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文化を超越する異能のギタリスト「グエン・レ」必聴アルバム5選

ロック〜ジャズを股にかけ活躍する知られざるギタリスト、グェン・レ(Nguyên Lê)。その超絶技巧もさることながら、自身のルーツである東南アジアの民族音楽を取り入れた素晴らしい音楽に驚かされます。これまでにリリースされた多くのアルバムから、厳選5作品を紹介します。日本人琴奏者とのセッションも。

更新日: 2017年12月01日

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この記事は私がまとめました

グエン・レ(Nguyên Lê)はフランス出身、ベトナムにルーツを持つ人気ギタリストです。ジャズを軸に置きつつ、アジアの民族音楽からロックなどの西洋音楽まで幅広くアプローチする驚異の音楽を紹介します。

ベトナム系超絶ギタリスト、グエン・レ(Nguyên Lê)

グエン・レ(1959年1月14日 -)
グランス生まれのベトナム系ギタリスト。
これまでに多数のアルバムをリリースしている注目のギタリストです。

Nguyen Leはアジア人としてのアイデンティティを大切にしながらも、ジャズ、ロック、ラテンミュージックなどあらゆる音楽を吸収し、それを自分の音楽として完全に昇華させている異能のギタリスト

ベトナムにルーツを持つ、フランス出身のギタリストです。
ちなみに「グエン(Nguyên)」という姓はベトナムで最も多く、約4割のベトナム人が「グエン」姓と言われています。

基本はジャズフュージョンの世界に身を置きながら、北アフリカ、イスラム、アジアなどの民族音楽との融合を図ったり、最近は映画音楽も手がけたりと、まさにボーダレスに活躍する

ベトナム人の両親のもと1959年にパリで生まれたという出自が、後に国際性を兼ね備えたジャンルレスな音楽家の素地となった。

大人になってから自分のルーツであるベトナム民謡に興味を持ち始め、そこから東南アジアの民俗音楽に開眼。クリエイティヴなエスニック・フュージョンを展開中。

Twitterでも密かに話題に

ゴンチチのラジオで聴いてすぐ検索して、やっと届いた! Nguen Le(グエン・レ)なるベトナムのギタリスト? pic.twitter.com/9OzGQdCfni

ブルガリア5重奏団のライブ前にグエン・レかかってて、ものすごく気になってしまった。歌やタブラ、琴も入ってた気がする。

ホントは誰にも教えたくないけどベトナム人ギタリストNguyen Le(グエン・レ)の新譜が素晴らし過ぎて移動中ずっと聴いてる。 nguyen-le.com/Site_Nu/Ha_Noi…

しかしグエン・レはおもしろいな!ソロアルバムはどう展開するかわからなくて、映画をみている様。カバーのアレンジ何ででこうなるの感(笑) 多分最初に聴いたのは、10年以上前だけど、最近やっと良さがわかったドラ!

▽ グエン・レのおすすめアルバム 5選

① 超絶ジミヘン曲集『Purple』

ジミ・ヘンドリックスによる数々の名曲をカヴァーした名盤。グエン・レのロックサイドの演奏を楽しめる。
ミシェル・ンデゲオチェロ(b)やテリ・リン・キャリントン(ds)といった女性ミュージシャンの参加も見逃せない。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/purple-celebrating-jimi-hendrix/309848954

ベトナム出身のフランス人ギタリストNguyen Le(グエン・レ)が何とジミ・ヘンドリックスのナンバーに挑戦した異色の作品。2002年、良質なジャズアルバムを送り出すACTからリリースされています。

グエン・レは、ジミヘンに憧れてギターを始めたと言われています。
そんな彼の念願の「ジミヘン曲集」がこの『Purple』です。

仏ジャズ・シーン注目の才能グエンは、ジミヘンの音楽を換骨奪胎してエスニックやファンクなど、さまざまな音の要素を取り入れた近未来ジャズを創造した

単なる「トリビュート作品」にしないあたりがNguyen Leの凄いところ。外見上はジャズ的なアレンジに仕立てていますが、彼なりのアレンジが加わることによってまったく新しい楽曲として生まれ変わっています。

ジミ・ヘンドリックスの代表曲「パープル・ヘイズ」のライヴ演奏。
2004年の映像。アルバム『Purple』とはメンバー編成が違いますが、ロックサイドのグエン・レを堪能できます。

② 洋楽愛溢れる快作『Song of Freedom』

ビートルズ、スティーヴィー・ワンダー、レッド・ツェッペリンなどの名曲をグエン・レ風に料理。
元ロック少年グエン・レの強烈なロック愛に満ちた傑作。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/songs-of-freedom/417435627

オリジナルに敬意を払いつつ、Nguyen Le風に完全に変えてしまうあたりは期待通りとはいえ流石の一語です。アルバムタイトルはBob Marleyの物を拝借したそうです。

Youn Sun Nahとグエンレの夢遊病のようなデュオで始まるレノン・マッカトニーのEleanor Rigbyで始まる。意識無意識、行ったり来たり、、天空に色とりどりの絹の羽衣を幾重にも重ねたようなサウンドは、アジアの色彩、エッセンスが融け込んでいてノーボーダーの世界。ギターソロはうねうねと空を自在に飛び回る龍。

冒頭のレノン&マッカートニー作「エリナー・リグビー」は“ジャズアリラン”で世界的に知られる韓国系歌手、ナ・ユンソン(Youn Sun Nah)に導かれ、グエン・レの変態ギターが炸裂します。

1時間以上のライヴ動画。アルバムそのままにダファー・ユーセフ、ナ・ユンソンなど多彩なヴォーカリストを迎えた凄まじい演奏が繰り広げられます。

③ ギター×琴×タブラの掛け合いが楽しすぎる『西遊記』

日本人琴奏者のみやざきみえこ、インド人タブラ奏者のPrabhu Edouardとのトリオ編成で、アルバムのテーマは『西遊記』。
西遊記なのに中国というより日本を感じさせるのは、みやざきみえこによる琴や日本語ヴォイスの所以か。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/saiyuki-bonus-track-edition/338743444

レのギター、琴、パーカッションの3人編成を基本として、3曲にインドの竹笛、バーンスリーが加わっている。

日本人琴奏者、みやざきみえこの演奏が際立つアルバムです。

タイトルの「SAIYUKI」は「西遊記」を意味してると思うのですが、孫悟空の西遊記からインスパイアされたサウンドというわけでもなく、メンバーの出身地が日本~インド~ベトナムということもあり、そのルーツを西遊記に例えた、とも言えるでしょうか。

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