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【閲覧注意】怖話アワード2017年11月人気のお話特集!

2017年11月の怖話アワードで発表された、人気なお話特集を集めてみました。

更新日: 2017年12月13日

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この記事は私がまとめました

怖話アワード2017年11月の特集まとめです。

Nashikochanさん

~胡蝶之夢~

私には蝶が視える。

・・・蝶…と言っても、昆虫じゃない。

人が臨終の時を迎える時、その人の口から吐き出されるのが蝶なんだ。

恐らくその蝶を、人は…“魂”と呼ぶのでしょう…。


幼い頃から私は体が弱かった。

風邪をひいただけでもすぐに入院になってしまうほどに。

両親が年取ってからの子供だった事もあり、一人っ子の私は大切に育てられて来た。

見慣れた景色と言うのは、学校の教室でも校庭でもなく、病院の...小児科病棟から見下ろせる中庭と、揺れる白いカーテン。

自殺サークル

「ねえ、知ってる?」

「何?」

「このサイト。」

「あ、知ってる。これって…」

「そう。私たちもさ、登録してみない?」

「でも、ちょっと怖くない?」

「大丈夫だって。こんなのただの遊びだしさ。ね?」

「…うん!」


___。。。


昨夜未明、T私立高等学校に通う【道園 美嘉さん(17)】と同じく【東野 愛さん(17)】が校内にて首吊り遺体で発見されました。

鬼ごっこ

この日は友人を送る日だった。


その友人からの連絡は3年ぶりくらいだったと思う。

仕事の都合で2~3週間海外へ行く事になったのだと言う。


出発時間まで駅周辺で時間を潰し、なんだかんだで時間になった。

この時、正午過ぎだった。

外の日差しは強いけれど、吹いてくる風は冷たかった。


「どこまで行くんだっけ?」

「イギリスだ」

「アメリカに行くって言ってなかったっけ?」


改札前までの見送りのはずが駅のホームまでの見送りへと変わり、友人は切符を買い僕は入場券を買う事となった。

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母の話=天井の女=

2015年の暮れ。


以前からの持病の治療の為、母を、入所している施設併設ではない病院に入院させた。


父が施設併設の病院で亡くなったと言う事もあり、その時の治療方法、医師の対応に不信感を持っていた私達は、もっと早くに以前から父が受診していた病院へ転院させていたら…との後悔と、母まで死なせたくなかったからの選択。


簡単に手術と言うけれど、高齢の母が身体にメスを入れる事への抵抗もあり、少しでもリスクを最小にする事に重点を置いて考えた末での選択だった。

自殺の代償

パンプスを脱ぎ、冷たいコンクリートに足をおろした。

所々、赤錆が浮いた金網のフェンスに指を引っ掛け、足の裏に食い込む痛みに耐えながら少しずつ上がり、反対側に回る。

足が地面に着くと同時に、秋の夜風が強く吹き頬を叩いた。

五階建てのビルの屋上。

時折強く吹く風に注意しながらへりまで進み下を覗いた。

真夜中のオフィス街に人影は無く、ぽつぽつと立ち並ぶ街灯が、静寂の街を照らしている。

私は両足を揃えて立ち、掌を胸の前で組み目を瞑った。

顔を少しだけ上げ、天を仰ぐ形で重心を前にかけようとしたーーその時。

母の話=靄の夜=

受話器を戻すと、それぞれの部屋にいる子供達に向かって声をかける。

「お祖母ちゃんがいなくなっちゃったんだって。ちょっと探しに行って来るね!」

時計を見ると、もう午後の9時を回っている。


多分、いつもの徘徊の時の様にここに向かっているか、それともデイサービスの送迎車でいつも通る道で見付かるだろうか…。


携帯電話だけをポケットに入れると、未だ乾かしていない髪の毛をクルクルとねじり上げ、クリップで挟んで頭の天辺で留める。

私達結婚しました

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