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元警察関係者が書いたフィクションなのにリアルすぎるミステリー

公安や科捜研、キャリア組など元警察関係者が書いたミステリー小説。さすが警察だけあって、小説に登場する警察内部の描写がリアルだと評判です。

更新日: 2017年10月01日

gesyutarutoさん

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警察小説とは?

警察官や警察組織を題材にした、主にミステリーやハードボイルドに属する小説のこと

ハードボイルド要素を織り込んだ作品も多いが、横山秀夫らの登場により、推理要素を取り込みながらも人情ある人間ドラマを重視した作品も増えてきている

1998年に横山秀夫氏がデビューするまでは、警察小説は推理小説のサブジャンルに過ぎず、まだジャンルとしては確立されていませんでした。

■元大阪府警の刑事が書いた警察小説!

作者:二上剛

主人公の女性刑事が二つの事件を追ううちに、警察内部の闇が浮かび上がるといった内容。

作者の二上剛氏は大阪府警の元警官で、暴力班を担当。

リアルな警察ものかと思って読み始めると途中からありえないような展開になっていく。24歳の刑事神木恭子が後半 別な意味で最強になっていく過程はリアル感がなさ過ぎて笑ってしまった

作者の二上さんが、元本職のマル暴刑事やったということで、警察内部の事が事細かに描写されており、どこからどこまでがノンフィクションなのか、想像しながら読み進めました

■元警察官の描くリアルな駐在巡査!

作者:佐竹一彦

駐在所がある村で起こる陰惨な事件を描いた警察小説。

佐竹一彦氏は機動隊や整備係長を経て、最終的に警部補となる。

作者の作品はほとんどが警察小説で、他にショカツやよそ者といったものがある。

この作品はリアルさの側の比重が強すぎて、いま一つ派手な読書の楽しみには欠ける気がする

前に読んだ「刑事部屋」でも思ったが、取材や想像では得られない、肌に訴えかけるリアル感は半端ない。さすがは、元警官といった所か

■元公安作家の公安小説

作者:濱嘉之

公安部警部の青山が、身元不明の殺人犯に迫る。暴力団や芸能界、政治家など様々な精力が絡むこの事件。
公安出身の作者だからこそ書けたリアルな公安警察小説である。


作者の濱嘉之氏は公安出身で、リアルな警察を描くことを心がけているという。
江藤史朗という名前でテレビにも出ている。

警視庁情報官シリーズや警視庁公安部・青山望シリーズばど、多数の警察シリーズを描いている。

良く言えば元警官としての知識を如何なく発揮したリアルさ、悪く言えば詳細まで書きすぎて報告書を読んでいるような気分になる…かな。しかし話の内容は公安・刑事・組対が登場しスケールが大きく面白い

ストーリーの主人公 公安部青山望を中心に刑事部や組対部の同期と共に犯人を追い詰めていく。仲間との絆や警察の捜査力の凄さがよく表われていて痛快だった

■実際に事件に携わった著者が描く衝撃のミステリー!

作者:濱嘉之

オウム真理教をテーマにした小説。著者は下公安で、当時事件を担当していたとのこと。

一応フィクションとして描かれているが、まるでノンフィクションのような部分もあるなど、今までにない小説と言っても良いだろう。

事件当時、訳わからん集団が起こしたトンデモない事件としか認識してなかったけど、捜査の視点でジックリスリリングに内情が明かされる。面白い

元公安警察の濱嘉之による、渾身の一作の幕開けである。登場人物の名前は実際とは異なるが、ほぼノンフィクションであると考えられる

■元警察官僚が描くミステリー小説

作者:古野まほろ

新任巡査のライトとアキラ。駅の東と西の交番に配属された二人を待ち受ける過酷な運命とは?

作者の古野まほろ氏は「天帝シリーズ」で御馴染みの作家。交番や警察庁、海外勤務まで勤め上げた元警察官。

元警察官僚が書いた小説だけあって、警察官の描写が具体的で、臨場感溢れる内容となっている。物語の結末も意外性があり、久々に本格的なミステリーを読んだ思いがする

ありがちな新任巡査の目を通した警察小説かと思って読み進めていたら後半しっかりしたミステリー小説だった

■元科捜研の人が描いたこんな漫画も!

作者:古賀慶

科捜研を舞台に、リアルな捜査を描いた本格漫画。名探偵のように推理するわけではなく、地道な科学捜査で真実を追究するといった内容だ。
主人公の過去には何らかの秘密があり、シリアスなストーリも見所である。

作者の古賀慶氏は元科捜研であり、その知識を活かして本作を描いている。

経験を活かした科捜研という立場からの謎解きが面白く、一家惨殺事件の生き残りである主人公の過去など非常にドラマ映えする内容

こういった方々の地道なお仕事によって捜査は成り立っているのだなと改めて感じました。逆にいえば、ドラマチックな展開や鮮やかな推理を期待していると少し肩透かしをくらったように感じるかもしれません

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gesyutarutoさん