1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

暗いけど救いも…思春期の無力感や鬱屈した感情をリアルに描いた青春漫画

暗いけど救いもある…思春期のリアルな日常をシリアスに描いたマンガ。「パンティストッキングのような空の下」「ワールドゲイズ クリップス」「おやすみプンプン」「あしたの弱音」「僕の小規模な失敗」の5作品。

更新日: 2017年11月18日

185 お気に入り 53068 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

▼『パンティストッキングのような空の下』うめざわしゅん

時は21世紀初め、高校生の三上とひろしは待ち望んでいた。平凡で幸福な人生と、テポドンの襲来を…!12年後、ヘイトとポリティカルコレクトネス蔓延る現代日本で、おっさんとなった三上とひろしは今度こそ平凡で幸福な人生をつかむことが出来るのか!?

どうしても多数側に入れなかったり、うまく人付き合いができなかったり、大人になっても昔の記憶に苦しんだり、そんな主人公達が儚く、ユーモアを交えて、描かれています。

うめざわしゅんさんのパンティストッキングのような空の下読んでる。身体の中を滅多刺しされるけど、自分を生きてみるのも悪くないと思った。生まれてきたんだから。 pic.twitter.com/nYWKVK4eYZ

『パンティストッキングのような空の下』の中で超ポジティブな女の子が超ネガティヴな男の子に向かって「でも(前向きなことばかり言ってるけどわたしだって)生まれて来ないで済んだならそれがいちばんよかったかな」というようなことを言うシーン

パンティストッキングのような空の下。読んだ。分かりそうで分からない、でももやもやしない爽快感。なにかと忙しかった思春期の心模様を思い出す。不思議な読後。

▼『ワールドゲイズ クリップス』五十嵐藍

「ワールドゲイズ クリップス」は思春期の少年少女を描いたオムニバス作品。

屈託、鬱屈、生きづらさみたいなもの。そういったようなものに抗うわけでもなく、かといって目をそらすでもなく、黙って一人で自分なりのやり方で向き合い、静かに自分の生を生きていく。

今の時代を生きてるからこそこの作品に多かれ少なかれ共感みたいなものを抱ける人は多いのではないでしょうか。

毎晩深夜まで同じ場所で旅行かばんに腰かけて長時間何か/誰かを待ってる女の子、どうしたって孤独の匂いがするし、すぐ脇を通り過ぎていく人たちとの距離は数十cmであり、また同時に無限大で、そんな空気感が好きな人は今すぐ五十嵐藍『ワールドゲイズ クリップス』を読みましょう。

『ワールドゲイズ クリップス』1・2巻読了.雰囲気が合わない人には面白くないだろうなと思いつつ,興味深く読んだ.焦燥なのか虚無なのか,思春期にありがちな正体不明の漠然としたモヤモヤ感や拗らせ感が思い出されるね.キャラの顔が区別つかなくなるときがあるのがちょい難点

▼『おやすみプンプン』浅野いにお

どこにでもあるような街のどこにでもいそうな少年、「プンプン」の人生の波乱を描いた作品。

人間が経験するであろう、ネガティブで人には言えないような出来事がほぼ全て網羅されている。

どん底に暗い&重いストーリーをあの落書きみたいな主人公の風貌(しかも名前がプンプン。)が中和して読みやすくしています。

2年ぶりくらいにおやすみプンプン読んだんだけど、セリフとか病んでる気持ちとか当時わからなかったことがわかってしまうくらい私も大きくなったんだなとしみじみした。あと思春期こじらせすぎ漫画だと思った。

ソラニンもそうだしおやすみプンプンもそうだけど絵のタッチといい何より一人一人のキャラがしっかり立ってて面白い。何回でも読み返せる #浅野いにお #おやすみプンプン pic.twitter.com/Evy4W79seR

▼『あしたの弱音』タイム涼介

普通のギャグ漫画であったのが、勝手にキャラクターが暴走し、途中でシリアスな青春漫画となった異色の作品。

単行本では前半のギャグ漫画部分はカット。

あの倦怠感。何をすればいいのか、何をしたいのか、何が必要なのか。そんな雰囲気がいい感じに出ている。弱音の馬鹿さに笑えて、そして感動できる。

これは日直番長の頃からずっと(Kに向かって)唱え続けてきたんだけど、タイム涼介は過小評価され過ぎなんだよ!「あしたの弱音」も後半しか単行本化されてないって酷い話だよ! でもあれは前半切り落としたからより名作になったって部分もあるな・・・

すげえ久々にタイム涼介さんの「あしたの弱音」を読んだゾ。改めてすごく良かった。子供出来てから読むとまたなにか違う気持ち! 読んだその時、環境やらなんやらで違う想いになる事が出来る作品はすごいねえ!

1 2