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危機的状況!?九州でエイズやHIVウイルス感染急増!そもそも…「エイズ」と「HIV感染」って違うの?

福岡県を中心に、九州でエイズ (AIDS) 患者やHIV感染者(ヒト免疫不全ウイルス)が増えている。2016年の福岡県のHIV感染者、エイズ患者の新規報告者数は15年と比べて61%増。佐賀、熊本も過去最多。全国的には減少か横ばい傾向で九州の増加目立つ。診断時に既に発症している「いきなりエイズ」多い。

更新日: 2017年09月19日

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◆「危機的状況」危機的状況!?九州でエイズ患者やHIVウイルス感染者が急増!

東京や大阪など都市部を含めて全国的には減少か横ばい傾向にあるだけに、九州の増加が目立つ。

専門家は、感染者の多いアジアとの往来が増えてウイルスが持ち込まれるケースや、予防啓発活動の不十分さが一因とみており「危機的状況で、より効果的な予防啓発が必要だ」と警鐘を鳴らしている。

◆2016年の福岡県のHIV感染者92人と過去最多…15年と比べて61%増

国のエイズ発生動向調査によると、2016年の福岡県のHIV感染者、エイズ患者の新規報告者数は、いずれも46人で計92人と過去最多。

15年と比べて61%増えており、特に40代や50歳以上が増加している。

佐賀計9人、熊本計19人も過去最多となった。16年の地域別では九州が計169人で32%増。

◆全国的には“横ばい”もしくは“減少”傾向にあるはずなため…九州の増加傾向が突出している

これに対し、関東・甲信越は695人で4%増と横ばい、近畿は265人で11%減など、5地域は前年より減少していた(福岡県以外は速報値)。

厚生労働省のエイズ動向委員会は2017年8月30日、2016年の1年間に、新たにエイズウイルス(HIV)への感染が分かった人が計1448人とする確定値を発表した。

前年に比べると、14人増の横ばい。内訳は、すでにエイズを発症していた患者が437人、未発症の感染者は1011人だった。

◆感染経路は同性間の性的接触が最多、世代別では20~30代が多いが50歳以上が増加傾向

保健所などでのHIV抗体検査は約11万8000件で、うち陽性は421件だった。

◆福岡県では発症してから報告される「いきなりエイズ」のケースが際立っている

「いきなりエイズ」とはエイズを発症して初めてHIVに感染していることが発覚したケース

福岡県も全国と同様の傾向だが、患者が3割程度の全国データに対して、福岡県の患者比率はほぼ半数で、発症してから報告されるケースが際立っている。

◆専門家は「福岡での感染の広がりが九州全体に広がっている印象」「実際の感染者は報告よりもかなり多いはずだ」

エイズ治療の九州ブロック拠点病院、国立病院機構九州医療センター(福岡市)のAIDS/HIV総合治療センターの山本政弘部長は…

「福岡での感染の広がりが九州全体に広がっている印象。患者の比率から、実際の感染者は報告よりもかなり多いはずだ」と指摘する。

各自治体では無料検査を定期的に実施。

山本部長は「感染、発症が分かっても、今は薬でウイルスの増殖を抑えられる。検査を受けて早期に発見・治療できれば、感染者自身の健康も維持でき、感染拡大のリスクも減らせる。心当たりがある人は早く検査に行ってほしい」と呼び掛けている。

◆保健所などでは無料で匿名の検査が受けられる!厚生労働省は「保健所などの匿名相談や検査を利用してほしい」

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