エリザベートの生家であるヴィッテルスバッハ家は、神聖ローマ帝国に皇帝を二人も輩出している名門であるが、芸術家気質で変わり者が多いことでも知られる。御多分にもれず、エリザベートの父親、マクシミリアン公爵もこのタイプで、時に農民の格好をしては、バイオリン片手に酒場や路頭をうろつき、幼少時代のエリザベートは、通行人が投げてくれる銅貨を集めたことさえある。彼は湖のほとりの緑豊かな地に城を構え、子供たちに狩りや乗馬、水泳やボートこぎなどを教え、自然の中で伸び伸びと育てた。自家用のサーカス小屋を建てるほどのサーカス好きで、エリザベートは、この父親に鍛えられ、曲馬なみの馬術をこなすほどの名騎手に成長している。

出典ハプスブルグ家 憂いの美女皇妃エリザベート [Habsburg] - Onlineジャーニー

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美貌の皇妃 エリザベート

ハプスブルク家の支配が終わりを迎えつつあった19世紀末期、一人の伝説的美貌を持った女性がいた。その名前は、エリザベート。今もなお、慕われる彼女の人生をまとめた。

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