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Elkvonragaさん

再びオイルショックの惨劇か⁉コロナウイルスによるトイレットペーパー騒動

「原材料が中国であるため輸入できなくなる」「マスクの材料に紙資源が回されるため品薄になる」などのデマが飛び交っており、SNS上ではデマの流出元とされるTweetまで挙がっている。さらには騒動に付随した高額な転売も問題となっている。

岡田直樹官房副長官は騒動に対し「トイレットペーパーは潤沢である」旨を述べている。

15:17あたりからトイレットペーパー買い占め騒動に関して言及している。

日本家庭紙工業会からトイレットペーパー・ティシューペーパーについてのお知らせがありました。 原材料調達については中国に依存しておらず、製品在庫も十分にありますので、需要を満たす十分な供給量・在庫を確保しています。 jpa.gr.jp/file/release/2… pic.twitter.com/RwGIeJi6pE

紙製品メーカーの業界団体の日本家庭紙工業会は供給量が十分にあることを述べている。

3週間ほど前、台湾ではデマによってトイレットペーパーが一時的に品薄になったが、SNSでデマを流した3人の女がすぐに逮捕され、事態は収束した。 マスクとトイレットペーパーの原料は違いますよ、と政府からも呼びかけがあった。 pic.twitter.com/XmiVqXHJug

デマ情報の拡散は場合によって逮捕されるケースがあり、国内でも過去に「熊本の動物園からライオンが逃げた」というデマTweetが偽計業務妨害として逮捕の原因となった。

不足している物資はいずれの国でも、ほぼ日本国内と同じ傾向にある。USAトゥデイ(3月2日)は「コロナウイルスの恐怖がトイレットペーパー、水、手指消毒剤の『買い占め』の引き金に」と報じている。ほかにインスタントのラーメンなども品薄になっているようだ。また、マスクと薬への需要が急速に高まっており、医療機器や薬剤などの不足という深刻な事態も懸念され始めている状況だ。

―――オーストラリアでは新聞社がトイレットペーパーとして代用できる新聞を発行した

―――過去にオイルショックによってトイレットペーパー騒動が起こったが

1973年、中東の原油生産国が価格を引き上げるという発表がなされ、それにより当時の通産大臣であった中曽根康弘が紙節約の呼びかけを行いました。

しかしその後、とあるスーパーの広告にて(激安の販売によって)「紙がなくなる!」と書いたところ、客が殺到。さらにその動きが飛び火してゆきます。
そしてこの時には、便乗しての値上げや、悪意の買い占めを行った人もいるとのこと。

ですが、11月12日にトイレットペーパー等の紙類4品目を生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律に基づく特定物資に指定し、翌1974年1月28日には国民生活安定緊急措置法の指定品目に追加して標準価格を定めた結果、冬が終わる頃には供給が回復し、騒動も終わりました。

この時に買い占めた人は在庫がかなり残った人もいるといいます(トイレットペーパーなんてそうそう消費できるものでもないので)。また、噂レベルなのですが、とある買い占めを行った商社は大損をしたという話も囁かれ、当時のことを知る人はいまでも言う人がわりといます。

―――東日本大震災後にも買いだめが起こっていたが…

クロス・マーケティングとリサーチ・アンド・ディベロプメントの調査によると、震災後に買いだめをした首都圏に住む人に「買いだめ行動のきっかけ」を尋ねたところ、最も多かったのは「実際に店頭で商品が足りなくなっていたので」が61.5%と断トツ。「情報よりも、棚に商品がないという目で見た事実が不安感をあおり、消費者を買いだめに走らせ、さらなる品不足を生んだと思われる」(クロス・マーケティング、リサーチ・アンド・ディベロプメント)。

訳あってチクワを大量購入したところ他の客の「私達も買っておこうか」「でもチクワだぞ」的精神ざわめきが売り場に満ちました

■参考・関連文献

伝言ゲーム式に噂が変容して取り付け騒ぎに⁉女子高生の雑談から始まった豊川信用金庫事件

1973年、「豊川信用金庫が倒産する」という噂(デマ)から取り付け騒ぎが発生し、短期間に約26億円もの預貯金が引き出されるという事態が発生しました。

しかし、デマの中にあった「理事長が自殺した」というのが、理事長が前に立って説明したことから、噂の信憑性が薄れ、収束に向かってゆきます。

その後警察が調べてゆくと、その噂の発信源は女子高生の雑談。それも「銀行は(強盗が出るので)危ない」というものが、伝言ゲームで間違った形で伝播されてデマに繋がったという、希有な形のものでした(そしてそのルートが判明できたこと事態も希有)。

こちらの事件は誰にも悪意があったわけではなく、自然発生的に生じたものとして、特に処分された人などはいなかったとのこと。また豊川信用金庫は今も営業しています。

オイルショックによるトイレットペーパー騒動と同年(1973年)に起こった

―――トイレットペーパー騒動時の、大量にある在庫を見せることによって不安の取り除きがなされたが

事態を受けた日本銀行は、考査局長が記者会見を行い、同信用金庫の経営について「問題ない」と発言するとともに、混乱を避けるため日銀名古屋支店を通じて現金手当てを行ったことを明らかにした[新聞 2]。また預金者へのアピールとして、本店の大金庫前には日銀から輸送された現金が窓口からも見えるように高さ1m、幅5mに渡って山積みされた[新聞 4]。

立命館大学文学部心理学科の佐藤達哉助教授によると、デマは社会不安がある時に発生しやすく、特に不景気などの“経済的不安”がある場合には、いつ「デマによるパニック」に巻き込まれるか分からない、という。事実、この「トイレットペーパー・パニック」も“オイルショックによる不景気”という「社会不安」を背景にして発生したものであり、当時と同様に“不景気意識”が行き渡っている現在は「デマ」が流れやすい時期だと佐藤助教授はいう。

この事件の恐ろしさは、誰一人悪意を持って噂を広めたわけではないこと。そして、情報がいつのまにか変化したことにある。現在はSNSという誰もが情報を発信でき、かつ拡散する能力が非常に高いツールがある。

■参考・関連文献

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