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【国民栄誉賞】 検討★非公式戦【羽生善治】 VS 【藤井聡太】敗因の謎?

12月5日、前人未到の【永世七冠】を達成したことで、政府が【国民栄誉賞】を検討。その前にどうしても観たい対局があった。2017年2月18日、『炎の七番勝負』と呼ばれている非公式戦、なぜ、羽生善治が負けたのか?藤井聡太の棋力を見るためだったのか?

更新日: 2017年12月14日

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この記事は私がまとめました

2017年12月5日、前人未到の【永世七冠】を達成した羽生善治竜王。2017年2月18日、非公式戦で羽生善治三冠が藤井聡太四段に負けた一局。藤井聡太の棋力を見るためだったのか?どうしても謎が多い一戦だった。その後、若手棋士との対局に苦戦。タイトルを2つも失うことに…。

mizuki36さん

非公式 藤井聡太『 第零期獅子王戦』 決勝戦

非公式戦であるこの対局は、新旧天才同士の初対局でもある。まだ、デビュー間もない14才の中学生棋士に敗れた一局。

それをきっかけに、羽生善治は三冠の内、若手棋士に2冠取られ、13年ぶりに1冠だけに。何か大きな壁にぶつかっていたのだろうか?

『先手』  藤井聡太四段

藤井聡太四段

2016年10月1日14才で史上最年少の四段でプロデビュー

2017年2月18日、非公式戦『七番勝負』5勝1敗で第七局を羽生善治三冠と対局。

『後手』  羽生善治三冠(現在:永世七冠)

羽生善治三冠(現在:永世七冠)

15才3ヶ月でプロデビュー、19才で初タイトルの竜王位を獲得、25才で『七冠制覇』を成し遂げる。

2017年12月5日、前人未到の【永世七冠】を達成する。

主な試合内容

序盤は早々に角交換、藤井四段が3七桂から、タイミングを見て急所に桂馬を打ち込む。5三桂成まで、細かい守備固めをしながら、飛車を縦横無尽に動かしていく。羽生三冠はやや慎重に見ている感じ。

中盤は藤井四段は7一角といきなり敵陣に入る。5三で桂・角・金のせめぎあいが続く。その後、角2つで守りに入っている羽生3冠、持ち駒を惜しみなく使い攻める藤井四段が押していく。

終盤は中央で角・銀の攻防戦が続いたあと、藤井四段が敵陣で王攻めの火花を散らす。銀・角・歩で次々と繰り出される攻めの展開に羽生三冠は守備へ。羽生三冠も敵陣を攻めていったが、時遅く、111手で羽生三冠の早めの投了。

第七局  111手 勝ち   四段 藤井聡太

『炎の七番勝負』 6勝1敗の快挙を成し遂げる。その後、将棋史上初の29連勝へ。

素人の私の感想にすぎないが、『第零期獅子王戦』5勝1敗で迎えた第七局を何度も観たけれど、非公式戦でもあり、羽生三冠は5人のプロに勝ってきた藤井四段の棋力を見ていたのは否めない。

むきになって、勝ちに急ぐ必要がない対局が、非公式戦ではあってもいいと思う。囲碁界ではトップ棋士が、新人棋士の手筋を見ながら、棋力を確認するために、1度負けてみるということがある。

将棋界でもそれはあると思う。その考え方からすれば、勝ちに急いでいたのは、藤井四段のほうに見える。

羽生三冠が早々と投了した時、もっと道はあるのでは?

そう思ったけれど、80%勝ちはないと先読みしたようで。羽生三冠もこの対局で得たものは大きかったと思う。

若手棋士が繰り出す定跡にはない新たな戦法をどんどん積極的に研究するようになったようだ。それが、自分の壁を乗り越えてことになり【永世七冠】へ。

解説者の声

阿久津主税八段「終盤、間違えてはいけないところで、藤井さんが正確に指された。完勝譜だったんじゃないかと思う。」

佐藤天彦名人「藤井さんの指し方が非常にしっかりしている印象。いい意味でそつがない、ミスがない指し手を積み重ねていた。」

藤井聡太四段の談話

私の立場で羽生先生と対局できるのは、めったにない機会、ありがたいと同時に緊張もありました。

羽生先生の将棋を見て、ここまできた部分もありますし、勝ったのは特別な感慨があります。

自分の実力は出し切れたと思いますし、望外の結果だったと思っています。

羽生善治三冠(現在:永世七冠)の談話

ちょっと、攻め込まれる展開になってしまって、あとは、ちょっとずつ苦しいという感じ。

非常に攻守バランス良く指されて、攻める時には攻めて、守る時には守ってと、非常にしっかりしている将棋。

今の時点でも非常に強いと思うが、ここからどのくらい伸びていくか。凄い人が現れたと思いました。

今の藤井さんは、かなり完成されているというか、しっかりしているので、私がプロに成り立ての時と全く違うところだと思います。

政府が【国民栄誉賞】を検討

2017年12月5日、前人未到の【永世七冠】を獲得した羽生善治竜王(47才)は、12月13日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、政府が国民栄誉賞の授与を検討していることに対して、

「報道で知り驚いた。個人にとっても将棋界にとっても名誉なこと。自分なりに変わらず、一生懸命やっていきたい。」と話した。

強い若手棋士に対して、

「自分が知らなかった戦術を編み出しているので苦労している。過去の定跡にとらわれず、最先端の形を知っておくのが大事だと考えている。」と話した。

今後の目標は「通算1400勝が近づいているので、それを目指したい。」

タイトルの獲得は通算99期に達しており、来年は大台の「100期」という新記録達成もかかる1年となる。

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