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【嵐】セリフの覚え方や台本の読み方【二宮和也】

二宮さんの独特なセリフの覚え方に「横着」「傲慢」との声が上がっていたので、二宮さんのセリフの覚え方や演技仕事での考え方などをまとめてみました。

更新日: 2018年02月22日

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この記事は私がまとめました

このまとめ作るきっかけはとあるツイでの同じ方による発言でした。

撮影現場に台詞を頭に入れて(一言一句違わず)行く事が当たり前だと思い実行する誠実さ、責任感。尊敬する✨ 某賞をとったあの方も見習えばいいのに。台詞も覚えず自分で勝手に台詞を言って‥というやり方を続けてる。あんなの監督によっては嫌われるはずなのに。横着だなぁって思ってる。

@HinamoriOhno 二宮はいつもどれも二宮なんだなぁ。そして、彼は台詞を覚えず、自分の言葉で台詞を言うという手法。信じられないわ〜。許してくれる監督がえらいというか、そこを妥協してくれる監督としかやれないというか‥。なので落語のシーンは、めちゃめちゃだったんだよなぁ。

セリフの覚え方が横着?台本どおりに覚えないのは傲慢?
と思ったので今回は、台本の読み方や役に対する考え方と色んな方々と話し合った結果生まれたものなどについてまとめてみました。

セリフの覚え方に対する考え

テレビで見る二宮さんはいつも自然体でいるように感じますが、
見えないところでとても物事を真剣に考え抜いている方なんだなと感じます。
例えば、彼は台本のセリフをかなり頻繁に“ちょこっと”変えるんですが(苦笑)、
出てきたセリフが非常に作品にマッチしているんで、違和感がない。
それは、神楽龍平の本質をつかみ、
本当に生きてくれているからこそ出てくるセリフなんだと感じました。
非常に複雑な役どころを、見事に演じてもらって、あらためて素晴らしい俳優だな、と。(佐藤善宏プロデューサー)

出典cinema☆cinema No.42 2013年1月号

セリフの言い回しを変えてることはその役を「生きてる」ことだとプロデューサーさんは話されてます。
もちろん「傲慢さ」から来てるものではないのは後述の「話し合った結果生まれたもの」でわかると思います。

二宮さん自身もセリフの覚え方について雑誌やラジオでこういうお話をされてました

子供の頃から、紙切れの世界を3Dに具現化するのは得意だった。13歳くらいから、舞台や映画やお芝居をやらせてもらってたから……。やっぱりね、書いてあるとおりにやるだけじゃ、具現化できないって思う。美容院に女優さんの切り抜きを持っていっても、単純に同じカットにするだけじゃ、イメージに近づかないのと一緒。人それぞれ、顔も空気も違うからさ(笑)。
紙切れの説明を丸暗記してもしょうがない。どう解釈して、イメージをふくらませるかが大切なわけ。小さい頃から訓練していたその力が、マジックで強まったんだと思う。視界が広がって、より深度の深いところに入れるようになったから、久々にドラマに戻った時、台本の情報量がすごく多く感じられた。先に答えの書いてある問題集みたいで。こんなに情報があると、イメージがふくらみすぎてやりづらくなるなって。

出典MORE 2009年8月号 It 一途

流星の絆の時のことを話されてます

だから、頭で覚えようとせずに、自然に自分の中に入ってくるもので演じられたらいいかなと思ったんだ。台本に『ここで激高する』って細かく指示してあっても、タイミングなんて現場の空気や流れによって変わるものだし、『○○だから、泣く』って決められたとおりに演じちゃうと、途端に世界が薄くなる。演じる人によっていろいろ選択肢を持ってるだろうし、その人がそのときどき、最適なものを選ぶほうが面白いものができると思う

出典MORE 2009年8月号 It 一途

STBY(以下S):台詞もねぇ?大変だったんじゃないですか今回も?色んな意味で
二宮:あー!そういうところあるね。もちろんあるから、大変だけども、でも記号だよね、あーなってくると。
S:記号?
二宮:うん。もう何を言って、いるのかって意味合いをー、求めるという、よりは記号ですよねこれ
S:まぁね、「DNA」とかね
二宮:そうそうそう
S:色々ありますからね!
二宮:だから、それ以外の話し言葉は僕全部基本的にはぁ、…変えてるので(笑)
あんまり…台詞、僕だ、台詞覚えがいいんじゃない!俺だからねぇ、気付いたよ!
みんながぁ、「1回台本読んだらこの人覚えるんです」とか、「台本現場に持って来ないんです」とか、
S:よく言われると
二宮:よく、言われたんですよ!(演技仕事を)やり出した頃って!「ホントに記憶力がすごくて」みたいな。「台詞もバッチリ入ってるんですよ」みたいなこと言われたんだけど、
俺気付いたんだけど、台詞がバッチリ入ってんじゃなくて、自分が勝手に(台本の台詞を)変えて言ってるだけなんだなってことに気付いたんだよ。

出典ベイスト 裏嵐 2012年12月2日

(台本を)読むじゃん?例えば…なんだろ…
S:じゃあこの原稿を読みますよね
二宮:読むよね?例えばさぁ…じゃあ…「オープニングナンバー紹介しましょう!」って言って、「嵐でFaceDown」って言って、「FaceDownを聴いていただきました!」ね?「じゃあ続いてのコーナー参りましょう!」とかぁ、
…そういうなんかぁ、ニュアンスだけで喋ってんすよね
S:ニュアンスだけで喋る?
二宮:だ、パッと、原稿見てぇ、「あ、裏嵐のコーナーやんのね。で、募集する、募集す…かければいいのね。で曲紹介」ってことしか覚えてないらしい。どうやら。私、ドラマとか映画の現場でも。
S:えー!それを聞いた、見た瞬間に、瞬時に自分で変換しちゃうわけですね?頭の中で
二宮:そう。ここで、例えば、…フリーターとかね、…とかで、
ここでお母さんの異変に気付いた、誠治の後にお父さんが入って来てぇ、「お母さんが変だ」っていうのを伝える
…とかぐらいしか入れてないんですね。

出典ベイスト 裏嵐 2012年12月2日

S:えー?でもそれあのぉ…、台詞言うじゃないですか?その場でね?と、台本とほぼ合ってるんですかそれは?台本に書いてあることと自分で発したことというのは
二宮:あ、うん。だって…そんなに変わんないと思って…は、やってはいるんですけどぉ…あのぉ…だからぁ、<車イスで僕は空を飛ぶ>の時はぁ、そん時はちょっとちゃんと覚えた!
S:ちょっとちゃんと覚えた?(笑)
二宮:そん時にだー気付いたのよ。「あぁ!俺ニュアンスで喋ってるな」っていう。
S:へー

出典ベイスト 裏嵐 2012年12月2日

二宮:やっぱ、…すごいんだけど、…あい、あいつはすごいんだよ本当にすごい、高いスキルを持ってんだけどぉ、…福ちゃんの、あい、練習する相手ってお母さんだから、とかお父さん、とかだから、「ちゃんとその台詞の後に言うんだよ!」っていう練習も同時にしてるわけ
S:ふーん…はいはいはいはいはい
二宮:だから俺ニュアンスで喋ってる時に、全然言って来ない時とかあんの、時々
S:へー、あーまぁ、そうっすよね
二宮:まだ、その、ワードが出てきてない!…って福ちゃんは思ってるから
だからそん時に「あーあー!なるほど」と
S:あーそっかそっか。そこで初めて気がついたわけですね?
二宮:そうそうそうそう
S:「あ、覚えてないんだ」と。
「そりゃそうだ返ってこないわ」と。
二宮:うん。…だって全然違うこと言ってんだもん(笑)
「まだ、まだ二宮くんあの台詞言わないな」…っていうのも同時にね!お芝居しながらあいつは思ってるだからすごいんだよ、あいつはね。
でも、そのワードを待ってるからぁ、「はーなるほど」と。「私全然覚えてないじゃないか」と。

出典ベイスト 裏嵐 2012年12月2日

S:言われないですか?その監督さんに、「二宮くんはアドリブが多いですね」って。今まで
二宮:いやぁー…、それ、に近しいことは言ってるからぁ、だからみんなすげぇ気ぃ遣ってぇ、「自然ですよね」って言ってくれる
S:はーそっか。だから演技が自然なんですねー
二宮:てぇ、そうやってみんな(笑)気ぃ遣って、言ってくれてる。
「あーそうっすか?」とかって言ってんだけどぉ、(台本通りに台詞を)ただ覚えてないだけだったのよ。
だからこれもそうですよ、プラチナも。

出典ベイスト 裏嵐 2012年12月2日

知らず知らずのうちにやっていた覚え方や色々な考えから行っていることで「横着」や「傲慢」という印象はありませんね。

台本の読み方に対する二宮さんの考え

二宮さんが今の台本の読み方になったのは16年前の「ハンドク!!!」の頃からです。

二宮 ハンドク!!! 
いつもカンパケをオンエアの当日にもらうんで、けっこう楽屋でメンバーと見たりするんだけど。四話の評判?どうだろうね…。 
(実際は相葉ちゃんが「カッコよかったよ!」と言ってました) 
今回は、いつもとは役の取り組み方をちょっと変えてる。台本、自分のセリフのとこしか読まないの。 
さすがに4話は全部読んだけど、普段は自分が出てるとこしか読まない。なんでかっていうと、この回はこういうことがあるっていうのを頭に入れてお芝居するんじゃなくて。

出典会報No.5 2001 December

なんていうんだろ…、出来事に初めてあった感じでやりたいんだよ。この回はこうなるから大丈夫みたいな、ヘンな安心感を持ちたくないっていうか。新鮮な気持ちでやりたい。 
むかしは人のセリフも覚えてたんだけど、今回からはなんとなく変えた。難しいけどね。 
「シーン○○やります」って言われた時に「オレ、ここで言っていいのかな?」って感じになったり。タイミングが掴みづらいし、あとで「ああ、こういうシーンだったんだ」みたいな(笑)。 
でも、これがホントの人間のリアクションなんだなってふうにも思う。 
実際こういうことがあったらこう思っちゃうんだろうな、ノブはって。ノブもだけど、オレもこうなるんだなって。台本を読んでるときは、ノブの前に“オレ”だからね。

出典会報No.5 2001 December

また「青の炎」の時には

二宮和也 「青の炎」
(前略)
―原作に文字が読めなくなるくらい書き込みをしたって聞いたけど。どんなことを? 
「自分で想像して…、作品を映像化するにあたって…、その重要…っていうか、大切なものだったりとかに線を引いたりだとか。 
秀一くんの感情だったりに線を引いたりだとか。そういうことだね。台本には何も書いてない。
(後略)

出典会報No.13 2003 April

この頃には台本を持って来ないスタイルが出来上がりつつあります。

―――どこに一番ひかれたのか?
「繊細さ。この子をちゃんと撮れば、少年の持つ細かい影をつかまえることが出来るかな、と思ったのね。ただ、読み合わせ段階では全然駄目でね(笑)。それがスタジオ入ったら、彼は見違えるように変身していたの。きっと相当考えたんだろうね。」
―――二宮さんにお会いした時に、非常に吸収力のある人だなと。
「そう。でもガツガツしては見えないんだよ。ひそやかで、繊細なの。実は撮影中、台本を持って現れたことないんだ。全部セリフを頭に入れて来てたんだよ。非常に柔軟だし、繊細でいい子。
(中略)
『演技にはルールなんてないから、自由にやってごらん。いいとこは俺が絶対撮るから』と言ったんだ」

出典青の炎 パンフレット

蜷川 最初、ダメかと思ったよ(笑)。読み合わせのときの二宮くん、ちっともよくなかったからさ。
二宮 そうでしたよね~。原作読んで勉強していったのに、「あんまうまくないね」って言われて、焦るし、落ち込むし。家帰ってまた勉強しなおして…。
(中略)
蜷川 二宮くんは台詞全部覚えて、台本持たずに撮影入ってさ。しかも、謙虚で一生懸命だから、全スタッフが二宮くんを好きになったんだよ。
二宮をいい状態で撮ろうって、全員が思ったんだよね。これはね、すごい大事。しかも実際撮れば、上がりもいい。
そういう積み重ねがみんなを味方にした。もちろん、俺も味方になりましたよ。

出典青の炎 シナリオブック

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