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ストレスが原因か?過敏性腸症候群の特徴

お腹の痛みや不快感に下痢や便秘を伴う症状が続くは過敏性腸症候群は、腹痛や腹部不快感をともなう下痢や便秘などの便通異常が慢性的にくり返される疾患のことです。およそ10%程度の人がこの病気であるといわれており、身近な病気であると言えます。また女性のほうが多く、年齢とともに減ってくることがわかっています。

更新日: 2017年10月02日

egawomsieteさん

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■過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群はお腹の痛みや不快感に下痢や便秘が伴う疾患で、男性では腹痛やお腹の不快感をともなう下痢型が、女性では便秘型になることが多いようです。
決して致命的な病気ではありませんが、電車の中などトイレのないところに長時間いられないなど、生活の質(QOL)を著しく損なうので、患者さんの不安や苦痛は一般的な慢性疾患の中でも大きいといえるでしょう。

腹痛や腹部不快感をともなう下痢や便秘などの便通異常が慢性的にくり返される疾患のことです。

女性に多い

およそ10%程度の人がこの病気であるといわれている、よくある病気です。女性のほうが多く、年齢とともに減ってくることがわかっています。命に関わる病気ではありませんが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたすことが少なくありません。

■検査をしても異常が出ない

便秘や下痢は、重い病気の症状である場合があります。大腸に悪性腫瘍(あくせいしゅよう)やポリープができたりしても、ひどい便秘や下痢になることがあるでしょう。しかし、過敏性腸症候群の場合は、検査をしても異常が発見できないことがほとんどです。ですから、整腸剤や下剤など便秘や下痢の症状を和らげる対症療法(たいしょうりょうほう)しかできずに、長い間苦しまれる方も少なくありません。

◆症状

過敏性腸症候群には、下痢型と便秘型、そして下痢と便秘が数日ごとに交互にあらわれる交替型があります。下痢型では、急激な腹痛と便意をともなう1日3回以上、水のような便が排泄されます。便秘型では、週3回以下に排便回数が減少します。排便時には腹痛をともない、強くいきまないと便が出ないことがほとんどです。便が出てもウサギの糞状の硬いコロコロとした便で、残便感が残ります。

(1)下痢型

突如として起こる下痢が特徴です。突然おそってくる便意が心配で、通勤や通学、外出が困難になります。また、そうした不安が、さらに病状を悪化させます。

(2)便秘型

腸管がけいれんを起こして便が停滞します。水分がうばわれた便はウサギの糞のようにコロコロになり、排便が困難になります

(3)交代型

下痢と便秘を交互に繰り返します。

・痛みがないという過敏性腸症候群の人も

なんの症状もないというのではなく、痛みはないけれどお腹が張ったように感じたり、なんとなくお腹がスッキリしないという不快感はあるのが一般的です。

特にガス型の場合などは、お腹にガスが溜まりやすいため、常に膨満感を感じている人も少なくありません。脂汗が出るような痛みに比べるとマシかもしれませんが、お腹の張りや膨満感も十分に辛い症状です。痛くないからと言ってそのままにせず、しっかり受診して適切な治療を行いましょう。

■どうして起きるのか

腸(小腸や大腸)は食べ物を消化・吸収するだけでなく、不要なものを便として体の外に排泄してくれます。そのためには、食べ物を肛門方向に移動させるための腸の収縮運動と腸の変化を感じとる知覚機能が必要です。運動や知覚は脳と腸の間の情報交換により制御されています。ストレスによって不安状態になると、腸の収縮運動が激しくなり、また、痛みを感じやすい知覚過敏状態になります。

この状態が強いことがIBSの特徴です。実際に、大腸に風船を入れて膨らませて刺激すると、健康な人は強く刺激しないと腹痛を感じないのに対し、IBSの患者さんでは弱い刺激で腹痛が起こってしまいます。

■腸の知覚過敏とストレスが原因

原因は、はっきりとはわかっていません。ただ最近の研究では、何らかのストレスが加わると、ストレスホルモンが脳下垂体から放出され、その刺激で腸の動きがおかしくなり、過敏性腸症候群の症状が出るといわれています。
さらに、この動きが繰り返されることで、腸が刺激に対して「知覚過敏」になり、ほんの少しの痛みや動きから、脳のストレス反応を引き出してしまい、症状が強化されるという悪循環に陥ってしまうのです。

・不安や緊張などの精神的ストレス

不安を感じたり、緊張したときに急にお腹が痛くなったりトイレに行きたくなることは誰にでも起こります。しかし、1年位にわたり頻繁に起こるようなら過敏性腸症候群の可能性もあります。脳と腸は深い関係があるので、脳が強いストレスを感じると、腸のぜん動運動に異常が生じ、下痢あるいは便秘の症状を起こすことがあります。

・過労や睡眠不足などの身体的ストレス

過労や睡眠不足によって体が疲れたり、食事が不規則な生活が続くと体がストレスを感じ、腸のぜん動運動に変化が生じます。異常に活発化して下痢を引き起こしたり、逆にぜん動運動が鈍くなって便秘を引き起こすことになります。

■感情表現が苦手な人ほどなりやすい

過敏性腸症候群などの心身症は自分の喜怒哀楽をうまく言葉で表現できない、感情を自覚できない「アレキシサイミア(失感情)」傾向の人がなりやすいことがわかっています。
辛いという気持ちを意識したり、怒りや悲しみを言葉で表現できないので、代わりに身体が”辛い”と表現することで症状が起こります。辛いという気持ちを意識できないと、ストレスに気づかないため、ストレスにさらされ続けるうちに身体が悲鳴をあげてしまうのです。

過敏性腸症候群になるのは繊細で几帳面な人に多く、通勤の途中でお腹が痛くなって電車を降りたり、お腹の調子が気になって外出できなくなるなど生活に支障をきたしているケースも少なくありません

■過敏性腸症候群(IBS)の治療法

治療においては、「命に関わることはないが、経過が長く完全に治ることが少ない」というこの病気の性質を理解することが必要です。また、症状の完全な消失にこだわらず、日常生活のなかで病気とうまく付き合っていくことも大切です。

過敏性腸症候群(IBS)の治療には、生活習慣の改善、食事療法、薬物療法、心理療法などがあります。

・生活習慣の改善例

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