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花粉症大国・日本には、なんでこんなにスギの木があるの?

日本人の3人に1人と言われる花粉症。特に「スギ花粉」は花粉症を患う多くの人にとって大敵となんていますが、そもそも何故、日本にはこんなに杉の木が多いのでしょうか?

更新日: 2018年01月06日

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ppp_comさん

■今や日本の国民病といえる存在となった花粉症

多くの人にとって花粉症は春先の大きな悩みの種で、社会全体の生産性にもマイナスの影響を与えているのではないかと思えるほど

年々子供の花粉症も増え続けており、低年齢化の傾向がいっそう強くなってきています

■そのほとんどが「スギ花粉」が原因だと言われている

日本で花粉症を持っている人のほとんどが、スギ花粉が原因で発症しているのではないかと言われています

■スギ花粉は日本経済にも大きな損失に?

少し古いデータだがこれにかかわる直接的、間接的な医療費の合計は2860億円(2001年、科学技術庁<当時>)にも上るという調査もある

花粉シーズン中のレジャーや小売り、外食など個人消費の落ち込みによる経済的な損失が、5000億~7000億円に上ると試算するシンクタンクまである

■日本中に分布しているスギ

日本の森林率は約7割と、世界でもトップクラス。その中でもっとも広い面積を占めるのがスギ林で、実に国土の約2割に達する

日本には全森林の2割にあたる約448万ヘクタール、40〜50億本ものスギが存在している

北は北海道から南は九州の屋久島まで広く分布しています

■古くから建材として様々な建築物に活用されてきた

古くから杉は、私たち日本人の生活に欠かせない身近な木として重宝されてきました

スギは、割裂性がよく、薪割りのように割ることによって、角材から板材までを作ることができるので、古来より重要な木材として重宝されてきた

■戦後、国策によって大規模なスギの植林が行われた

花粉を飛散させる大量のスギは国策として人の手によって植えられてきた

太平洋戦争をきっかけに造船や杭木、建築や燃料などに用いる木材の需要が爆発的に増大し、森林伐採が進んで多くのハゲ山が出来た

農林水産省は戦後に拡大造林政策を行い、その一環として各地にスギやヒノキなどの成長率が高く建材としての価値が高い樹木の植林や代替植樹を大規模に行った

■その一方で低価格な輸入木材が流通するように

国は拡大造林を進めた一方で、1950年代後半から木材輸入の自由化に舵を切り、64年に完全自由化に踏み切った

1960年代より貿易自由化によって海外から安価なスギが輸入されるようになったことで、日本のスギ林は伐採や植林が進まずに放置された

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