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【競馬】有馬記念2017

24日に行われる中央競馬のGIレース・第62回有馬記念。レースに出走する有力馬情報とテレビ・ラジオ中継のご案内

更新日: 2018年08月06日

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主役はやはりラストランのキタサンブラック

初戦の天皇賞・秋は、超のつく不良馬場。さらに、出遅れという不運に見舞われた。だが、そうした困難にめげることなく、”ライバル”サトノクラウン(牡5歳)以下をねじ伏せるようにして見事な勝利を飾った。

 続くジャパンカップは、自身の持ち時計を1秒以上更新する走りを見せた。しかしながら、シュヴァルグラン(牡5歳)の完璧なレース運びと、今年のダービー馬レイデオロ(牡3歳)の勢いある走りの前に屈して、3着にとどまった。

 はたして、最後の有馬記念では有終の美を飾ることができるのか――。

注目なのはキタサンブラックだけじゃない!

ここではキタサンブラック以外の注目馬を何頭か紹介

シュヴァルグラン

まずはジャパンカップでキタサンブラックを負かしたシュヴァルグラン
オーナーは”大魔神”佐々木主浩さん

シュヴァルグランは2歳時の2014年からGIII京都2歳Sで3着になるなど、重賞でも上位に入っていたが、頭角を現しはじめたのは3歳の秋だ。500万下(阪神・芝2400m)から1000万下(京都・芝2400m)、オリオンS(阪神・芝2400m)と3連勝。4歳を迎えてGII日経新春杯(京都・芝2400m)2着を経て、GII阪神大賞典(阪神・芝3000m)で重賞初制覇を果たす。

 秋にもGIIアルゼンチン共和国杯(東京・芝2500m)を制したが、GIでは昨年の天皇賞・春(京都・芝3200m)3着、ジャパンC(東京・芝2400m)3着、今年の天皇賞・春(4月30日)が2着と、勝ち切れないレースが続いた。

そして今秋、GII京都大賞典(10月9日/京都・芝2400m)では1番人気に応えられず3着と敗れたが、前走のジャパンC(11月26日)では好位4~5番手から直線で力強い伸び脚を見せ、キタサンブラック、レイデオロを破り、悲願のGI初制覇を果たした。

 前走も騎乗したヒュー・ボウマン騎手(オーストラリア)はIFHA(国際競馬統括機関連盟)の2017年ワールドベストジョッキーに選ばれた騎手。現役の世界最強牝馬と見られているオーストラリアのウィンクスなどの主戦騎手を務めている名手だ。2年前の中山でも騎乗していて、GIIホープフルSをハートレーで、OPディセンバーSをトーセンレーヴで勝利した。

 有馬記念でも14番人気のトーセンレーヴで、4角13番手からメンバー中最速となる3F(ハロン)34秒4の末脚を繰り出し、勝ったゴールドアクターから0秒3差の6着(3着キタサンブラックとは0秒2差)に持ってきており、有馬記念の乗り方は掴んでいるだろう。ちなみに、シュヴァルグランは昨年の有馬記念にも出走しているが、後方追走から6着にとどまっている。

昨年は6着に敗れたレースとはいえ、今年はGI馬となりパワーアップしている。脚質的にも、最近は前目でレースを運ぶことも多くなって、より有馬記念に対応できる馬になった感がある。GI勝ちの勢いと名手の力と馬主(元メジャーリーガーの佐々木主浩氏)の強運で、再度のキタサンブラック撃破に期待したい。

返り討ちにしてみせる。シュヴァルグランが20日、栗東坂路の併せ馬で3馬身の先着。ジャパンCでG1ホースとなった勢いそのままの活気あふれる走りを披露した。同じ5歳のチャンピオンホース・キタサンブラックはここが引退レース。死に物狂いで有終Vを狙ってくるが、簡単に引き下がるつもりはない。今年の“世界No.1ジョッキー”ボウマンを背に、G1連勝で現役最強を証明する。

手綱を取るのは前走に引き続きヒュー・ボウマン騎手

スワーヴリチャード

続いては3歳馬スワーヴリチャード

この秋のGI戦線で際立った活躍を見せているのは、3歳世代だ。そして、GI有馬記念(12月24日/中山・芝2500m)にも、3頭の3歳馬が挑む。とりわけ注目されているのは、スワーヴリチャード(牡3歳)である。

その実績からすれば、この秋躍動した3歳馬と同じく、強豪古馬勢を蹴散らして戴冠を果たしてもおかしくない。ただ、この馬には不安がひとつある。苦手な、右回りの中山競馬場が舞台であることだ。

有馬記念は、皐月賞以来の右回りとなる。しかも、歴戦の古馬が相手。とすれば、春の苦い敗戦を受けて、今回も不安が囁かれるのは仕方がない。

「しっかりと休養して成長したことで、右トモの弱さがかなり解消されました。皐月賞のときと比べたら、右回りへの不安は少ないと言えます。実際、こちらで手前を替える練習をしましたが、かなりスムーズにできていましたから」

 手前を替える練習は、通常コーナーでやるほうがうまくいきやすいという。しかし今回、スワーヴリチャードは直線でも指示に合わせて手前を替えることができていたそうだ。その姿は以前とは明らかに違って、有馬記念に向けては相当なプラス材料と言える。鈴木氏が語る。

「体がうまく使えるようになった分、手前を替えやすくなったのだと思います。こういった部分は、馬の成長によって変わってくるものなので。2歳のときから、この馬には”不器用”といった印象を抱いていましたが、ここにきてその認識も変わってきました」

前走アルゼンチン共和国杯で古馬を一蹴したスワーヴリチャード
久々の右回りコースがどう出るか。

サトノクラウン

今年の宝塚記念の覇者
前走ジャパンカップは10着と大敗…。

――前走はまさかの10着惨敗

 森助手:前々走の天皇賞・秋(2着)は内枠から好ポジションで運べましたが、外めの枠だったジャパンCはスタートから後ろからの競馬になってしまって…。3コーナーから脚を使ったものの、直線では失速してしまいました。最後は自分からやめているような感じ。精神的なものが原因なのか、明確な敗因は分かりません。改めてこの馬の難しさを感じました。

出典東スポweb

―前走のジャパンCは10着でしたが、敗因はどこにありますか。

 「レース前、それからレース後もいろいろと検証してみましたが、状態は天皇賞・秋とほぼ同じ状態であったんじゃないかと思っています。馬場とペースの中での位置取りというところで、なかなかかみ合わなかったのかなという印象です。最後は1回脚を使ってしまうと、気の悪いところを出して、負ける時は大きく負けるというのがこの馬のパターン。悪いところが出てしまった。そういう意味でも、そんなに悲観はしていません」

―今回は中山・芝2500メートルに舞台が替わります。

 「良いと思いますし、坂も苦にしないと思います。ただ、2500メートルはちょっと長いと言う気はします。その辺は工夫が必要だろうなと考えています」

―今回はデビュー2戦目以来となるムーア騎手とのコンビです。

 「前走後の敗因とか、ジャパンCには彼も乗っていましたので、レースの中で感じたことなどの話はしましたが、まだイギリスに帰ってますので、このレースに向けての話はまだしてないです」

 ―ファンに向けてのメッセージはありますか。

 「いろいろ繊細なところのある馬ですけども、この後もなるべく良い状態で出走させるように努めて、ホースマンシップに乗っ取ったいいレースを見せられればと思っています」

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