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知ることでゾクゾクする恐怖!意味がわかると怖い絵

秋は食欲の秋・紅葉の秋・スポーツの秋などありますが、今年は芸術の秋を楽しみませんか?絵画に興味のない方におすすめのなのが「意味がわかると怖い絵」です。美術館は敷居が高いと思われがちですがそんなことはありません。忙しい毎日からゆっくりとした時間を味わうことができます。

更新日: 2017年10月16日

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sakuramama3さん

一見、美しい絵画の裏には殺人や陰謀、悲劇や怨恨といった恐怖のドラマが潜んでいることがある。

視覚的に直接「怖さ」が伝わるものから、歴史的背景やシチュエーションを知ることによってはじめて「怖さ」を感じるものまで、普段私たちが美術に求める「美」にも匹敵する「恐怖」の魅力を余すことなく紹介している

■ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》

ロンドン・ナショナル・ギャラリーの代表作品「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が、本展のために初来日します。

@jpmonet 1797年7月17日 ポール・ドラローシュがパリに生誕。 《レディ ジェーン・グレイの処刑》(1833)ナショナル・ギャラリー 《幼きイングランド王エドワード5世とその弟ヨーク公リチャード》(1831)ルーヴル美術館 pic.twitter.com/QKtueBB7Q3

中心に描かれている女性はジェーン・グレイ。16世紀に生きた彼女は、イングランドで最初の女王を宣言した人物である。

 ただし、政争に巻き込まれた彼女が玉座にいたのはたった9日間。反対勢力に追われて、16歳4ヶ月の若さで処刑されてしまう。この絵はそんな悲劇の女王の最期を描いたもの。彼女の足元にあるのは斬首台。目隠しされているのでそれを手探りしている。脇の侍女たちは嘆き悲しみ、右手のほうではいつでも首を落とさんと斬首人が待ち構えている。床に敷かれた藁は速やかに血を吸いとるためのものだとか。

■ウォルター・リチャード・シッカート 《切り裂きジャックの寝室》

作者が事件の有力な容疑者と言われている絵だけに怖いと・・切り裂きジャック真犯人説

【ワード解説】“切り裂きジャックの寝室” 容疑者の1人シッカートの作品。マンチェスター市立美術館に展示してある。自分の部屋を描いた物。彼は事件にかなり関心があり、自分のアトリエにはかつてジャックが住んで居たと思い込んでいたほど。pic.twitter.com/enVZHcPa0t

タイトルの「切り裂きジャック」は19世紀末のロンドンで、街娼(がいしょう)ばかりを狙って5人を惨殺し、忽然(こつぜん)と消えた猟奇殺人事件の元祖というべき人物。むろん、犯人捜しはそのころから盛んに行われ、容疑者には王族から宮廷侍医、弁護士ら社会的地位の高い人も多かった。この絵を描いた画家、シッカート(1860~1942年)もそのひとり。

 彼は、「ジャックがかつて住んでいた」という噂を聞いて、この部屋を借りたのだという。それほど、この事件に強い関心を抱き、触発された作品も残している。米国のミステリー作家、コーンウェルは近年、7億円もの私費を投じて調査し、シッカートを真犯人として名指しした。

【怖い絵展ミニ講座】《切り裂きジャックの寝室》で描かれたのは、事件の18年後にシッカートが借りた現場近くの部屋。彼は女主人から「切り裂きジャックが住んでいた」と教えられたそうです。光が差し込む窓とドレッサーがぼんやり見え、本当に連… twitter.com/i/web/status/8…

【怖い絵展ミニ講座】切り裂きジャック事件が起きたのは《ジン横丁》から約140年後のロンドンですが、庶民の貧しさは変わりません。切り裂きジャックに殺されたのは安酒を手にいれるため路上で客を取っていた女性たち。彼女らをもてあそんだのは… twitter.com/i/web/status/8…

■ウィリアム・ホガース《ビール街》と《ジン横丁》

この作品は版画連作になっています。

【怖い絵展】(下)中野京子さんが読み解く 地獄の描写、腕によりをかけ sankei.com/life/news/1710… #怖い絵展 pic.twitter.com/494nR6vkSH

《ジン横丁》

今ではカクテルベースとしてのジンが身近ですが、絵の中の人々はストレートで飲んでいます。イギリス国内では、ジンは原料も安く、税もかからず安く手に入れられましたが、牛乳やお茶、そしてビールは高く、貧民街に住む人々はジンを飲むしかありませんでした。いつしか街の中では、子どもまでもが安酒のジンを飲み、地獄さながらの様相が繰り広げられていたのです。その模様がこの作品の中から読み取れます。しかしながら、当時のジンは安かろう悪かろうの粗悪品で大勢の健康をそこね、廃人を産み、犯罪も激増。作者のホガースは、反ジン・キャンペーンとしてこの作品を制作しました。対になったもう1枚では豊かなビール街が称えられています。

■ゲルマン・フォン・ボーン 《クレオパトラの死》

《クレオパトラの死》もたくさんの画家が繰り返し描いている。クレオパトラは弟に王位を追われ、ローマのシーザー(カエサル)の愛人となるが、シーザーが暗殺されるとアントニウスと結婚。彼が失脚するといよいよ命運尽きて自殺した。その際、アスプコブラという毒蛇を使ったとされている。

「生け捕りにされることだけは避けたい。そう考えたクレオパトラは奴隷を使ってさまざまな毒を試したとも言われています。どうやったらきれいなまま死ねるか、実験していたというのです。奴隷の命の値段なんて安いもの、という考えも恐ろしいですが、美しいまま死にたいという美への執着心もまた怖いと思います」

■ジャック=エドゥアール・ジャビオ 《メデューズ号の筏》

メデューズ号事件は、フランス王政復古期に起こった、無能な貴族艦長による弱者切り捨ての大スキャンダル。ナポレオン戦争が終結し、西アフリカの植民地セネガルがイギリスからフランスへと返還されることが決まり、海軍のフリゲート艦メデューズ号は3隻の船舶とともに同地に派遣されました。しかし、メデューズ号は早々に、ほかの船舶とはぐれ座礁。400人の乗員に対して救命ボートは250人分しかなく、残りの150人は急ごしらえの筏に乗せられてしまいます。始めは、ボートにひかれていましたが、反乱の恐れありとロープを切り離され大西洋へと放り出されます。わずかの水と食料だけで筏に放置された約150人の乗員たちは、炎天下のアフリカ海域を13日間も漂流し、最終的にサバイバルできたのは、10人弱と言われています。
政府は事件を揉み消そうとしましたが、ジェリコーの傑作がそれを許しませんでした。作品は模写され、版画になり、ヨーロッパ中に衝撃を与えたのです。

■ジョセフ・ライト《老人と死》

ジョセフ・ライト《老人と死》は、
ガイコツが老人に向かって歩いてくるというパッと見ると恐ろしい絵だけど、
音声ガイドを聴くと、重い柴を運ぶのに疲れた老人が「もう死にたい」
というと、死神(ガイコツ)が現れて「何か用か」と言ったという
イソップ寓話の場面で、自分で死にたいと言った老人は
「この重い荷物を運んでほしくて」と答えたという笑い話。

イソップ物語をモチーフにした作品です。

西洋絵画の名作をこれまでにない新たな視点から紹介する本展。隠された様々な「恐怖」に気づく瞬間を体験してみてはいかがだろうか。

雨だ。 平日月曜日の11:00から行っても混んでた(笑) 芸術に魅了された時間やったわ。 あんなに絵眺めたの人生初やわ。 絵って深いですね。 #怖い絵展 pic.twitter.com/eAwG3wcaAW

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