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makaizouさん

2004年夏発売。ポルシェ・996をベースに大幅が改良が施されたモデル。

前期型

シャシなどは同一であるが、外観は大きく996から変更された。
996型の部品から80%以上を刷新したとも言われているが、ボディの基本骨格や一部のボディパネル、内径φ96mm×行程82.8mmの3,596ccエンジンや5速ティプトロニックなどは踏襲されている。

996型で不評だった涙滴型ヘッドライトが廃止となり、往年の丸型ヘッドライトが復活
スモールランプ、ウインカーも空冷時代を彷彿とさせる別体型となり、さらに後部コンビネーションランプと前後バンパー部分のデザインも変更。
981ボクスター・ケイマンとの共通パーツも多く、フロントサスペンションやドア、内装など多くのパーツを共通化してコストダウンに貢献させている。

ボンネットはアルミニウム化され6kg軽量化された。
その他にもリヤサブフレームで1kg、スペアタイヤと車載ジャッキ廃止で10kg、エンジン本体で2kgなどの地道な軽量化がなされ、カレラでは996型と比較してトータル25kg軽量化された。

カレラSには19インチホイル、カレラには18インチホイルが装着、部品点数も大幅に減らされ合理化された。

後期型

NAモデルには新設計の直噴型エンジンが搭載
クランクケースから完全に新設計され、996と997前期で使用されたM90/00系エンジンは登場からわずか11年で刷新されることになった。
直噴化によって12.5という高圧縮を達成しカレラは+20馬力の345馬力、カレラSは385馬力となった。
PDKと呼ばれる7速のデュアルクラッチトランスミッションが選択ができるようになり従来のティプトロニックSは廃止された。
シフトはシフトレバーを手前に引くとシフトダウン、奥に押すとシフトアップとされ、操作の違和感を指摘する声が多かった。
ハンドルに配置されたボタンでもシフト操作ができたが、ティプトロニックSのボタンをそのまま流用したために、こちらも操作性が悪かった。
PDKは水冷式でエンジン冷却水で冷却された。MTモデルより30kg重いが、従来のティプトロニックより10kg軽量であった。
変速スピードはティプトロの1.6倍のスピードで、スポーツクロノパッケージを選択してスポーツモードにするとティプトロニックの2倍の変速スピードとなった。

スモールランプ、ウインカーは2段のLEDのバータイプとなり、テールランプもLEDとなった。

カレラ
前期型は996後期型カレラの3.6リットルエンジンをベースにしたエンジンを搭載する。
前期型325PS/6,800rpm、37.7kgm/4,250rpm
後期型345PS/6,500rpm、39.7kgm/4,400rpm

カレラS
前期型355PS/6,600rpm、40.8kgm/4,600rpm
後期型385PS/6,500rpm、42.8kgm/4,400rpm

カレラGTS
2010年9月のパリモーターショーで発表。
カレラSとGT3の間を埋めるべく発売されたモデル。
カレラ4のワイドボディーを採用。
エンジンは基本的にカレラSと同様ながら吸気チャンバーをアルミニウム製とし、可変レゾナンスインテークシステムで使用するスイングフラップをカレラSの1枚から6枚に増やすなど専用チューニングを実施し408馬力を発生した。
スプリングやスタビライザーも専用セッティングされたが、PASMのセッティングはカレラSと同一であり、GT3ほどのスパルタンな乗り心地ではない。
2シーターモデルだが無償オプションでリヤシートの設置をリクエストすることができた。
ホイールは997ターボ後期モデルにオプション設定されていたセンターロック式の19インチホイルが標準装着された(通常の5穴ホイルにも無償変更できた)。
カレラSなどにオプショ装備されているスポーツエキゾーストシステムを標準装備。
海外では6MTモデルも販売された。

カレラ4
前期型325PS/6,800rpm、37.7kgm/4,250rpm
後期型345PS/6,500rpm、39.7kgm/4,400rpm
カレラ4、カレラ4Sともカレラに対してワイドボディー化(リヤ側が左右合計44mm)されており、ブレーキチャージ機能付きブレーキを搭載。
前期型は996カレラ4と同じくビスカス式のセンターデフであるが、後期型はセンターデフに電子制御多板クラッチを(PTM)を採用し、リヤに機械式LSDで標準で装着した。

カレラ4S
前期型355PS/6,600rpm、40.8kgm/4,600rpm
後期型385PS/6,500rpm、42.8kgm/4,400rpm

カレラ4GTS
408PS/7,300rpm、42.8kgm/4,200-5,500rpm

ターボ
前期型480PS/6,000rpm、63.2kgm/1,950-5,000rpm
後期型500PS/6,000rpm、66.3kgm/1,950-5,000rpm
前期型は最後の空冷(ポルシェ・911 GT1)クランクケース採用モデル。
スポーツクロノオプションを選択すると、オーバーブースト機能(通常1.0を最大1.2バールまで10秒間限定で上昇させる)が加わり、前期型でトルクが69.4kgmとなる。
ガソリンエンジンとしては世界初のボルグワーグナー社製の電子制御可変ジオメトリーターボ(可変エキゾーストタービン)を採用した。
ドアパネルなどのアルミニウム化により996ターボと比較して10kg軽量化。
機械式LSDはオプション。

ターボS
530PS/6,250rpm、71.4kgm/2,100-4,250rpm

GT3
カレラ系のエンジンとは異なり、1998年のル・マン24時間レースで優勝したポルシェ・911 GT1系のエンジンユニットをベースにしている。
996GT3から引き継いだのはクランクケースのみ。
コンロッドはチタン製で、ピストンは1個当たり30g軽量化され、クランクシャフトも600g軽くなった。
エアコン・パワステ付き。
クラブスポーツパッケージを選択すると、消火器、ロールケージ、カーボン製バケットシートカレラGTと同じもの)などが装着される。
車高はカレラ比で3cmダウン。
シャシはカレラ4をベースにしている。
機械式LSDを装備。
燃料タンクは90リットルと大きく、前側の貨物スペースは狭くなっている。
PDKは選択できない。
センター2本だしマフラーを採用。
後期型は前期型のシリンダー内径拡大。
エアロパーツの変更でダウンフォースが2倍となる。スプリングとスタビも後期型ではより硬くされ、ブレーキディスクも大型化された(前380mm、後350mm)。
前後バンパーも小変更を受け、これによりダウンフォースは前期の2倍となった。
燃料タンクは標準的な67Lに縮小された。

GT3RS
GT3をベースに、カレラ4Sボディで使って製造された。
専用リヤサスペンションアームを装備し、ホイールベースが僅かに延長されている。
軽量化されたフライホイールを装備するがエンジン本体はGT3と共通。
GT3比でリアトレッドが45mm拡大し全幅は1,852mmとなったのが最大の特徴。
標準でボディ同色のロールケージを装備。
オプションで黒色の強化タイプのロールケージも選択できた。
PCCBはオプション。
ドアはアルミニウム製。
バンパーはGT3のものに専用のリップスポイラーが付属していた。
リアウインドーのみアクリル製
6MTのみ。

GT3RS3.8
450PS/8,500rpm、43.8kgm/6,750rpm

GT3RS4.0
2011年5月16日予約開始。
911GT3Rと同じ内径102.7mm×行程80.4mmとなる。
世界600台限定で日本への割り当ては17台のみ。
ボディにカーボン・ファイバー・コンポジット(CFRP)製のフロントフードとフェンダー、ポリカーボネイト製のリアウィンドー(サイド含む)が採用され911GT3RSより10kg軽量化された。
専用ギアレシオの6MTのみで強化クラッチを標準装備。
ポルシェの市販車としては初めてフロントバンパーにカナードを装着したモデル。

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