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音楽だって自然がいい。きっと人生の宝物になる幸せアルゼンチン音楽 名盤5選

一般にアルゼンチンの音楽というと、アストル・ピアソラに代表される「タンゴ」が知られています。が、ここで紹介している近年密かなブームになっているアルゼンチン音楽はタンゴではありません。知ればきっとあなたの人生で宝物になる。オーガニックで多幸感溢れるアルゼンチン音楽。近年の傑作を紹介します。

更新日: 2018年06月03日

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この記事は私がまとめました

南米音楽はブラジルだけではありません。今、感度の高い音楽好きから密かに注目を集めるアルゼンチンの音楽が本当に素敵なんです。

今、静かなブーム「アルゼンチン音楽」の魅力とは?

南米の大国アルゼンチン(首都=ブエノスアイレス)の国旗。
中央の太陽はインカ帝国の独立の象徴である太陽神インティを表しています。

ここ最近のアルゼンチン音楽はいい意味でヤバいです。とにかく、毎月のように新しいアーティストが登場し、どれもがウルトラ級の傑作を作り出しています。

多様な音楽性やジャンルがあるが、アルゼンチン音楽に一貫しているのは、どこか自然を感じさせるオーガニックな薫りと、クラシックやジャズといったありきたりのジャンルではくくりきれないミクスチャー感。

南米、音楽的な生産能力ではブラジルが突出して注目されがちだけどやっりなんといってもアルゼンチン、アルゼンチンの底知れなさなんだよな。

「アルゼンチンで、国が経済破綻したのをきっかけに、人々がお金のために音楽を作るのをやめた結果、めっちゃかっこいい音楽が作られるようになった」って話を聞いて考えさせられた。

① アカ・セカ・トリオ『Trino』

現代アルゼンチン音楽のもっとも有名なグループであるアカ・セカ・トリオの2018年最新作。
ギターのフアン・キンテーロ、ピアノのアンドレス・ベエウサエルト、ドラムスのマリアーノ・カンテーロ。さらに3人の抜群のコーラスワークによる奇跡のようなサウンドには心が洗われます。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/trino/1380464886

もはや伝説になっている一昨年の初来日公演の他、各メンバーの別プロジェクトによる来日も何度かあったりしてお久しぶり感がまったくないのだが、グループ名義の新作としては09年の『Ventanas』以来なんと9年ぶりとなる通算4作目。

ジャズ・ロック・クラシック等さまざまなサウンドを融合させた洒脱なサウンドは、数多くのフォロワーを生み出し続けるシーンの雛形であり代表的存在。

3人が奏でる洒脱で壮大なスケール観を持ったアンサンブル、澄んだ唄声のハーモニーは、心が震えるほど美しい。

2016年のアカセカ・トリオ初来日公演の動画。

アカセカトリオの新譜、一曲目のイントロが始まった瞬間に名盤だと確信するやつや。

疲れで寝ぼけながらしか聴いてなかったAca Seca Trioの新作、ちゃんと聴いたらやっぱり凄かった!神経行き届いてるような微細な響とか傑出してるし、美しい旋律で鳥肌立つのいくつもある。 もしかしたら音響エレクトロニクスとか好きな人にも興味深く聴こえるのではと nrt.jp/aca_seca_trio/…

② アンドレ・メマーリ/フアン・キンテーロ/カルロス・アギーレ『Serpentina』

アルゼンチンの伝説的音楽家カルロス・アギーレと、今もっとも勢いのあるアカセカ・トリオのリーダーであるフアン・キンテーロ、そしてリオ五輪閉会式のアレンジャーも務めた隣国ブラジルの天才アンドレ・メマーリの三者による奇跡の邂逅で生まれた2017年の作品。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/serpentina/1285702395

南米大陸における最も先進的な音楽家である3人が、完全トリオ編成で録音したのが本作。

それぞれがソロでも活躍し、既に日本でも人気が定着している三者。

ブラジルのピアニスト/作曲家 アンドレ・メマーリ、アカ・セカ・トリオでの活動でも知られるギタリスト/作曲家 フアン・キンテーロ、そして、現代アルゼンチンを代表するピアニスト カルロス・アギーレという、現代の南米大陸を代表する音楽家3者による強力なコラボ作品!

クラシック~ジャズ~ロック等さまざまな音楽のエッセンスを自然に取り入れつつ、母国のフォークロアに21世紀の息吹を伝える活動を繰り広げてきた三人は、ここ日本でもそれぞれの名義による来日ツアーや国内盤CDもリリースされるなど、このジャンルにおけるトップクラスの人気・実力を誇ってきた。

トリオではあるが、自身の声も含む様々な楽器を各々が駆使し、色彩豊かな世界をつくりあげている。

3人はそれぞれマルチミュージシャンであり、メマーリはピアノ、キンテーロはギター/ヴォーカル、アギーレはベース/パーカッション/ヴォーカルをメインとしながら、他の楽器も駆使し多彩なサウンドに仕上がっています。

1曲めから柔と軟、静と動、光と影、、相反する事象が音楽で多角的に広がる美しい音楽の連続。
それぞれがマルチ奏者でもある3人が、メマーリのスタジオで様々な楽器で表現する今、、それは天国でした。

左からカルロス・アギーレ、フアン・キンテーロ、アンドレ・メマーリ。

アンドレ・メマーリ/ファン・キンテーロ/カルロス・アギーレさんのトリオ編成録音『Serpentina』が素晴らしすぎて。 身体の中にエネルギーが湧き上がってくる。

Mehmari/Quintero/AguirreのSerpentina、フォルクローレ界の神クラスの3人が集まったらそりゃいい作品になりますわな。ただただ美しいピアノとギターと声。至高。

Andre Mehmari 、 Juan Quintero 、 Carlos Aguirre / Serpentina メマーリ、キンテーロ、アギーレ良いしかない。本当に良い。 virtuosoとは彼らの事だな。 pic.twitter.com/AnRKWvgz95

③ パトリシオ・ピエトレク『Pájaro Azul』

洗練されたジャケット同様、朝の目覚めの音楽にいかがでしょうか。
アルゼンチンのベーシスト、パトリシオ・ピエトレクの2017年リーダー作、珠玉の全9曲。

Apple Music :
https://itunes.apple.com/jp/album/p%C3%A1jaro-azul/1263738010

どこまでも続く広大な平野を思わせる澄み渡った音像とアナ・アルチェッティ(トリオ・ファミリア)による鳥のさえずりのようなスキャット。コンテンポラリーな洗練を感じさせるルカス・ニコティアン(プエンテ・セレステ)のピアノ。瑞々しい川沿い音楽のエッセンスとリズムを取り入れたパトリシオ・ピエトレクのフレッシュなコンポジションとフレットレス多弦ベースのプレイ。

ア・サイデラの盟友レアンドロ・カシオーニもギターで参加するなど、独学でジャズやコンテンポラリー・フォルクローレのセッションを繰り返すうちに培われてきた一流プレイヤーたちとの密接な信頼関係が、パブロ・ファバッツァ(drs)とのとろけるようなリズム・セクションを含め、随所から窺われます。

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