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ジャケ買いして大正解!中身も期待を裏切らない小説

表紙買い・ジャケ買いして良かったと思える小説を厳選しました!書店をブラブラ…するとステキな装丁(カバー表紙)が目に止まり、思わず衝動買い!中身もその期待を決して裏切らない、高評価の小説を集めてみました。お家の本棚にコレクションとして飾ってみたくなること請け合いです。

更新日: 2018年05月30日

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syuzokuさん

▼ラノベでデビューした作家の描くライトミステリー

作者:谷原秋桜子

行方不明の父親を捜す資金を稼ぐため、日々アルバイトに励んでいる私・倉西美波。
ところがそんなある日、バイト先で高級なお皿を割ってしまい、なんと六十万円もの借金を背負う羽目に…。そこへ「寝ているだけで一晩五千円」というバイトを紹介してもらったものだから、一も二もなく飛びついてしまった。だけど私を待っていたのは、死体!? しかも密室殺人事件の容疑者に…。
表題作他一編。

「美波の事件簿」シリーズ第一弾。

可愛らしいカバー絵に釣られて購入。もともとライト・ノベルとして創作された作品だけあってか、気負わず楽しく読めた

舞台設定やキャラクター設定は完全にライトノベルのそれだったけど、ミステリーとしての骨格はかなりしっかりしていて読み応えがあった

作者:谷原秋桜子

周囲で次々と起こる不可思議な事件の真相を『水島のじいちゃん』が華麗に解き明かしていくミステリー連作短編集。

「美波の事件簿」シリーズの前日譚。

とにかく、この作品の凄い所は伏線でしょう。アチラコチラに伏線を仕込んでいるので、伏線好きには堪りません

五編の短編が全てつながるようになっています。中には推理小説をネタにした「つなぎ」はあるは演芸ネタの一席はあるわと盛りだくさん

▼切なくて泣ける感動小説

作者:住野よる

ある日、主人公は病院で一冊の文庫本を拾った。タイトルは「共病文庫」であり、クラスメイトの山内桜良が密かに綴っていた日記帳だったのだ。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていたのだった。

タイトルとは裏腹に甘く切ない青春物語です。心に刺さるセリフも沢山あったり、とても良い本でした

膵臓に病を抱えるクラスメイトとの人との関わりを避ける二人の運命的な展開から衝撃のエンディングに向かうまで涙ながらに一気読みでした

泣ける小説と聞き、暗い話なのかなと思っていましたが、笑いあり涙ありのとても読みごたえのある作品でした

▼子供向けとして書かれたミステリー

作者:綾辻行人

あやしい噂が囁かれているお屋敷町の洋館の名はびっくり館といった。
館に住んでいる少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくのだった。

この作品の特徴はストーリーの奇抜さや斬新さ、トリックの種明かしよりは登場人物の描写に主眼を置いた点にあると思います。一人一人の登場人物が生き生きと描かれており、読み進むにつれてファンというか応援したくなる人物が出てきます

今回はミステリーランドという子供向け作品として書き下ろされたものなので読みやすいけど…怖い!怖さにまずびっくり!子供がこんなの読んだらトラウマになりそう

推理小説の命というべきあっと驚くどんでん返しと強固な合理性、そして、なお残るある種の物悲しさと幻想性――これぞミステリ、というべきである

▼人間の心理を描いたミステリー

作者:宮部みゆき

原田いずみは今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイト。そんな彼女は質の悪いトラブルメーカーであった。
杉村三郎は解雇された彼女の連絡窓口となり、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回されてしまう。
そんな中街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていたのだった。

単なるミステリーに留まらない、文字通り社会の、人間の「毒」をえぐり出す作品です。個別の事件にというよりは、事件を引き起こす背景、社会に恐ろしさを感じさせる作品

全く接点の無い事件が複雑な様相を見せ、世に溢れる様々な毒の存在を実感。畳み込むように話を終末迄持っていく作家さんの力量は言わずもがなですが、読み終わって思う殺伐とした印象はこのシリーズの特徴かな

物理的な毒と社会的な毒の両面が独特のタッチで描かれ、まさに迫真の出来でした

▼不思議な世界観の恋愛ファンタジー

作者:森見登美彦

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せている先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めるのだった。

一話一話のシナリオの盛り上げ方が素晴らしいですね。物語としてもうっすらある恋愛要素が全体をきれいにまとめていて良いです

軽妙洒脱な文章が愉快痛快。そして、シュールでユーモアのある世界観が魅力的です

なんとなく読み始めてみたのですが、“先輩”と“黒髪の乙女”、二人を取り巻く不思議な人々と世界観が、とても魅力的なお話でした

▼切ない恋愛小説

作者:七月隆文

京都の美大に通っている学生の南山高寿は通学電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れした。
南山は勇気を振り絞って声をかける。別れ際に「また、会える?」と聞くが、それを聞いた福寿は突然涙を流し、抱き付いて来たのであった。

物語が進むにつれ、恋愛以上にお互いを思いやる気持ちが溢れてきます。その思いやる気持ちが、切なくて悲しい

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