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カズオ・イシグロだけじゃない..世界で活躍する日系人作家たち

ルース・オゼキ、ジョー・イデ、シンシア・カドハタなど日系人作家を紹介

更新日: 2017年10月07日

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solmesさん

▼カズオ・イシグロが2017年のノーベル文学賞を受賞

スウェーデンのストックホルムにある選考委員会は日本時間の5日午後8時すぎ、ことしのノーベル文学賞の受賞者にカズオ・イシグロ氏を選んだと発表

イシグロ氏の最も著名な小説は『日の名残り』(1989年)や『私を離さないで』(2005年)で、いずれも映画化されている。

ノーベル文学賞の選考委員会は「カズオ・イシグロ氏の力強い感情の小説は、私たちが世界とつながっているという幻想に隠されている闇を明らかにした」と評価しています。

・長崎県生まれの日系イギリス人であることが話題に

日本人の両親のもと長崎県で生まれて、5歳のときにイギリスに移住し、その後同国の戸籍を取得した。作品も英語で発表してきている。

5歳まで日本で育ったイシグロさんは、自分のアイデンティティーについて「明確な答えはない。英国の作家、日本の作家であるということがどんな意味を持つのか分からない。自分のことは、いつもただの(ひとりの)作家だと思っている」と語った。

◎カズオ・イシグロだけじゃない..世界で活躍する日系人作家たち

▼ルース・オゼキ

日本に留学経験がある日系米国人で、曹洞宗の僧侶でもある作家、ルース・オゼキさん(58)。

アメリカのコネチカット州で、アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれる。スミス・カレッジにて英文学とアジア研究で学位を取得したのち、文部省の留学生として奈良女子大学大学院で日本古典文学を学ぶ。

1998年にデビュー長篇『イヤー・オブ・ミート』を発表し、大型新人として注目を集める。

日本と北米を往還する壮大な長編『あるときの物語』(田中文訳、早川書房)でも、禅の思想や豊かな物語性など自身の特長を存分に発揮している。ブッカー賞と全米批評家協会賞にもノミネートされた

「普段の私と日本語をしゃべる私では頭の動きも感情も違っていて、すごく面白い。『日本の私を眠らせたくはない』…そんな気持ちが日本のことを書かせるのかもね」。

▼ジョー・イデ

2017年エドガー賞・新人賞部門の候補になった『IQ』は、IQというニックネームの黒人青年が主人公のミステリー/サスペンス

ロサンゼルスの中でも犯罪が多いことで知られるサウス・セントラル地区で育った黒人青年Isaiah Quintabe(イザイア・クィンタベ)は、近隣(hood)の黒人コミュニティで「IQ」というニックネームで知られている。IQが並外れて高く、シャーロック・ホームズのように謎を解き、問題を解決する

『IQ』には、黒人コミュニティやロスの音楽シーンの内情を知っている人にしか書けないようなリアリティがある。それには、少年時代の体験もさることながら、イデの経歴が役立っていることがわかる。

イデの両親はどちらも日系アメリカ人だが、育ったのは犯罪が多いことで知られるロサンゼルスのサウス・セントラル地区だという。

「偶然に日本人に生まれた黒人として完璧に通用はしませんでしたが、子ども時代のこのバージョンの自分をずっとありがたく思っているんです」とイデは振り返る。

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