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【厳選】異世界に行った人の体験談まとめてみた※随時更新

異世界に行ったお話。異世界から来たというお話。その他(タイムリープ、時空を越えた体験など)、体験談や不思議で素敵なお話をまとめました。

更新日: 2018年06月12日

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よく時空を超えたとか、少し違う異世界を垣間見たという体験談が書かれているけど、俺もあるんだよね。と言うか、今まさに…なんだけどさ。



2年前の7月28日、俺は大阪に居た。

憂鬱な月曜日で、夏休みも貰えず実家にも帰れない。苛々していた朝だった。

狭山の金剛駅から天下茶屋まで向かう道中で、不思議な事が起こったんだよ。

携帯でゲームに夢中になっていると、何か妙なんだよね。集中していたのもあるけど、騒がしくて当然の車内が妙に静かでさ。

押し合い圧し合いしていた車内が妙に空いているような感じがして周りを見ると、誰も居ないんだよ。誰も。

通勤時間の南海本線では絶対に有り得ない。電車も気付いた時には停まっていて、ドアが開いていた。

駅なのは間違いないのだが、駅名が解らない。と言うか読めないんだよ。

知っている漢字に見えるんだけど、読み方が全く思い出せないし、字を記憶しようとしてもすぐ忘れて覚えられない。

暫く悩んだ後、駅の外に向って歩き出したんだ。



駅を出ると、町並みは普通の大阪の下町という感じなのだが、俺はその町を知らない。

こんな所があったのかと思いながら、取り敢えず会社に電話をしようと思ったんだ。

「電車が停まった状態で動かない。事実確認をしようとしてもアナウンスも無いし、駅員も見えない」

と伝えるつもりだった。

しかし携帯は圏外になっていて、公衆電話も無い。大衆食堂のような小さな店があったので電話を借りようと思ったが、中には誰も居ない…。

その時、劇場版ドラえもんの鏡面世界の話を思い出してしまった。

取り敢えず引き返して駅に戻り、改札を跨いで越え(改札が動いていない)、まだ停まったままの電車の中に戻ろうとしたんだ。



ホームに着いて電車を見ると、人が一人居るんだ。

形容し難いのだけど、厚手のコートを着た紳士のような身なりをした中年のおっさんだった。

俺は咄嗟に声を掛けようとしたんだ。そしたらそのオッサンが話し始めた。

いや、厳密に言うとそのおっさんの口は動いていない。口から音が出ているのではなく、両方の耳元でそれぞれ聞こえるような…そんな感じで伝わって来るんだ。

おっさん曰く、

「もう戻してあげられないから、代りにこちらで」

『何のこっちゃ?』と思ったけど、突然目の前で爆竹が弾けたような衝撃を受けたんだ。

咄嗟に目を瞑って、そして目を開けると職場に居た。



仕事をしている途中だった。時間は9時2分で、遅刻はしていないようだ。

普段はどんなに急いでもギリギリなのだけど、俺には息の乱れ一つ無い。

『あれ? 何か俺いつもの俺じゃない…?』と思い、トイレに行って鏡を見た。

そこに居るのは確かに俺なのだけど、何か違うんだよね。目元の印象や髪型などが微妙に。

若返ったとか老けたとかではなく、非常にそっくりな他人みたいな…そんな感じ。

職場の人達もそう。みんな何か微妙に違う。



現在はその職場を辞めて故郷で働いているが、親も何か記憶と違うんだ。老けたとかではなく…。

全てに違和感を感じているが、何の支障も無く平穏で幸せ。でも俺が元々居た世界とは絶対に違う。

それが今のこちらの世界…。

毎年夏に地元に帰って高校の頃の友人5人で集まるんだが、今年の夏にちょっとおかしな事があった。

どうにも意味が解らない話で、誰かに聞いて欲しくて。

みんな30代半ばになり、子供が学校に行き出した奴とかもいて、結構色々な話題が出ていた。

ただ、俺たちの仲間内で一番明るくてムードメーカーだったFが、まるで性格が変わったように大人しくなっていた。

「どうしたの?」と聞いたら「みんなに聞いて欲しいことがある」と言う。

「何だ?」と聞いたら「なあ、いつ戦争終わったんだ?」と…。

「何言ってんだ? 詳しく話せよ」と突っ込んだ。

そしたらF曰く、

・2~3年前から違和感があった。詳しく覚えていないが、何か違う。例えば国旗。日の丸には違いないんだけど、最近少なくない? 前はもっと駅とか公共施設に挙っていた筈。

・北朝鮮と韓国に分かれてる。何故? 確か歴史で習ったけど、俺たちが生まれる前に中国になってなかった? で、中国と日本で紛争が続いていて、沖縄が解放区でアメリカの支配下にあり、そこから香港特区と貿易してなかった?

・民主党って何? いつから政権与党になってた? というか、法律で首相公選制じゃなかった?

等など…。

他にも幾つか訳の解らない事を言っていて、俺達4人が驚いていたら、「すまん、冗談だ」って。

でもその飲み会の後、俺とFは幼馴染で勤務先も近く、普段も一緒に遊んだりする仲だったので、先週末にも一緒に飲んでたんだが、いい加減酔いも回ってきた時、又同じ話をしてきたんだ。どうやら真剣に悩んでいたらしい。

それであまりに不思議な事を言うので、昨日俺の会社の先輩が知っている霊能者に連絡を入れてもらい、来週予約が取れて一緒に行くんだ。

Fは複数の精神科にも通っていたんだが、結局自律神経失調症程度の診断しか無く、本人も参っているので、その霊能者に会うのにかなり前向きではある。

でもなあ…本人曰く知っている世界と違うとか言い張るんだが。どうなんだろうな。元々そんなおかしい奴でもないし、堅苦しい奴でもなかった。

仕事が終わってずっとモヤモヤしているんで書いてみた。

取り敢えず今週末、先輩とFと一緒に行って、俺も話を聞いてくるが…。



さっき友人を送って帰って来ましたので報告です。

朝から色々あって、取り敢えず整理してからと思うんですが、まずは落ち着かないと何から書けば良いか…。取り敢えず最初から書きます。

この間Fと話してから、何か引っかかっていた事があったのですが、さっきやっと分かったんですよ。

おかしい。やっぱり俺の幼馴染じゃないのか?

何がって、元々あいつ「左利き」なんですよ。ガキの頃から。

なのにさっき久々に一緒に飯を食った時、「右利き」になっていたんです。

あいつの爺ちゃんと婆ちゃん、おかんとが何年間もかけて無理矢理、右利き矯正で吃音が出てきて中止した程酷かった筈なのに。

「あれ、お前右利きだっけ?」と聞いたら「当たり前じゃねえか」って。

取り敢えず霊能者さんのところに行った話は後でまとめて書きます。



友人(後述A)から電話があり、今日の確認をしていました。

取り敢えず時系列でまとめます。

昨日の昼からF以外の友人と連絡。そのうちのAとB(仮)と再度確認。

やはり二人とも心配していたが、家族が居るため俺に任せることになる。

その折、Aから「どうしても確認していてほしい件」を聞き、報告を約束。

元々、AもFの中学時代からの友人で、Aの元カノがFの妹でもあり、俺と別の立場でごく親しい。で、確認して欲しいと聞いたのがその妹について。

内容は、俺たちが高校3年の時に、俺・F・Fの妹・Aで行った花火大会の時の思い出。Fの妹がからまれて喧嘩になった話の思い出について。

当事者としては俺・F・Aしか知らない事があったため、Fの本人確認で聞く約束。

今日の9時にFと約束のJR駅前に迎えに行く。その後、俺の先輩を迎えに行って先輩の伯母さん(霊能者)の道場へ。

信者の行者の方3人が待っておられ、そのまま御山に同行し滝行を2時間。午後から霊視。結局夕方17時までかかった。

すいません、雑事で連続書き込み出来ませんでした。

まずFを迎えに行った際、約30分程Fの現状について二人きりで話す。

その時、初めてFから自分に起きている不可解な事を聞く。

・自分の身に覚えのない荷物がある。親元から出て来た時には無かったし、なぜそれが衣類クローゼットの中に?

・昔の写真が無い。小中高の卒業写真含め、今の職場での職員旅行の写真も。

・記憶と違う。やはりあれは思い違いではない(歴史上の詳しい日付を聞く)。そこで俺からAと約束したFの妹に関する質問(前述の襲われた時の話)をするが「知らない」と言う。自分の妹が生涯負う事になった事件について知らないはあり得ない。

そこまで話したら先輩と合流となり、話は終了。

滝行し道場に移動、結界内で祝詞。

終始落ち着いて行動するも、なぜか俺と先輩が気絶。気が付いたら先輩の伯母さんがFと問答中。

ちょうど17時頃に終了。片付けを手伝い、その後お茶をいただきながら結果を伺う。



先輩の伯母さん曰く「私の範疇ではない」との事…。つまり霊障やたたり、その類ではない。

ただ、Fの存在が俺や先輩、その他普通の人と違う(霊の存在する事象が異なる)とか。

Fの背後霊や先祖に当たる霊体が感じられないとの話。伯母さんも経験が無いとか。

…要は「問題は無いけどおかしい。けどその原因が判らない」ということだ。

Fからも伯母さんに現在起きている霊障(宿舎の玄関鍵が夜中に勝手に開く。物が無くなる。異性と付き合った時、必ず相手が事故に遭うなど)の事も話した。

それについては「宿舎に問題がある」とか。

それよりもビビったのが俺と先輩の事。

俺と先輩の仕事は外国との商取引や金融等なんだが、ここ一年、ある特定アジアの国との仕事が多いのよ。そこで「狙われてるから注意しなさい」って。

…色々な取引があるから、誤解で恨みを買う時もある仕事なんだが、指摘を受けた事の中で幾つか思い当たる事があって…先輩と二人で顔を見合わせた。

俺、恨みを買っているらしい。で、今日先輩ともどもお祓いして貰い、霊障が離れて気絶、と。



伯母さんに「Fと離れなさい。人間には出来る事と出来ない事がある。全て生きとし生けるものはみんな連鎖の中にいるが、そこから離れた者は救いようがない。判らなくていいし教えるつもりもない。彼は彼の運命がある。それは誰にもどうしようもない。ただ関わるな」と帰る前に言われた。

今まで何人か伯母に紹介してきたが「関わるな」と言われたのは初めてで先輩も驚いたと。どちらにせよ俺に必ず伝えるようにと。

色々思い返すと、Fの利き腕が違う事や、趣味趣向(元々タバコが大嫌いなのに今日ピースをすぱすぱ…)について、どう考えてもおかしいんですよ。

帰宅後、必ずするように言われた事(塩水でうがい、頂いた線香とコップ1杯の水を水場に置く、頂いたお札を全室の壁に貼る)をしてAに報告。

で、今書き込んでいるんですが、先程先輩から明日の打ち合わせと併せて指示が。どうやら事は簡単ではないとかで、来週また俺と先輩だけで伯母さんの所に行くことになりました。

まず、先日からの流れです。

・先週明けてすぐにFが入院しました。というか連絡がつかなくなったので色々聞いて回ったが判らず。水曜の夜中にAから連絡で判明するも、他府県の専門病院との事で委細不明。情報元はFの妹の友人。何も判りませんので、F実家に電話。おばさんから「関わらないで欲しい」と電話ガチャ切り終了。

・先輩は月曜に打ち合せだったが出社せず。連絡も不通で、上司から様子見指示でマンションに行っても不在。夜になって会社に先輩家族(姉)から連絡があり、日曜の夜中に体調不良の連絡があって行くと倒れていたため入院。原因は心筋梗塞。若いのと対処が早くて大丈夫との事。結果、出張は俺と担当部署の上司で行くことになり、明日の朝6時からに変更。

取り敢えず今週はたいしてオカルト的な事も無し。ただ、不安なことがあります。

Fについて、何が何やら解らないのもありますが、やはり「おかしかったのか?」というだけでは納まらない気がします。でも、現状どこに入院したのか不明だし…。

それと、俺の通勤用バイクへのいたずらが発生したのと、玄関やゴミが荒らされたり。

何なんでしょうね。取り敢えず今週中盤には帰国しますんで、また何かあれば。

あと、先輩に戻り次第話があると伺ってます。



すいません、勝手に報告です。ちょっと多くの事が起き過ぎて。

この後、また先輩とお祓いしてきます。泊りなんで怖い…。

取り急ぎ報告します。

・出張について。某国人が暴徒化する前だったんで、何とか昨日無事に帰ってますが、凄く不穏な雰囲気でした。現地法人の上司から夜間外出禁止通達があり、緊迫していました。

・Fについて。3日前にK国にいると本人から会社メールへ連絡あり。何が何やら…。取り敢えず現状これ以上は書き込みを伏せます。マジやばいのか?

・私自身について。帰国後先輩から再度呼び出し。今日から連休中、山籠もりの指示有り。で、この後お迎えに行き、一緒に行ってきます。

取り敢えず今書き込めるのはここまでです。ちょっと様子を見ながらまた報告します。

あと、帰国後に気付いたんですが、俺のマンションの部屋に誰か入った形跡がある…。ちょっと思い当たる節があったんで、軽いトラップ(セロハンテープ・トラップ)してたんですよ。

何が何やら・とりあ



確か以前、こちらに書き込んでいました。全てが解決したのでご報告まで。

すっきりしました。友人はここの別スレに身の周りで起きた事を書き込んでいたようです。

けれど姿形は私のよく知っている友人でしたが、本人曰く「入れ替わった」とか(笑)。

体良くはぐらかされました。まあ、いい奴なんで。今も一緒ですよ。

くれぐれも言われました。誤解を与えるような書き込みはするなよ、と。

ダサい。文章は勘弁なんて。一緒に笑ってます。

関係無いけど、一応話は聞かせてもらいました。けれどあまり詳しく聞くのは

禁止(笑)とかって。大した話では無いのに(笑)。

さては俺を笑いものにして酒を飲んだな、とかって。

連絡は早めについたんですよ。何も心配は無かった。

体裁が悪い感じにはなりましたが。

益々今度のことで友人と仲良くなりました。

先輩に伝えなくちゃ。心配ないですって。

この、書き込みへの返信がヤバい!!以下

確   → たし

す   → す

け   → け

体   → てい

く   → く

ダサい → ださい

関   → かん

禁   → きん

さ   → さ

連   → れん

体   → たい

益   → ます

…まさかな。

俺は5年前、大学1年の時に重い精神病を患った。

最初は何となくやる気が起きないことから始まったんだが、そのうち大学の構内とか、人込みの中とかで、俺の悪口が聞こえるようになったんだ。しかも人が気にしてるような、えげつない悪口が。

当時、俺はそれが幻聴だなんて解らなかった。ただ、誰かが腹の立つようなことを、こそこそと囁いているというような認識だった。

俺は次第に鬱病のようになり、部屋に引きこもってしまった。それでも悪口は聞こえてくる。俺は怖くなって、下宿の隙間という隙間を目張りして、完全に籠城するようになった。

心配した友人が訪ねてきたのだが、話をするうちに、どうも俺の方がおかしいという結論になり、病院へ行った。そしたら統合失調症だった(簡単に書いたが、ここまでで半年は経過している)。

周囲と相談し、俺が一人で生活することは困難という結論に至った。俺は大学を休学し、急遽田舎へと帰ることにした。

都会のK駅を発ったのは、夜の7時くらいのことだった。駅に至るまでの雑踏や、電車の中では、始終、本物と変わりない悪口が聞こえていた。

電車の外は段々と暗くなり、乗客も次々降りてゆく。

俺が住んでいた京都府から田舎のN駅までは、1度だけ乗り換えをしなければならなかった。俺は予定通りY駅で降りたんだけど、乗り換えるべき電車がない。

困り果てて駅員に相談したところ、どうやら俺は駅を間違えたらしい。

「この駅で降りるはずがないんだけどなあ」と思いつつ、俺は駅員にY駅へ至るまでの路線を聞き出した。

駅員は、この駅から出る電車に乗り、X駅で乗り換えをしなければY駅には着かないと言った。

おかしい、おかしいと首を傾げつつ、俺は精神病だから、俺の方こそおかしいんじゃないかとも思った。

駅員が指示する電車に乗り、俺はX駅へと向かった。けれど後々のことを考えれば、やっぱおかしかったのかもしれない。電車の中では、やっぱりずっと悪口が聞こえていた。



X駅に着いたのは、20分ほど経った後だ。

ただX駅に着いて愕然としたのだけど、そこは山の中の駅だった。まあN駅まで田舎の路線を走っていたこともまた事実だが、それにしてもこの寂れ具合は驚いた。

狭い山の中の集落で、まばらな家々が見える他は、ただ田んぼがあるばかりだった。

駅員からは乗り換えるだけでいいと聞いていたけれど、次の電車がいつ来るのか不安になってしまった。

だって、線路は1本だけしかなかったし。時刻表のようなものもプラットフォームにはない。明かりは電球が1つあるだけだし、誰もいないのに悪口は聞こえてくるし、気分は最悪だった。

とりあえず、俺はまた駅員に路線を聞いてみることにした。駅員がいるのか、という疑問はあったが。

はっきり言うと、駅員はいた。真っ暗な駅舎の中、受付にだけ光が灯っていて、軍人みたいな制服に身を包んだ駅員が、1人だけ。

「Y駅に行く電車はいつ来ますか?」と聞いたけど、駅員は「ぐごご…」と低いうなり声を出すだけだった。

重ね重ね同じことを尋ねても、駅員は唸り声を出して、何かを催促する手振りをするだけだった。

はっきり言って、知的障害なんじゃないかと思った。どうやら駅員が切符を出せと言いたいらしいと気付いて、俺は切符を出した。

すると駅員は、何も言わず切符を切ってしまった。それはY駅まで行くための切符だったのに、俺は愕然とした。

「貴方は話が解らないんですか? 他の人を呼んでください!」

俺がそう言うと、駅員は駅舎の外へ行けというような手振りをした。

言われるがまま俺は駅舎の外に出たんだが、全く誰もいない。やはりあの駅員は知的障害だったのかもしれない。

「お前はあの駅員と同じ知恵おくれだ」

みたいな幻聴が繰り返し脳内に響いていた。多くの人が非難していた。母親に電話しようと思ったが、圏外だった。

俺は駅舎へ退き返そうとしたが、あの知的障害の駅員に会うと思うと何となく嫌だった(知的障害の駅員というのは確かに変だが)。

ただ、何もない田園風景の遠くから、何かが祭囃子のようなものが聞こえていることも確かだった。それが幻聴であるか、全然判断がつかないけれども。

もしかしたら駅員は話の分かる地元民に聞けと言いたかったのかもしれない。俺は音のする方向へ足を向けた。

誰もいない道を歩いて、10分ほどした後のことだろうか。向かい側から、1人の老人が歩いてくるのが見えた。

その老人には片足がなく、義足をしていた。歩くたびに、こつこつと金属質な音が聞こえる。俺は老人を捕まえて、今まであったことの事情を話した。

すると老人は、

「この十字路を真っ直ぐ行って、突き当りを左に行ったら、トンネルが見えるけえ、そこを通って、次に見える角を右に、その次の次の角にバス停があるけえ、そこからY駅に行けるけえな」

と言う。

それが本当に正しい言葉かどうかは解らなかったし、ややこしい老人の説明に俺は混乱した。

すると老人は、

「地図を書いてやろうか」

と言った。

老人は手帳を取り出して、ページの余白に地図を書いてくれた。手帳には変な文字が多く書かれていて、余白は少なかった。

「この通りに行けば間違いはないから」

と言って、老人は地図を渡す。

その地図を見て、俺は首を傾げてしまった。地図自体は問題ないとして、そこに書かれている文字が、見たこともない文字だったからだ。

ひらがなでもなければ、漢字でも、ハングルでもない。強いて言えば、子供の落書きみたいな文字だ。

「この文字は、何ですか?」

と聞くと、老人は

「バスの出る時間や」

とだけ言った。俺は理不尽な気持ちになりつつ、老人に礼を言って、その通りの道を進むことにした。

言われるがまま道を進み、トンネルを抜けると、確かにバス停があった。バス停には、サングラスを掛けたババアが一人だけ座っている。

こんな真夜中に何でサングラスなのか、ちょっと疑問に思った。けれども知恵おくれの駅員といい、老人が書いた謎の文字といい、その程度の疑問はもうどうでもよかった。

とりあえずバスを待てばいいわけだから、老人の渡した地図をポケットに仕舞おうとした時、俺はぎょっとした。

二つ折りにしようとした紙片の裏側に、その文字がびっしりと書かれていたからだ。

老人の言っていたバスが来たのは、10時くらいのことだったか。バスに乗ったのは、俺と、サングラス姿のババアだけだった。

その時に気付いたんだけど、ババアは目が見えないらしかった。ババアはY駅に向かう途中のバス停で降りた。

はっきり言えば、俺はつつがなくY駅に着いた。 というか、何で今まで着けなかったのか。全くの疑問としか言いようがない。

最初の時点でY駅に辿り着けなかったこと自体がおかしいし、駅員に知的障害者が採用される訳がないし、老人の書いた文字も変だった。

ただその時点で俺自身がおかしかったわけだから、統合失調症ゆえの妄想なんじゃないかとも思った。

1時間ほど遅れてN駅に到着し、俺は2年間田舎で休養していた。その間、様々な幻聴や妄想が俺を苛んでいた。ただ症状は比較的軽い方で、俺の病気はその2年で治ったんだ。

そこまではいい。

ただ問題は、先月の大晦日、俺が実家に帰省した時だ。ふと俺の部屋を整理し、懐かしい思い出に浸っていた時、古いコートのポケットから一枚の紙片が出てきたんだ。

そのコートは、俺が5年前に糖質で帰省した時のものだった。

紙片というのは、もちろん老人が書いてくれた地図だ。

それが今、俺の手元にある。という…

20年程前の実話です。

私の実家のある山間の小さな村で起きた、少し気味の悪い出来事。

実家の近くの山中に○○○○苑という精神薄弱者の施設があるのですが、そこの生徒が偶に脱走するんです。

初めは先生がその辺りを探します。

探しても見つからない場合は、地元の人と消防団が山狩りを決行。

そんな大事は2年に一度くらいで、割とすぐに見つかりました。



20年前の春の事。一人の女生徒が脱走して行方不明に。

かなり大掛かりな山狩りが行われたにも関わらず、女生徒は一向に見つかりませんでした。



ところが半年後、その女生徒は山中の林道で遺体となって発見されました。死後2日程だったと思います。

そこで不思議なのは『半年の間、その女生徒は何処に居たのか?』という事です。

それと、発見された時の服装が行方不明時の物と明らかに違っていた事。

行方不明時には上下のトレーナー(施設の制服)だったのに、発見された時にはブラウスにモンペ、エプロンだったそうです。

『どこかで働かされていたのでは?』との疑問も出ましたが、20年前当時、その辺りには工事現場や作業所などは全く無かったのです。

第一、女生徒が発見された道から奥は、集落はおろか小屋一軒も無い山の中(道もその先、数百メートルで無くなります)。



女生徒の遺体を解剖したところ、胃の中には肉類など食事をしていた形跡があり、体型も以前と全く変化が無い。

彼女はこの半年間、確実に『生活』をしていたと思われました。

ちなみに死因は、心臓麻痺か凍死だったと…(すみません。当時10歳くらいだったので覚えていないです)。

その時、大人達の間では『サ○○があるのでは?』と噂になっていました。

その後、警察も引っ込んでしまったこともあり、サ○○説が有力に。



20年前との事もあり、その出来事は私の妄想かなあと思っていました。

でもお盆に里帰りした時、その話題を母にしたところ、

「そーゆーこともあったねぇ」

と言っていたので、本当のことだったんだなあと納得しました。

サ○○についての考察

「サ○チ」というのは恐らく「避け地」かな。

別次元の集落かそこへの入り口というのが妥当か。

マヨイガみたいなもの。地元ではそれを「サ○○」と呼んでいるとか。

伏字にする理由が判らないけど、特定防止かな?

「迷い家(マヨイガ)」とは、東北地方・関東地方などの一部の地域にて古くから伝わる、「そこへ訪れた者には、富がもたらされる」という幻の家にまつわる伝承のことである。この伝承によれば、その家は山中の奥深いところにあり、道に迷ってしまった者が偶然訪れることになるのだという。

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