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【2017年版】ボルドーの五大シャトー

ボルドーの五大シャトーはロマネ・コンティと並ぶ世界最高峰のシャトー。シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルトを知ろう。

更新日: 2017年10月29日

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kaizinさん

「ボルドー五大シャトー」とは、1855年のパリ万国博覧会において、フランスのボルドー・メドック地区の格付けで“第一級”の称号を与えられた4つのシャトー(醸造所)と、1973年に昇格になったシャトー・ムートン・ロスシルド、これら5つの世界トップクラス・シャトーのことを指します。

この格付けは、ワインのテイスティングをして、美味しいワインを選んだというわけではありません。味よりも取引価格が重視された、価格番付ようなものだったと考えるのが正しいかもしれません。そして商工会議所が選出したのですから、当時のシャトーオーナーのボルドー商工会議所における政治的パワーバランスが反映されたことはまちがいなさそうです。

シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite-Rothschild)

第1級シャトーの中でもナンバーワンと言われ、「王のワイン」という異名を持つシャトー・ラフィット・ロートシルト。

農作業や選果等、可能な限り手作業にこだわり、ステンレスタンクの使用を減らしていくなど伝統的な手法へ回帰している。ラベルのデザインも100年以上変わらず、しなやかで繊細な味わいのワインを作り続ける。

1868年にロスチャイルド家が所有者となり、1975年にはボルドー大学のペイノー教授をコンサルタントに迎え高品質ワインを作り続けています。シャトー・ラフィット・ロートシルトの運営主体であるDBR社で、ロスチャイルド家の別の系統の一族が所有しています。

ラフィットのワインは1974年までは概して凡庸だったが、1975年から1990年代の初頭にかけて大幅に改善され、1994年以降は最上のボルドーの仲間入りをしている。事実、今日ではボルドーの最も偉大なワインの1つと考えられている。フィネスと力強さが見事に融和したワインなのである。

シャトー・マルゴー(Château Margaux)

「ワインの女王」と称えられ、五大シャトーの中で「最もエレガントで女性的」と言われ、美しくルビー色に輝く「ボルドーの宝石」とも形容されるシャトーマルゴー。

シャトー・マルゴーを愛好した有名人は非常に多く、それだけに多くの逸話が残っています。
 まず、アーネスト・ヘミングウェイ。この大作家は、孫娘が「シャトー・マルゴーのように魅力的な女性に育つように」と願って、”マーゴ”(マルゴーの英語読み)と名づけたほどです。
 次にシャトー・マルゴーを毎日のように愛飲したイギリス初代大統領ロバート・ウォーポール、第三代アメリカ大統領のトーマス・ジェファーソン等の政治家、パリの有名レストラン「タイユバン」で、オールドヴィンテージのマルゴーを注文したオーソン・ウェルズやチャーリー・チャップリン等の名優。

シャトー・マルゴーについては、ヘミングウェイが孫娘に「マーゴ~マルゴーの英語読み」と命名したとか、失楽園に登場のワインがマルゴー(映画のヴィンテージが判らないが~こんなことを考えるのはスノップかな?)との話が有名ですが、1979年1月に大阪の三菱銀行北畠支店の籠城・人質事件では犯人がシヤトー・マルゴーを差し入れに要求したそうです。この当時として、犯人がマルゴーを知っていたとは!!

ボルドー1級のシャトー・マルゴー総支配人のポール・ポンタリエが27日、亡くなった。

1983年にはフィリップ・バレに変わり、エミール・ペイノーの推薦でシャトー・マルゴーに参画した、醸造学の博士号を持つ若きポール・ポンタリエが支配人に就任します。ポール・ポンタリエの元、2009年にはグラヴィティ・システム、新たな発酵槽の導入やセラーの改築など更なる飛躍を続け、メドック格付け1級にふさわしい最高峰のボルドー・ワインの生産を続けています。

シャトー・ラトゥール(Château Latour)

「5大シャトー」の中で最も男性的な味わいと評されていて、タンニンが豊富なことから50年後まで美味しさが続くといわれています。シャトー・ラトゥールに魅せられた財界人、政界人は多いものの、喜劇王チャップリンが愛飲していたワインとしても広く知られています。

黒い外観、豊富なタンニン、濃厚な凝縮感から「男性的」「力強い」「晩熟」と評されることが多く、リリースから20~30年経たないとその真価は味わえないと言われている。秀逸なヴィンテージのものは50年もの長期熟成が可能ともいう。

シャトー・ラトゥールの屋台骨となっているのは、「ランクロ」と呼ばれる特別なぶどう畑の区画だ。

この区画はポイヤック地区の最も南からサン・ジュリアンへ向かう斜面に広がる。ジロンド川に近いことから、川の影響を強く受けている。他の畑が強烈な霜害を受けるような気候でも、ジロンド川周辺の湿った温暖な空気が畑を守ってくれて被害を軽減してくれるのだ。

この「ランクロ」ではカベルネ・ソーヴィニヨンが多く植えられている。植え替えの行われた若樹には青いテープが巻かれ、収穫時に間違ってしまわないよう徹底した管理がされている。

シャトー・ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノーの一族は27日、ブルゴーニュ・モレサンドニのクロ・ド・タールを、持ち株会社グループ・アルテミスを通じて買収したと発表した。

シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion)

1855年のメドックの格付けで、当時からあまりにも有名だったために、例外的にグラーヴ地区から選ばれ、1級という栄誉を与えられた歴史的シャトーがオー・ブリオンです。それもそのはず、オー・ブリオンの名声は、当時すでにヨーロッパ全土に広まる勢いだったのですから。

オー・ブリオンは、五大シャトーの中で最も“エレガント”“香り高い”と評される一方で、“軽い”“外交的”とも言われていますが、決して軽いという訳ではありません。他の4つのメドックのワインに比べると、メルローの比率が高いため、渋みが少なく柔らかさがあり、グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、とても親しみやすいワインなのです。

ブリオンは小さな丘の頂点を意味する言葉であり、ラフィット(小高い所)、ラ・モット (シャトー・マルゴーの12世紀の呼称もラ・モット・ド・マルゴー)と同義語で7世紀に当地を支配したガスコーニュ人のガスコーニュ語に由来。

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