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往路優勝の東洋大の足元が厚底?!箱根駅伝で注目の規格外シューズ

第94回東京箱根間往復大学駅伝競走往路は東洋大学が4年ぶりに優勝を果たした。その東洋大の選手のシューズに注目が集まっています。

更新日: 2018年01月02日

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2018年の箱根駅伝往路優勝の東洋大の選手が履いている厚底シューズに注目!

nyokikeさん

▼箱根駅伝の絶対王者・青学大から4年ぶりに往路優勝をもぎ取った東洋大

第94回東京箱根間往復大学駅伝競走往路は2日、東京・千代田区大手町の読売新聞社前スタート、神奈川・箱根町ゴールの5区間107・5キロで行われ、東洋大が5時間28分29秒で優勝した。

2位・青学大とは36秒差。1区でスーパールーキー西山和弥が区間賞を獲得すると、一度も先頭を譲らず、5区の田中龍誠(1年)が堂々と芦ノ湖に一番乗りを果たした。

前回、青学大が記録した5時間33分45秒の往路記録を更新し、4年ぶりに往路優勝。

東洋大は初優勝を飾った2009年以来の9大会で優勝4回、2位4回、3位1回とすべて3位以内と安定した成績を誇る。「10年連続はひとつの節目。最低でも3位以内。その上で、王座奪還を目指します」と酒井監督は強い意気込みを明かす。

・ライバルが脱落する中、東洋大は秘策を打つ

36秒差で復路に臨む青学大の原晋監督(50)は、補欠に置いておいたエース下田裕太(4年)の8区投入を明言。

6区には1年から走っている山下りのスペシャリスト小野田勇次(3年)が控えており、「30秒差をひっくり返して、逆に30秒差をつけてくれる」と、明言。さらに補欠においていたエース下田裕太(4年)の8区投入を宣言した。「8区で勝負をつける。9、10区はこれまでみたいにピクニックランにする」と、ヴィクトリーロードを思い描いた。

“3強”の前評判だった出雲駅伝覇者の東海大はトップと5分40秒差の9位、全日本大学駅伝を制した神奈川大は9分35秒差の15位に沈み、逆転優勝はほぼ絶望的となった。

▼もう1つの箱根駅伝の戦い…選手の足を守るシューズが注目されている

これまで日本の陸上長距離トップアスリートの間では、薄いソールのシューズが主流だった。昨季大学駅伝三冠の絶対王者・青学大には、アディダスと今年3月まで専属契約していた「最強の靴職人」と称される三村仁司氏による、日本人の骨格や走り方に合わせたシューズが提供され、選手の足元を支えてきた。

三村氏はアシックス時代、高橋尚子や野口みずきが五輪女子マラソンで金メダルを獲得した際のシューズを製作した人物。その後は独立してアディダスと契約し、彼の手掛けた薄くて反発力の高いソールを使ったシューズで好成績を残す選手が存在感をみせてきた。

・そこに常識を覆す厚底シューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」が登場!

東洋大=ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% 強いね!(°_°) pic.twitter.com/6RMHCIeixZ

NIKE「ヴェイパーフライ4%」
「4%速くなる」という意味が込められているそうです。

今季のシリーズは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」「ナイキ ズーム フライ」「ナイキ エア ズーム ペガサス 34」が主力。その特徴的な部分は何といっても“厚底”ということだ。

シューズ開発の中で求めたのは「クッショニング、推進力、軽量」の実現。中でもクッショニングは、ほかの2つの要素と相反する部分になるが、独自に開発された軽量なミッドソール素材とカーボンプレートを足の裏全面に入れることで、軽量性と推進力(≒反発力)を手に入れている。

ヴェイパーフライ4%は、ものすごくソールの分厚い靴です。2017年5月、ナイキが、42.195kmを2時間以内に完走するという目標を掲げて「ブレイキング2」というプロジェクトを立ち上げ、その中で発表しました。

結果は「2:00:25」というフルマラソンにおける人類史上最速のタイムが出たのです。

・根強くあった薄底信仰

日本には「分厚い靴は日本人に合わない」「薄ければ薄いほどいい」という定説が根強く、ブレイキング2を経ても、当初はあれは凄いけど、ケニア人や欧米人向けのもので、僕ら日本人が履くもんじゃないよなと。けど、気になるね、くらいの印象だったんです。

設楽悠太選手(ホンダ)が、この靴でチェコのハーフマラソンを走り、日本新記録を叩き出しました。さらに1週間後、ベルリンで2時間9分台の自己ベスト。日本新記録を出すほど走って、翌週フルマラソンでまた記録が出る。あれはダメージが残らない凄い靴なんだ、と。

・今までとは真逆のメカニズム…リスクもある

日本人は薄い靴でぺたぺた走るミッドフット走法に馴染みがありますが、この靴で走ってみると、足の前のほうから着地するフォアフット走法になる。必然的に、全速力で足をさばいていくことになるんです。

私は人生でそんな走り方をしたことがありませんから、この靴では3kmまでしか走れないと思いました。全身の筋肉が対応できないんですよ。つまり、この靴でフルマラソンを走るには、いままで培った自分のフォームをすべて捨てて、作り直さなければならない。それには半年から1年はかかるだろう、と。

「EKIDEN NEWS」を主宰する西本武司氏のコメント

この靴で本番に臨むためには、実際に履いて走って体づくりをしければならない。東洋大学は、明らかに戦略にこの靴を取り入れてトレーニングしてきたわけです。

2017年10月の出雲駅伝ではほぼ全員が着用

面白いのが、優勝候補と言われている青山学院大学は、ほぼアディダスなんですよね。先ほどの三村仁司さんが考えた走り方の靴なんです。そのために泥臭い練習をずっと積み重ねてきてもいます。

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