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恐怖の都市伝説【背筋が凍る怖い話】

背筋が怒るような都市伝説と怖い話をご紹介します。あなたの身近にある恐怖をお楽しみください。

更新日: 2018年06月22日

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この記事は私がまとめました

信じるか信じないかはあなた次第です。

doyou1さん

あなたが今晩、眠れなくなってしまうような話をご紹介します。
「読んだら呪われる」系の話はありませんが、怖がりな人はご注意ください。

和服の女

皆さんは夢を見ますか?
たいていの場合は夢と気づかずおかしな世界を堪能し、朝目が覚めると同時に夢から覚めその夢はどこかに消えてしまいます。
しかし、私は幼少の頃からたまに「あ、これ夢だ」と分かることがありました。
夢というのはその日の記憶を整理するため見るそうで、その日あったことが混ざって出てくるそうですが、私がこの「夢だとわかる夢」はそんな私の日常とは全く無関係な内容が夢として現れます。
例えば薄暗く深い穴の中でやせこけた大人が重労働をしている夢、鬼が大勢の人を従えている夢などです。
こんな自分の生活とは全く関係ない夢を見ていくにつれ、その夢にはある共通点があることに気づいたのです。
和服の女が出てくる
それも私が成長する度、夢を見る度に近づいてきているのです。

高校生の頃にこの「夢だとわかる夢」を見ました。
なぜか今回は日常的な夢であったのに夢だと分かったのです。
 最初は自分の教室からグラウンドを見てるとグラウンドの端の鉄棒の陰から和服の女がこちらを見ていました。
「あ、またか…嫌だなぁ」と思っていた次の瞬間、祖父母の家に場面が変わり私は大広間に一人でいたのです。
祖父母の家は旅館をやっており和風な作りとなっています。
そしてこの大広間は廊下に面しており私は廊下と広間を区切る襖を見ていました。
しばらくするとそれぞれの襖がそれぞれ中央に寄り両端に隙間が生まれました。
その陰から和服の女がこちらを見ている…。
今までは遠くにただいるだけだったこの女が今回は夢の中で近づいてきている…!。
全身の毛が逆立つのを感じ急いでその場から逃げました。しかし、どこに逃げ、隠れても和服の女は追ってきます。

夢の中の祖父母宅は間取りが現実の間取りとは異なっていましたが私は無我夢中で逃げ、やっと出口にたどり着きました。
引き戸を開け外に出る瞬間、ヌルリと首筋に和服の女の指が触れるのを感じました。

はっと目を覚ますといつもの部屋、まわりは音がしないことから時刻はおそらく深夜でしょう。
「嫌な夢を見た。水でも飲もう。」と、起き上がろうとした時、体に違和感を感じました。
体が動かない。
そして、布団が踏まれている感覚と「○○、○○」と私の名前を呼ぶ女の声が頭の中で木霊しているのです。
「俺が、何をしたんだ!もうやめてくれ!」と心の中で叫んでいると、私はあまりの恐怖に気を失ったらしく気づいたら朝になっていました。

「本当に嫌な夢だった」私は、金縛りも夢であったと思い込むことにし、家族のいるリビングへ向かいます。
そこでリビングにいた父が開口一番「お前、昨日金縛りにあったろ?」
背中に嫌な汗が染み出ます。
「なんで知ってんの?」と私は尋ねました。
父の話はこうです。父も昨日はおかしな夢を見たそうです。
その夢というのが私が黒い影に襲われているのを助けようとしているのに助けられないというものでした。そこで目が覚めると体が動かない…しばらくしたら金縛りが解け、目を開けると大きな狐のようなものが私の部屋へと向かっていったそうです。

それ以来私はことあるごとになにか違和感を感じたり、金縛りにあうようになりましたが、例の和服の女が夢に出てきたことはありません。
幼少の頃から少しずつ近づいてきてついには首筋に手が届くところまで来た和服の女…次に出てきたら私はどうなってしまうのでしょうか。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/4.html

文字起こし

昨日の話です

今四国の田舎に帰ってきてるんですが、姉夫婦が1歳の娘を連れてきてるんだけど
夜が蒸し暑くてなかなか寝付いてくれなくて、
祖父母、父母、姉夫婦、俺、そしてその赤ちゃんの8人で居間で夜更かししていた。

田舎は海沿いの古い家で、庭に面した窓からは離れが母屋の明かりに照らされて浮かんでいて
それ以外には姉夫婦の車が見えるだけ。海沿いなので網戸越に波うちの音が聞こえて、蒸し暑いけど田舎の心地よさに包まれていました。

皆でお茶を飲んで語らっていると、姉はIPadを持ち出してきて
「面白いもの見せてあげるわ!」とボタンを押した。
メモ帳画面でマイクのボタンを押すと、口述筆記みたいに話した言葉を文字にしてくれる機能。
姉はそれを赤ちゃんの口元に寄せて、「何か話してごらん~」とあやすと
赤ちゃんは「あうあうあう~」と言葉にならない言葉を話す。

すると画面に「合う会う、ううー良い愛ー」 みたいに、赤ちゃんの声を無理やり文字に起こしたものが表示され、
姉は「赤ちゃんの言葉やで!」と笑う。祖父母も父母もうれしそうに「おおー!すごいなー!」と笑った


夜もふけていく中、皆でその遊びをしばらく続けていました
「あいあい~たー、うう~」という、言葉にならない赤ちゃん語を
「会い合い~他、右ー」みたいに表示していくIPad。

祖父母は「最近の機械はえらいもんじゃのう!」とはしゃぎ、
僕たちも笑う。
赤ちゃんは皆がうれしそうに笑うのと、田舎の家の薄暗さの中で光るIPadの画面に大喜びし、
「うあうあいい~!!わーわー!きゃあー!」と声を上げ続ける。

姉は赤ちゃんを膝に乗せなおし、
「はい、おじいちゃんって言ってごらんー!」と赤ちゃんにIPadを向ける。
赤ちゃんはその日一番長々と、
「うあうあー!きゃきゃー!!あーい~、きゃきゃ~!」とIPadの画面を叩きながらはしゃいだ声を上げた。

すると画面に、
「大宮さんがきよる」
と表示された。


姉が「えー、なんか文章になった!すごい~!大宮さんて誰かな~??」と笑う。

すると祖父母が「えっ」と画面に顔を近づける。

「大宮さんてこの機械に入れよるんかね?名前を入れよるんかね?」
祖父が不思議そうに画面を眺める。

姉は「えっ??」と祖父を見る。

祖母が「大宮さんて網元の、おじいちゃんのお友達じゃった人じゃが。大宮さんが来よる、いいよるね・・・」と
同じく不思議そうに画面を見る。

すると母親が、「あの」と窓を指差す。
「離れの方に_」

全員が窓の外を見ると、庭の向こうの離れの前に、日よけの帽子を被ったような人影が俯きがちに立っているように見えた。
祖父はすぐに「・・・大宮さんじゃね」と呟く。

祖母も「大宮さんじゃあ。 2月に亡くなりはったんじゃけどね、なして(どうして)じゃろうね・・」と
窓の外を見つめる。

俺たちは「え?え?」とよく分からずに窓の向こうを覗き込むように首を伸ばしていると、祖母が
「いけんいけん。いけんよ」と立ち上がり、カーテンをスッと閉めた。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/9.html

田舎の神社

小学生の頃、夏休みはよく母の実家に遊びに行っていた。祖父母は優しくて小遣いをしこたまくれたから毎年行くのが楽しみだった。
あれは小五の夏だった。塾に通わせようとする親を振り切るようにして田舎へ来た。
しかし親の方が一枚上手でそこから通える塾に入る手続きをされてしまい、お陰で毎日塾通いする羽目になってしまった。
朝8時に祖父母の家を出て最寄りのバス停まで10分ほど歩き駅前の塾へという日々であまり遊んだり出来ず不満だったが、祖父が交通費をたっぷりくるたので帰りに買い食いしたりゲーセン寄ったりする楽しみはあった。

田舎へきて一週間ほど経った頃だった。夕方バスを降りて家へと歩いていた。ちなみに家とバス停の間は田んぼの中の畦道で夏でも風が吹いて心地よかった。
途中に小さな神社がありその周りだけこんもりと木が繁っていた。近所の子供も寄り付かず人気のない場所だったが俺は妙に気に入ってちょくちょく境内に入って置いてあったブランコを漕いだりしていた。
その日は曇り空で夏にしては薄暗い日だった。てくてく歩いてちょうど神社の森に差し掛かったとき、前方にふと妙なものが見えた。空間の一部がとろとろと歪んでいる。例えるなら陽炎のようなものだった。
しかしこんな日に出るはずがないし、しかもちょうど道幅と同じくらいの範囲で現れている。高さは大人の身長くらい。まるで道を塞ぐ透明の壁のようだった。
最初はそれほど気にならなかったが近付くにつれて次第に気味が悪くなってきた。どうしよう。そう思った瞬間だった。
「××くーん」
背筋を悪寒が駆け上がった。振り向くと畦道をこっちへやってくる黒いものが見えた。ボールのようにバウンドしながらゆっくりとこっちへ向かっている。
「××くーん、××くーん」
また聞こえた。 しわがれてエコーのかかったような女の声。妙に甘ったるい。黒いものが発しているのか? それが跳ねるたび細長く黒いものがばらばらと広がった。
何度目かのバウンドでそれの中身がちらりと覗いた。外側とは違う白い白い何か。薄暗い中でも俺には見当がついてしまった。それは顔だった。周りは髪の毛だったのだ。つまり、生首。
女の生首が1メートル以上はありそうな長い髪を振り乱して俺の名前を連呼しながらこっちへ向かって飛び跳ねていた。

恐怖のあまり叫んだ。カバンを放り出して走った。生首に比べたら透明のもやもやなんて何ともないと思った。歯を食いしばって飛び込んだ。その瞬間、耳がキーンと鳴りどこか遠くで「ギリギリギリギリ」と歯車が軋むような音がした。
気がつくともやもやの前に立っていた。横には放り出したカバンがある。とっさに振り返ると生首はいつの間にかすぐ後ろまで迫っていた。俺を呼ぶ声は絶叫に近くなっていた。
髪の間から白い顔が睨んでいた。睨みながら笑っていた。唇は無かった。
俺は金縛りにあったように身がすくみ動けなかった。声も出なかった。口は半開きで涙と涎を垂れ流していた。そのままどうしようもなく接近してくる生首を見ていた。

ついに生首は神社まできた。そして鳥居とほぼ同じ高さまで飛び上がった。
その時、鳥居から例のもやもやがぶわっと押し出されるように大量に溢れ出てきた。そして生首は飛び上がったままもやもやに包まれ空中で止まった。
歪んだ幕を通して女の顔が引きつったかと思うと物凄い表情でこっちを凝視しており、口がぱくぱくと開閉していた。
そのまま長い時間が過ぎたように感じた。実際は一瞬だったのかも知れない。次に覚えているのは家の布団の中。心配して迎えにきた祖父におぶわれて帰宅したらしかった。

二人から根掘り葉掘り聞かれて全て話したが夢でもみたのだと信じてもらえなかった。
あの神社は戦後に出来た比較的新しいもので特に曰わくがあるわけでもないということだった。
俺自身あんな目に遭った割には不思議とトラウマなどになることもなく、残りの期間も普通に塾に通った。前ほどではなくとも神社にも時々寄った。
今では何となく見当がついたけど、生首の顔を思い出すとやはり怖くなる。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/12.html

おかしな風景

おかしな所にいったことならあるな。車でも体験あるし電車でも。
体験する奴は結構するし、割といるんじゃなかろうか。
前に電車で異変に気が付いた時が結構怖かった。

うたた寝から覚めると何か違和感がある。景色は結構な田舎なんだ。レトロな気もする。
電車は名古屋駅から米原へ向かう最中で、一瞬、関ヶ原辺りかと思う程の田舎な景色が広がる。
が、こんな景色は見た事がない。どの辺りなのか見当も付かない。
強い違和感に窓の外を見つめていているとやはり変だ。

側道がさっぱり見当たら無い。普通線路の脇には公道があるような気がするが、そうとも限らんか・・。
それにしても線路のでき方が強引だ。子供の玩具を床に置いたみたいに。
しかしそんな事をゆっくり考える余裕の無い異常を見つけてしまった。
高架が無い、電線が無い。
普通列車なのに、いったいどうやって疾走ってるんだこの電車は。
状況を理解しようとしたが、まともな答えが見つからない。

まるで土地の上に突然現れたレールの上を電車が無理やり走ってる、そんな感じ。
電車から見える風景は例えば、田畑の中のあぜ道を散歩している時にぼんやり見る風景。
窓からは見えない、見えてはいけない違和感だらけの風景。やはり視点が低すぎる。
このまま乗っていて良い訳がない、それだけは直感でわかる。直感でなくても誰でも判るに違いない。

皆揃いも揃って寝ている、気の抜けた顔だ。
全く動きがない。何やら異形な物を見ているようで怖ろしい。

いつのまにか電車は停止していた。駅らしいがドアが開かない、慌てて隣の車両へ移ってみた。
ドアが開いてる・・・というより普通だ、日常の光景だ。元居た車両も普通になってる。
元居た席に戻りたい衝動に駆られた。どう見ても普通だ。どうしよう。
居眠りで追突事故起こしたばかりの俺はこのまま電車で目的地に向かいたかった。

思考が混乱しているうちにドアが閉じてしまった。日常の光景も消えた。
車内にまばらにいる乗客は皆死んでる様にしか見えない。だめだ失敗した。
咄嗟に、まだ間に合う、何処か窓から飛び降り出来ないか走ろうと窓を見て固まった。

既に物凄いスピードで逆走していて、今まで微動だにしなかった乗客が皆一点を見ている。
服装が、格好が変わっている。皆薄汚れ、作業着のようなかっこうをしていて、
今まで進行方向だった方角をじっと見ている。

程なく視点の先が黒ずんで、真っ黒いモノに侵食されていく。逃げようと後部車両へ走るが
襲う振動がすごく、足はぬかるんだように遅々として動かない。
皆は写真のように表情も変えず口だけを動かしずっと何か言っている。
無我夢中で吠えながら何とか最後尾までたどり着いたものの状況は全く変わらず
迫る闇に吠え続けた。
闇に飲まれる一瞬「くずれるくずれる」という声を聞いた気がした。

目が覚めたらまた異様な空間を走る電車の中だった。ここを抜け出すのは本当苦労した。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/16.html

アゴミ

コピー禁止のサイトなので、リンクを貼ります。

こぎれいな部屋

小さい頃に見た奇妙なモノについて、書きたいし意見を聞きたいのですが
なにぶん、かなり年月が経過していますので曖昧なのはご勘弁を。
また、その後に観たジブリ作品や妖怪の登場するアニメ等からの影響で
脳内変換・細部補正が行われている可能性も充分、考えられます。

さて、幼少の頃、我が家は自営業だった為、忙しい時期になると
オレは祖母(当時の気分で書くので、以下 婆ちゃん)の家に預けられる事が
多かった。 
ド田舎ではないけど、のどかな場所にある一昔前の日本家屋。
それなりに年季が入っているので、全体的にあまり綺麗ではなかったけど一部屋だけ
いつも小奇麗にしてある部屋があった。
普段は使わないようにしている部屋なのだが、整理整頓されていて気持ちのいい部屋だった。
「あまり使わないから綺麗」なのか「使わないのに綺麗にしている」のかは
分からない。ただ、そんなに特別な部屋ってわけじゃなくて、親戚などが
大勢集まれば、その部屋も開放していた。

んで、一人で婆ちゃんの家にいてもすぐヒマになる。するとオリの中の熊のように
家中を歩き回る癖があった。ある時、その小奇麗な部屋にふらっと入ると
天井に見慣れないモノがびっしりと張り付く、というか詰まってるというか・・・を見た。
ヒキガエルの卵はご存じでしょうか? 透明なゼリー状のチューブのような物の中心に
黒い卵が帯状に連続して入ってるアレ。
アレの超巨大な感じのモノ。透明のゼリーチューブの直径は20~30㎝位だろうか。
中に入っている球体は黒くなくて、淡い緑・・・だったような気がする。
で、そんなのが蛇とか人間の腸のように何重にも曲がりながら
天井一面に張り付いて、グニョ~グニョ~と動いてるの。
一瞬見えて、すぐ消える事もあれば、長い時間見える事もあった。
毎日見えるワケではなくて、何日かに一度で不定期だったような。
で、たまにムニュッ・ポペッ!って感じで中の球体がチューブの外に出される。
グレープフルーツ程度の大きさで、淡い色の綺麗な球体だったように思う。
外に出るタイミングに規則性はなくて、ポペペペッ!って何個も出る事もあった。
球体は外に出ると、しばらく浮かんでるんだけど、次第に消えていくんだよね。

それらの一連のモノなんだけど、当時は それほど怖くはなかったのね。
あと、人には秘密にしておいた方が自分にとって得策だと、幼心に感じていたように思う。
婆ちゃんに変なのがいるって言って、一緒に見に行くといない、みたいな事が
あったせいかな?って想像してみたけど、その辺の記憶は曖昧。
で、いつの間にか見なくなった。見えていた期間は1~2年程度だったろうか。

十代後半位になった頃か、婆ちゃんにあの部屋って何か変わった事あるの?と
聞いてみたが、全く心当たりがないらしい。先祖から受け継いできた
陶器とか茶器とか色々な骨董品めいた物をしまっていたので、壊しちゃまずいと
思って部屋を使わないようにしていただけだって。

で、今 振り返って分析するに。
・一人でいる時間が長い子供は、空想の世界で友達を作り上げ その子と遊ぶ、ってのは珍しくないらしい。
 成長と共に消えていくようだ。
・異形のモノは、テレビや図鑑で見たカエルの卵の映像が頭に残っていて、それを再現した。

こんな所でしょうか。

しかし、疑問も・・・。あの異形のモノ、ちっとも遊んでくれなかった。
遊ぶどころか目も口もありゃしないし、オレの事を認識してるかどうかも怪しかった。
オレに対して、敵意はなかったと思うけど、興味もなかったように思う。
ただ単にいるだけで、自分のしたいようにしてるだけにしか見えなかったのだが。

あれはなんだったんでしょう。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/28.html

異質な存在

友達から聞いた話。

ある雨の日、友人Aが近所のお寺に出かけようとしたらしい。
道中に坂道を通るんだが、その坂道に差し掛かるとき登り切ったところに一人のおじさんが立ってるのが見えた。
そのおじさんはリュックを背負って、雨の中傘もささずにじっとこっちを見ている。
なんだが気味が悪いと思いつつも、Aはそのおじさんの横を通り過ぎた。
通り過ぎた直後、ふとおじさんが気になり振り返るとおじさんの姿は忽然と消えていた。
そしてその場所には、さっきまでおじさんが背負っていたはずのリュックとボロボロに黄ばんだ新聞だけがぽつんと置いてあった。
不気味に思いながらも新聞を開いてみると、なぜか昭和62年の新聞。(当時2009年くらい)

明らかに異質な気がして、Aは逃げ帰ったあとAの祖母に報告したそうだ。
(Aの祖母は地元ではその手のものが見えると有名だった)
少し霊視をしてもらったそうなんだが、どうやら
「霊ではないが妖怪の類でもない。でもこの世のものでもない」
らしい。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/29.html

踏切の女の子

小学四年生の時、夜の7時から10時まで週に2回、隣町の学習塾に通っていた。
隣町に行く間には貨物列車の線路があって踏み切りを渡る必要があったのだけど、
貨物車は、めったに通ることがなかった。
なので遮断機が下りることもなく、タイミングがいいのか、いつも踏み切りは素通りであった。

ある日のこと、塾を終えていつものように自転車で家路を急ぎ、踏み切りの所まで差し掛かった。
するとその時に限ってチンチンチンチンと鳴りだし自転車の前で遮断機が下りた。
しょうがないので待っていたのだけど、いっこうに貨物車が通る様子がない。
数分くらい経っただろうか。
線路を挟んで反対側の遮断機の向こうに、いつの間にか小さな女の子がポツンと立っていた。


街灯の明かりに浮かび上がる女の子は真っ赤なワンピースの肩からタスキ掛けに黄色いポシェットをしていて、幼稚園児くらいに見えた。
俯いているようで、おかっぱ髪が顔にかかり表情まではわからなかった。
こんな時間に幼稚園児の女の子が一人で?とは思ったがあまり気にも留めず、
チンチンチンチンと鳴るばかりで、貨物車が通ることもない踏み切りの前で、
ボーっと立ち往生したまま夜空を見上げて、さらに数分が過ぎた。

チンチンチンチン、チンチンチンチン・・・空しく鳴り響くだけの音に、
どうして貨物車が通らないんだろう?遮断機の故障じゃないのかな?と、苛立ち始めていた。
さらに奇妙なのは、いつもは自動車や人が行き交うはずの場所なのに、辺りに人の気配すらなくなり、
この何分かの間、女の子以外まったく誰一人も見かけないことに気づいた。


妙な違和感がした。まわりがやけに暗い。
夜空はどんよりと雲が拡がっていて月は出ていなかったが、夜だといっても住宅街である。
各家々の窓明かりがあるのだけど、いつもに比べその明かりがとても薄暗くなってる気がしたのだ。
それに対比するかのように、自分の真上と女の子の真上にある街灯だけが妙に明々と感じ、
暗闇の中で、自分たちだけを照らし出すスポットライトのように感じた。
まるで、その世界に自分と踏み切りの反対側の女の子だけしか居ないのではないかと思うほどだった。

さすがに、なんか変だなと思い始め、辺りをキョロキョロ見回したあと、目線を踏み切りに戻すと、
踏み切りの反対側のスポットライトの下からあの女の子まで消えていた。
さては、あの子も待ちきれなくなって、どこか行ったのかなと、そのときは思った。


チンチンチンチン!チンチンチンチン!・・・
と鳴り響き続ける中、なんだか一人で、この世界に取り残されたような気分になっていた。
孤独感が襲ってきて背中がゾクゾクと寒気までしてきた。
貨物車も通りそうもないし、まずいかもしれないけど遮断機を超えて通っちゃおうかなと思った矢先。
自転車の横をふと見ると、あの女の子がそこに立っていて目が合った。
その瞳には白目がなく瞳全体がまるで血のように真っ赤だった。
そして女の子は

「通っちゃいな」

と言ってニターッと笑った。

思わず、後ずさりして、ウワーッ!と声をあげて叫んでしまった。
見てはいけないものを見てしまったような気がして、顔を横に反らして目を閉じた。


ほんの数秒も経たないで、そっーと目を開くと、目の前の踏み切りには遮断機は降りていなかった。
チンチンチンチンという音も消え、かわりに、いつもの住宅街の人の気配と車の騒音に戻っていた。
どこから現れたのかスーツ姿のおじさんや、おばさんたち数人が踏み切りを渡っていて、
後ろの道路には自動車が行き交っていた。

あの女の子は?
まわりを見回しても、あの女の子はどこにもいなかった。
え?どうして?なんで?
いろんな疑問が頭の中を駆け巡り混乱しつつも、その場から離れたくて自転車を押した。
踏み切りを渡り自転車に飛び乗ると、逃げるようにして家路を急いだ。

翌日。やはり気になって、学校の帰りに明るいうちにその踏み切りに寄ってみると、
踏み切りの脇に、花や女の子向けの玩具が供えられていた。
翌週からは塾の行き帰りには遠回りをして、違う踏み切りを渡ることにしたのだった。

それからは踏み切りの遮断機が下りることに出くわすことも、あの女の子を見かけることも一度もなかった。
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/32.html

娘と狛犬

5歳になる娘と散歩で立ち寄った神社でおみくじを引き、3回連続で凶が出た
こんな事もあるのかと驚きながら家に帰ると、嫁が訝しげな顔で言った
「それ、どうしたの?」
見ると、娘がいつも抱いていた犬のぬいぐるみが無くなっていて、代わりに神社にあった小さな置物の狛犬を抱いている

娘に聞くと神社にいた時、宮司姿の男が現れていきなり娘の腕を掴み、何処かへ連れて行こうとしたらしい
その時、抱いていたぬいぐるみが男に噛み付いて、そのまま男と一緒に消えてしまったと言う
もちろん私はそんな男には出会ってないし、神社では娘とずっと一緒にいたはずだ
すぐに神社に問い合わせたが娘が見たような宮司は存在しなかった

翌日、犬の置物を神社に返しに行った際、待っていた神主が妙な事を言った
「この狛犬は持っていて下さい。あと2回、必ず娘さんを守ります」
私はあと2回とは何の事か、誰が娘を狙っているのか尋ねると
「娘さんは神の供えとして選ばれました。あなたがくじを引いた数だけ災いが起こります」
それだけ言うと神主は押し黙ってしまい、あとは何を聞いても答えなかった

その日の夜に1回目の異変が起きた

自宅の仏間で人の声が聞こえるので見に行くと、5年前に亡くなった母が鎮座してお経を唱えていた
母は娘を連れに来たと言う
私はそれだけは止めてくれと頼むと
母は生前に見せた事もない狂ったような顔で「やかましい」と言って立ち上がり娘の所へ行こうとした
その時、地響きのような呻り声が聞こえたかと思うと巨大な白い犬が現れ、母の体を咥えて仏壇の中に消えていった
私が急いで娘の所に行くと、娘は眠っていたが枕元に置いていた狛犬は無くなっていた


神主は狛犬が2回、娘を守ると言ったはずだが狛犬はもう無い
私が翌朝、神社に行ってその事を話すと神主は
「狛犬は二体一対です。もう一体、別の体を成して娘さんの傍に在ると思います」と言う
私は娘の周辺にあるそれらしき物を捜してみたがなかなか見つからなかった

2回目の異変は次の日の昼だった

私が仕事で出かけてる間に、誰かが玄関のチャイムを鳴らした
嫁が出ると、身長は2mを超えるかという大きな犬のぬいぐるみが玄関先に立っていた
辺りには生臭い異臭がして、よく見るとそれは娘がいつも抱いていたぬいぐるみにそっくりだった
嫁は驚いてドアを閉めようとしたが凄まじい力で跳ね返され、ぬいぐるみは家の中に上がりこみ
台所にいた娘の手を引いて何処かへ連れ去ろうとした

するとなぜか仕事に行ってたはずの私が四つん這いで走って来てぬいぐるみに突進し
歯でぬいぐるみをバラバラに噛み千切ったという
私はその時の記憶が全く無い

異変はそれ以降起きないが
私は神社に行ってもおみくじを引くのが怖くなった
出典 http://syarecowa.moo.jp/322/47.html

道標

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