀が入り混じるストーリー展開に、最初から最後まで振り回された。そして悲しくも逞しい主人公たちの生き様に惹かれた。直木賞候補になったのも納得。桜木さんの小説にハマりそう。

「LOVELESS」 本書は百合江だけではなく、三世代続く家族の壮絶な物語だ。必死にならなくてもそれなりに生きていけてしまえる現代とは違う、誰かの犠牲なしには生活が立ちゆかなかった時代。誰もがしんどかった様々な人びとが絡みあうことで家族の歴史が熟成されていく物語。

桜木紫乃著『ラブレス』(新潮文庫)読了。性格、生き方の異なる姉妹を軸に姉妹の母や娘たちも含む女三世代の人生を描いた作品。物語が作る大きなうねりに身を委ねているうちに読み終わった。誰もが誰かに愛されている。そんなことを読後に改めて思った。

★『ツリーハウス』 角田光代

じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ?

ツリーハウス/角田光代、読了。大傑作。著者の作品の中で間違いなく一番いい。家族三世代の歴史を、実際の近代史をうまくリンクさせて描いている。この本を通して感じる。なんて事のない家族でも、当たり前だがそれぞれ歴史があり、自分をかたどるモノが脈々と作られてきた事を感じ、涙が出る。

角田光代 著『ツリーハウス』読んだ。中華料理店を舞台に、ある一家の長い長い物語。祖母との旅から始まる、戦中から現代まで三世代それぞれの語り口で描かれてる作品。つまらない近現代史の教科書より、ためになって感動するし考えさせられる。オススメ。

角田光代「ツリーハウス」読了、何の変哲もない中華料理店を営む家族の三世代の黒歴史が、昭和〜平成の大事件と並行して語られる。現代版つみき崩しのような、それでいてどこの家でも起こっていそうな。時代毎の風潮描写素晴らしく、あぁあの時はそんな雰囲気だったよなぁと懐かしく思い出させる。。。

★『抱擁、あるいはライスには塩を』 江國香織

東京・神谷町の洋館に三世代で暮らす柳島家。子供たちを学校にやらないという教育方針だが、四人の子供のうち、二人が父か母が違うなど、様々な事情を抱えていた。

「抱擁、あるいはライスには塩を」江國香織。三世代にわたる風変わりな家族の物語。すごく自由で世間体等気にしないこの家族のほうが真っ当に感じてしまう!時代が前後したり、語られる視点も章によって変わるのも絶妙。いい本に出会えた♪ #dokusyo

#江國香織 さんの 「抱擁、あるいはライスには塩を 」読み終わりました。ゆったりと豊かな空気の中で過ぎてゆく三世代百年のそれぞれの愛と自由と許容。読み終わった後にもう一度読みたくなる。

江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』 三世代、百年にわたる柳島家の物語。大正時代に建てられた広壮な洋館がこの独特な家族を象徴するかのようです。子供達の学校や結婚等世間一般との葛藤やすり合わせにドラマがあると思いました。 光一と恋人の話が印象的。

★『花の鎖』 湊かなえ

両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。

湊かなえ著「花の鎖」読了!!お見事…三世代にわたる物語を時系列をずらして、描いたお話。最初はオムニバスのよう、気づけば連作小説…お見事!! #book

今更ながら、湊かなえさんの花の鎖(原作)面白かったです。 三世代の物語が最後に繋がる結末に驚愕。湊作品にしては複雑な展開で描かれています。

花の鎖 サスペンスと思って期待してなかったのに 三世代の時代の流れ 感動!!!!!今更だけど 一人の人だけを愛して思いやるそんな人生って素敵

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