1. まとめトップ

【全部無料!】Kindleで読める知っておきたい名作日本文学9作!

著作権が消滅した作品を電子化して無料公開をしている青空文庫。Kindleにも青空文庫が出版した作品が並んでいます。日本文学というと難しいイメージがあるかもしれませんが、今回は小説をあまり読まない方でも、楽しめる作品をとりあげてみました。全部0円で読めます!

更新日: 2018年05月04日

5 お気に入り 4346 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

著作権が消滅した作品を電子化して無料公開をしている青空文庫。Kindleにも青空文庫が出版した作品が並んでいます。日本文学というと難しいイメージがあるかもしれませんが、今回は小説をあまり読まない方でも、楽しめる作品をとりあげてみました。全部0円で読めます!

minamikanakoさん

夏目漱石(1867年-1915年)

東京生まれ。帝国大学英文科卒。松山中学、五高などで英語を教え、英国に留学。帰国後は一高、東大で教鞭をとる。1905年「吾輩は猫である」を発表。東大を辞め朝日新聞社に入社し小説に専念し、次々と話題作を発表する。

漱石の小説は口語体で書かれているので、今の小説に近く読みやすいです。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い」という有名な書き出しで始まる小説です。猫の視点で人間の生活を面白おかしく描いた作品です。

この本は、読みやすかったです。日本を代表する本ですので、精読したいですね。

漱石の前期三部作の一つです。裕福な家庭に生まれ、高学歴でありながら働かなかった男が、友人の妻に恋をし、その妻と一緒になるという決意をするまでの話です。恋愛小説としても読める作品です。

それからが、漱石では一番好き。私が女だからか、坊っちゃん、こころ、虞美人草なんかは男目線であんまり面白くないけど、それからは、繊細に、恋愛、挫折なんかが丁寧に書かれている。何度も読めるなあ

鎌倉由比ヶ浜で語り手の「私」は「先生」という人物に出会う。「先生」には誰にも言えない秘密があった。
前半は「私」と「先生」のエピソードで、後半は「先生」の手紙という構成。

考え深い作品です。

友人Kの自殺の要因となった自分の行動に生涯苦悩する先生の心情は、
なかなか本当の意味で理解できるものではありませんが、意表をついた
終り方も含めて、読後に何とも言えない気持ちにさせられました。

芥川龍之介(1892-1927)

東京生まれ。東京帝大英文科卒。在学中から創作を始め、短編「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。

短編です。

羅生門の下で雨がやむのを待っていた「下人」が、死体から髪の毛を抜く「老婆」に出会う物語。
善悪を考えさせられる話です。

生と死の狭間で生きる下人の、振り子のように「善」と「悪」を行き来する心の揺れが絶妙に表現されています。
誰でも人間として良くありたいという願いはあると思います。
でも自分の生活が危機に陥ったとき、これだけあっさりと垣根を越えてしまうのですね。

江戸川乱歩(1894年-1965年)

早稲田大学卒業後、様々な職を経て「二銭銅貨」でデビュー。探偵小説や、幻想回帰小説、犯罪小説、少年小説など数多くの傑作を世に出す。

短編です。

ある女流作家の元に送られて来たファンレターの中に、「奥様」で始まる不気味な手紙が混じっていた。その手紙を読み進めるうちに女流作家は驚愕の事実を知るのだった。

ドキッとする物語です。

どこからどこまでが本当のことか分からないところが面白かった!
江戸川乱歩は難しすぎるかと思ってましたが、以外とスルスル読めました!

変装の名人の盗賊「怪人二十面相」と名探偵「明智小五郎」と「少年探偵団」の攻防を描いた少年少女向けの探偵小説。

明智小五郎、少年探偵団の痛快な活躍が楽しめる傑作です。明確なストーリー、奇想天外なトリックで子供だけでなく大人が読んでも結構楽しめます。よく出来たストーリーです。

宮沢賢治(1896年~1933年)

岩手県生まれ。盛岡高等農林学校卒。創作と農業指導に献身する人生を送る。37才で没。没後に評価が高まり数多くの童話と詩集が刊行される。

童話。家が貧しく孤独な少年「ジョバンニ」が親友で同級生の「カムパネルラ」と銀河鉄道を旅する物語。
宮沢賢治の代表作。

宮沢賢治の名作。死をテーマとした物語。読んでみると、発見があります。

堀辰雄(1904年-1953年)

東京生まれ。第一高等学校(東大教養学部、千葉大医学部、薬学部の前身となった旧制高等学校)理科乙類に入学。数学者を目指していたが「神西清」と出会い文学の道へ行く。東京帝国大学文学部国文科に入学。

宮崎駿監督『風立ちぬ』の原作になった小説です。
結核を患った婚約者の話です。

読んでみるとわかるが、小説でしかできない表現が確立されている。
つまり、風が流れていくのが見えるかのような文体なのだ。
そして、その風は、
「結核を患っている恋人と過ごした時間」のメタファーになっている。
いつの間にか過ぎ去っていた、もう触れることができない時間。
その「風」が、ありありと感じられるし、読める。
特に、「序曲」の描写が美しい、と僕は思った。
宮崎駿が、これをアニメにしたいと思うのは、よくわかる。

太宰治(1909-1948)

青森県生まれ。東大仏文科中退。「逆行」が第1回芥川賞の次席となる。戦後『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し入水自殺をする。

中編小説。人間が恐ろしいと感じる「大庭葉蔵」という男の物語。大丈夫なのかと、心配になる程「大庭葉蔵」という男の人生が転落していく様子が描かれています。

自分と他人の違いに苦しみ、他人の持つ「人間らしさ」を求め続けた彼は、酒に溺れ、薬に溺れ、何度も死を求めました。自分を愛することができず、それでも多くの人に愛され続けた彼。そのやさしさと魂の純粋さゆえに、不器用にしか生きられなかった彼。
本当の「人間らしさ」とは何か。貧弱で、愚かで、卑怯で、限りなく弱さに近い、そんなやさしさは、それほどまでに醜いのだろうか。弱く孤独な者に寄り添う、救いようのないほど弱く優しい物語です。

1