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長野県の名物ご当地グルメの珍味ざざ虫

長野県独自の昆虫食の一種で、ご当地グルメでもあるざざ虫のご紹介。

更新日: 2018年05月05日

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moepapaさん

ざざ虫とは

ざざむし(ざざ虫)とは、長野県伊那市など天竜川上流域(岡谷市川岸から駒ヶ根市の間に限定される)で、清流に住むカワゲラ、トビケラ等の水生昆虫の幼虫を食用とする(昆虫食)時の総称である。主に佃煮や揚げ物などにして食する。

村上哲生ほか(2009)によれば、三宅恒方(1919)『食用及薬用昆虫に関する調査』に伊那地域でのザザムシ食習慣の記述は無いが久内清孝(1934)に出現することから、1920年代から1930年代に定着した食習慣と考えられる。

「ざーざー」した所にいる虫、あるいは浅瀬(ざざ)にいる虫というのが語源と言われている。ほかに、福島県でもかつては「ザームシ」「ザザムシ」と呼び食用にする習慣があったとされる。

かつて河川に水利ダムや砂防ダムがなかった頃は、カワゲラの幼虫が主体だったと言われているが、現在、ざざむしの佃煮として市販されているものは、クロカワムシとも呼ばれるヒゲナガカワトビケラの幼虫が主である。ヒゲナガカワトビケラの幼虫は水中のプランクトンやデトリタスを巣の入り口に張った網で捕らえて食べるため、こうした餌がダムに蓄積された水の中で増えたことが、この種組成の入れ替わりの原因と考えられている。食用にしたときの味覚は、かつてのカワゲラが主体であったときよりヒゲナガカワトビケラが主体となった今日のほうが向上していると言われる。

出典ameblo.jp

漁期は冬で、12月から2月までの3か月に設定されている。ざざむしを取ることを、地元では「ざざ虫踏み」と呼ぶ。天竜川上流漁業協同組合では入漁料を払って「虫踏み許可証」の取得が必要となる。漁業として取る場合には、胸まである胴長をはき、足の裏にはかんじきを付けて川の中に入り、四つ手という、十字に組んだ竹に網をつけた漁具を使って漁獲するのが伝統となっている。

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