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やっぱり農薬だったか…「ミツバチの大量死」の原因が特定される

数年前から話題になっていた世界各国で起きたミツバチの大量死ですが、その原因が特定されました。

更新日: 2017年10月07日

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■世界各国で問題となっていた「ミツバチの大量死」

蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれた、大量のミツバチが失踪する現象です。2006年頃からアメリカを中心にヨーロッパ、日本と世界中で問題になっています。

ヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本、インド、ブラジルなどで観察されている。フランス政府は農薬の成分とこの現象の因果関連を踏まえて一部の農薬を発売禁止にした。

農林水産省の2013年度から15年度までの3年間の調査によると、ミツバチの大量死が報告されたのは、13年度は69件、14年度は79件、15年度は50件だった。

■その原因は農薬、ストレス、ダニなどが有力視されていた

大量死が起こった当初は意見が錯そうしていました。

原因究明の研究が進み現時点では、気候変動やダニなどの複合要因があるが、ネオニコチノイド系農薬が主要因である言われています。

問題の死亡現象の前にコロニーが「特殊なストレス」にさらされていたことを記載しているというものがあった。そのストレスとは栄養不足や水不足

米軍部の科学者とミツバチの専門家が共同で研究に取り組み、「真菌とウイルスの両方が原因」と報告した。

■そしてこの度、その原因が明らかになった

世界中で採集された蜂蜜を使った新たな調査で、蜂蜜のサンプルの75%から、ネオニコチノイド系化学物質の痕跡が見つかった。

米ハーバード大学は、ネオニコチノイド系農薬を蜜蜂に与えると、冬に「蜂群崩壊症候群(CCD)」によく似た現象が起こることを2月16日までに実験で突き止めた。

金沢大学名誉教授で浸透性農薬タスクフォース・メンバーの山田敏郎氏は、ネオニコチノイド系農薬の殺虫能力の高さと、強い残効性を問題視し、低濃度であっても同農薬の使用は、蜜蜂群を弱体化させると指摘。

1999年、フランスがいち早く使用規制を導入してから、ドイツやイタリアもこれに続き、2013年には、欧州全域で3種のネオニコチノイド系農薬の使用規制が決定された

EUは、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムという3種類のネオニコチノイド系農薬のほとんどの使用を暫定的に禁止している。

ミツバチによる受粉が結実に必要なリンゴや梅などの果樹栽培を行っている地域を中心に、一部のJAや自治体には開花期のネオニコチノイド系殺虫剤散布の自粛を農家に呼びかけているところもある

稲の害虫である、カメムシの防除に特に威力を発揮し、散布回数も少なく済むとして、多くの農家に使われています。

ミツバチを大量死に追いやっていたのは、カメムシだった。カメムシを駆除するために散布した殺虫剤が、結果的にミツバチの大量死を招いた

調査は平成25年度から3年間実施。被害は年間50~79件で、水稲のカメムシを防除する時期に多く、死んだミツバチから殺虫剤が検出された

研究グループは大量死の原因を「イネ花粉を集めるためなどに働き蜂が水田を訪れ、カメムシ用の殺虫剤の影響を受けた」可能性が高いと結論づけた。

■ネオニコチノイド系殺虫剤とは

タバコに含まれるニコチンに似た成分(ネオニコチノイド*)をベースとする殺虫剤です。

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