彼女の自慢はくるぶしまで届くほどの髪で、毎日の髪の手入れに二―三時間を要し、洗髪の際は三十個の卵黄とコニャックをブレンドしたシャンプーが使われた。髪が抜けることを嫌い、手入れの際に髪結い係がうっかり髪を抜いてしまったりすると厳しく叱りつけたという。
 姑ゾフィーに「顔は綺麗だが、歯が黄色く、歯並びが悪い」と言われていたことから、歯にコンプレックスを持ち、話すときは扇で口元を隠し、口数が極端に少なく、いつでも唇を固く結んでいたと伝えられる。人嫌いのため、宮廷内でも人に会うのを必要最低限に抑え、庭に出るのに自分専用の螺旋階段を作らせたというのは有名な話だ。

出典ハプスブルグ家 憂いの美女皇妃エリザベート [Habsburg] - Onlineジャーニー

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